Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

EXPOの喧騒直前

2010年04月28日 | 上海chouchou(みる・くらす)

 浦東には定刻通り第二ターミナルに到着した。
   
   万博の開幕を1日に控えてごった返しているかとびびっていたけれど
   immigration の通過もいつもと変わらない様子だった。
   日本のGW開始1日前にしたせいもあるだろうし、中国側のGW(黄金周・五一)
   は30日からなので、その間隙を縫って来たのは正解なのかもしれない。

  

   関空の搭乗口で待つときにすでに感じていたが、CA(中華国際航空)の機体
   でのフライトとはいえ、関空から移動する中国人が乗るたびに増えてるなあと
   いう印象。荷物受け取りのコンベアでは、荷物が飛び出す入口付近で
   せっかちな日本人や、もともとせっかちなお国柄な中国人や  、せっかち
   な欧米人が(みんな一緒やん  ようは民族性じゃなくて個人の資質なのだ)
   自分のトランクが飛び出してくるのを待っている。

   少し離れたところで待機していたぼくは、いつもそういう星回りなのか
   真ん中より少し早めくらいにぼくのピンク色のトランクが流れてくる。

     

   出口の赤外線チェックは必須になっていた。万博直前の雰囲気を感じた
   のはそれが始まりだった。


                  

   出口からトランクを押していくと、名札の書いた板を下げたお決まりの
   海外の風景を越えて歩き始める。女優さんなのかレポーターなのか、カメラ
   を従えて万博のimformation でお話をしている。

              

   そうだ。そろそろ開幕なのだ。
   五輪前にも喧騒はあったが結局そのころは中国にいなかったので特に
   感慨深いものはなかった。
   今回はなにかあるのだろうか?万博には今回いくつもりがないので、ホントに
   いまはまだ他人事のように感じている。
   
       

   ただ万博前のインフラ整備やら、通りの景色からそんなものの変化・進化
   はどんどん感じていくだろう。

   まず、空港まで地下鉄2号線が到達していた。
   噂には聞いていたけれど、これは驚きだった。あんなに距離がまだあった
   はずなのに、ついにたどり着いてしまったのだ。
   浦東空港と虹橋空港、国内線と国外線の2つの空港が地下鉄で行き来
   できるようになってしまった。
   タクシーとバス、あるいはリニアに頼るしかなかったのが一気に人の流れを
   変えてしまうだろう。

  

   でもKYOKOさん曰く、50分ほどかかるらしい。ということで今回はリニアに
   乗ることにした。
   当日の搭乗券を見せれば10元安く40元になる。日本円にして650円くらいか。
   
                    

    考えてみればこの世界初の商業用リニアに乗るのはアテンドのときくらい
    なので、帰国してからは初めてかもしれない。
    30kmをわずか8分で駆け抜ける時速430kmの電車に乗ると、それはそれで
    タクシーより安く市内までイケるのだが荷物の多さで二の足を踏んでしまう
    ことが多い。だけど、今回は地下鉄でKYOKOさんの事務所の近くまでいか
    ないといけないので、こちらを選択した。

   

  おそらくは観光客なのだろう。中国人の団体がはしゃいでわれ先に乗り込む
  のとは別の車両にすると、欧米人のいくつかのグループがいるだけでわりと
  静かな場所になった。

  リニアが静かに走りだすと携帯が鳴った。何度か声のでない不思議な状態
  が続き、ようやく声が聞こえるようになると かしださんだった。

    あれ  いまもう上海?

    そうですよ。いま電車に載ったところです。
    あ、ごめん。じゃあいいよ

  でもあとでメールで状況を教えてもらいました。ちょっとこちらに資産管理上の
  ミスがあったようです。すみません

  でも便利な時代になったものだ。普通にいまどの国にいるか設定変更する
  だけで、普通に電話もメールもできるのだから。

                

   走り始めたリニアの横に開通したばかりの地下鉄の線路が並走する。
   いつかこれに乗るときもあるだろう。そのときはどんな変化を期待して
   乗っているだろうか。


      


   リニアはだんだんスピードをあげて300kmを簡単に越えていっていた。

 



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