Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

こ熊や 【暑かった5月の昼下がり】

2010年04月30日 | 上海chouchou(たべる)
 准海中路を越えてからが迷う始まりだった。

   まるでぼくたち家族を象徴するかのように  、金陵中路にでて、その道なりに
   准海中路に戻って、あららと言いながら成都北路を横断。

   そこを無事に渡ったのでもう着いたと思ったら…そこからがよけいに大変
   だった。ようはWHENEVERの地図のとおりに店がないのだ。ついでにいうと
   住所の場所はコンビニ(可的)なのだった。

     いつも僕は可能なかぎり、地図を頼りに自分の足で探すように
       している。そのほうが覚えやすいからだ。

      「英語を覚えるには辞書をひきなさい」と教えられたからだろうか?
      高校生のときのぼくの分厚い辞書はマーカーだらけだったけれど、
      ぼくは未だにTOEICが550点すら越えないで苦労している。
      その意味では地図を見ながら歩くのは、いいことではないのかも
      しれない。事実、よく迷子になると一緒に歩かされる友人から批難
      されることも少なくない。  

   今回もその状況に見事にはまってしまった。
   しかしさすがに今日は暑かったし、14時にランチが終わるとしたら、
   そろそろ焦るべき時間になってきていた。

   電話をかけてみる…

     留守番電話だった…  なんの意味があるねん                                    

  

   結局、成都南路をだいぶ南にいけば、そこに大きな店舗が見つかった…
   1FばBAR。まだ営業していなかったので2Fにむかう。

                         

   がらんとした店内にはテーブル席と個室に1組ずついるだけだった。
   こ熊やのランチは今日まででGW中は空輸の(費用かな?)関係で
   休業になるそうだ。ちょうど間に合った。迷ったけど間に合った。

          

 こんなに個室があいているのに、そのせいか逆に通されたのはテーブル席。
 個室だと呼んでもなかなか来なかったかもしれないし、KYOKOさんがあとで
 曰く「個室にしてって言えばよかったのに」なのだが、やはりテーブルに通して
 しかも料理が遅かったということで、実は対外評価ほどぼくの評価は高くない
   

   

  子どもらはやっとついたこともあって安心して本を読みだした。
  ずっと同じ本を読んでいる気がしたので、帰るときには次あうときまでに読む
  本の約束をとりつけておこうと考えながらみていた。

             

  料理は3つ。ぼくは弁当。Nonが海鮮丼、Rinが白カレーだった。
  残念ながら最初にきたのはぼくの弁当だった。

     

  この店にきて一番よかったのがこのメニューなのは皮肉だった。
  RinNonには少し申し訳ないことをした気がする

 

  次にきたのがRinの白カレー。これもなかなか豪勢だった。Rinはちびちび
  食べながら、Nonを待っている。何も言わないけどやさしいのだ

               

  ぼくの料理は豆腐、サラダ、玉子焼き、肉類、…おかずも豊富で食べきれない
  ほどだ。RinNonにもあげようと思ったけど、さすがにまだそこまでは食べる気に
  ならないらしく、いらないとつれない返事。

          

   でもデザートの生チョコといちごはあげてしまうことにしようとか思っていた。

   Nonの海鮮丼がなかなか来なかった。
   じれてじれて…でも板前の男性二人はのんびりしたもので、最後はきれた
   ぼくがまだかと声をかけて店員が慌てて、やっとでてきた様子だった。

   (実際には、もって手前で手前の服務員女性がぼくのきれているのに
     気付いて慌てていたようだけれど)


       

   でもやってきた海鮮丼は待っていたのに相応しい、豪華さでNonも満足そうに
   食べ始めた。なんだかんだとNonは海鮮がスキ。
   何も言わずに丼に一心不乱に取り組んでいるのがその証拠だ。

                    

   それに対して、なんだかRinのペースがいまいちだった。
   おかしいなと思って白カレーを食べてみた。

      うーん…いまいち 

   ここはRinには「よくがんばって食べたなあ」と感嘆して言ったくらいだ。
   これは…誰をターゲットにしてるんだろ…ちょっとぼくとRinには受けなかった。
   残念だけど…

   Nonはでも満足げに、いっぱい入っていた海鮮丼を食べきった

   ちょっと評価のわかれる昼ごはんになってしまった。
   KYOKOさんのお薦めにしてはいまいちと言えるかもしれない。

       

   いつのまにか店内はぼくらだけになっていた。
   ランチタイムがおわるのだ。

   デザインはすてきな白を基調とした店内。住所と電話番号が不案内である
   こと以外はほんとにいい店なのかもしれない。あるいは飲み会になる夜に
   なったらば。JINOさんはたしかここを絶賛していたし。。

    

   昼下がり。入口ののれんに吹く風は生暖かくて、初夏のような装い。
   その急にきた季節を歓迎できないように、歩き疲れたぼくらはここで少し
   涼をとれたことを喜べばいいのかもしれないけれど。

            

★じゃぱにーず 新割烹 こ熊や(日本新割烹 小熊屋)
  上海市盧湾区成都南路105-117号
  +86-21-6386-5177

  

   成都南路は不思議な通りだ、こんなに市街地に近いのに、そして准海中路
   にも接しているのに、まだこんなに古びている。

   このあとはタクシーで少し新しめのSPOTに行こうと思う。
   静安寺北方の「同楽坊」にいくか徐家匯のあたりにある「永新坊」にいくか。

    永新坊のほうがいいよ。同楽坊はなんにもないよ

   KYOKOさんのお薦めはこ熊やの評価とあいまって、どうしたものかと
   ぼくを迷わせる。まあでもできた順にいけばいいだろう。

   タクシーの運転手には「西康路×余姚路」と告げた。
   運転手は「は?はあ…  」と答えた。

   なんだか不安な感じがした…           
   


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