食後に、泰康路田子坊にいくことにしていたが、KYOKOさん曰く萬蔵3号店
の現場に寄っていきたいという。
しかたなくタクシー を長楽路×瑞金路に向ける。
3号店は工事真っただ中。どんな店になるのか、でも木目調の内装はでき
始めていて、急ピッチで進んでいるのが見える。
遅れていることの負い目はあるけれど、正月返上でしている分を考慮しても
満足できる内装になりつつあるらしい。
この店ができるころ、ぼくは上海にはいないけれど繁盛してくれるといいと思う
それでもこの通りの、戦前のよさを残した外観と、それを台無しにする従来の
住み方 モップが無造作に立てかけられ、洗濯物のさおがのびてそのまま
干してあるような建物のその両サイドには、renovateした店舗。
このミスマッチな一体感が、安心と居住性と、おしゃれなイメージを産みだす
のだから不思議なものだ
3号店の下には怒ったパンダのキャラクター。上海ではよくみる。
これなんだっけ?RinNonがこそこそお話している。
そう。子どもは建築現場に入らないでとKYOKOさんは言う。
じゃあ何にに連れてきたんだろう?仕事が絡むと本当に意味が不明だ。
結局、さきに田子坊に行っておいて、と言われて3人で歩いていくことに
した。これも想定内なできごとで、ため息もでないでどうやっていくか考える
交差点では、瑞金路のちょっとまだごみごみさ加減を残した景色が
そそられる。ここを南下していくことにした。
えーっ 家にかえろーよー
RinNonには、きちんと田子坊に行きたいのだと伝えて歩きだす。
きっといつもこうやって現場の外で待つ時が多いんだろうなと思う。
帰りたいって言えるだけでも、いい日なのかもしれないと思うと、ちょっと
切ない でも田子坊でお茶するところさがすんだよ、というと
帰りのタクシーで自転車を取りに行くことをバーターで合意してくれた。
荷物をたくさん載せたバイクが通り過ぎ、信号が青になるとそれが合図だった
一番にぎやかな淮海中路をすぎる。
いろんな店が並ぶ。にぎやかな通りだけに入れ替わりも激しい。
かつてBENETTONの広告が大きく貼っていた建物には車の広告と、その下
に、キャンペーンなのか女の子のダンサーたちが軽快な音楽で踊って人を
山にしている。自動車…世界最大の販売量を誇るようになった国には
こうやって資金投入して宣伝をする価値がある。
こちら側、スポーツ用品の店の前の街路樹には正月の赤い風船が
ぶらさがる。きっと春節までこのままかもしれないけれど、こうやってにぎやか
にする価値のある通りはきっと上海でも有数の激戦地なのかもしれない
瑞金路はさらに南へ、建国中路にむけ、病院やスタバなど静かな建物を
通過し、さらに瑞金賓館をこえて南へ。
この通り。振り返っても向こうをみても
この通りには、特別なにおいがある。
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