天山茶城にいきたかったのだけれど、どこにあるのかいまひとつ思い
だせなかったので、延安高架をおりて天山路に入ると中山西路に届く
前にいったん降りることにした。
タクシーの運転手は「ここでいいの？」とややいぶかしげな顔で 
それでもくるりと車を反転させて延安路のほうへもどって行った。
中山西路を少し北に。この辺りじゃなかったっけ？
歩いて歩いて玉屏南路に達する 
あった 
雑貨屋さんか倉庫のように雑然と並ぶ室内の
店舗の群れ。花市場、子供服市場、ペット市場。そして偽物市場、お茶市場。
大きな敷地の室内、あるいは地下街などに小さな店舗をいくつもそろえて
中で迷うほど選ばせる。これは中国の、上海のよくある商売形態だ。
何店かまわって…
どこもそれほど変わらないし、質だ値段だと追求しだしたらよけいに
わかんないから 
手っ取り早く、説明してくれそうな店に入る。ほしいのはお土産で頼まれて
いるので日本人にとっつきやすい龍井茶か鉄観音茶を少し。
あと自分もお茶を買おうと思って変わったお茶を求めることに。
試飲。新茶の鉄観音と龍井茶を飲めることに。まず鉄観音。
高いので、おみやげだし50g単位で買えるのでちょうどいい。
壁、特にガラス張りで外からも見えるケースには普洱茶が飾られている。
反対側には大きな缶にさまざまなお茶お茶お茶・・ 
上の写真は左が烏龍茶、右がミルク烏龍茶。
ミルク烏龍茶ってなんですか？
ミルクみたいな匂いがするんです。どうぞ。
飲んでみたら甘いいい味がした。烏龍茶を進めるからここは福建省ルートの
の店なんだろうか？
左：龍井茶と右：鉄観音。飲んでみて値段で鉄観音のほうを選択。
そして普洱茶。180元くらいの円盤を試飲させてもらうことに。 
これがうまかった 
普洱茶は健康にもいいっていうし、脂ものを食べたあとにはいいとか…
安いのを買って、削って飲んでみようと決定。
120元の少し安い円盤を購入。あとで考えたんだけどもう少し高いのに
してもよかったなあ…
普洱茶は一時投機目的でワインのように長年の時間を要したものが
高く取引されている時期があったけれどいまは落ち着いているらしい。
ワインと同様、熟成させると目の前のお茶がどんな味になるのか、よく
わからないのが面白い。
たくさんのお茶を普通に飲ませてくれたのは、ここの店長の女性。途中で
韓国人と思われる男性2人（親子かもしれない）が軽く、いろいろ聞きまくり
ながら買うのか買わないのかわからない様子で聞き続けるので最初の写真に
写っている女性が応対がそっちにかかりっきりになってしまったのだ。
おかげでぼくはいろんな話が聞けてよかった。
中国茶の流儀は日本のそれと違って茶器は小さくかわいいわりに
お茶の淹れ方は豪放で、ほこりがはいらない計算を前提とした、おもしろい
淹れ方になっている。これも習ってはみたいんだけれど…
できれば引き込もりんぐで、先を見据えないで迷ってる風にもみえる
Rinに習ってみてほしいとは思っている
購入するお茶を決めたぼくの分の真空packの袋詰めをしてくれている。
それすら手にとって見ているおっさん… それ僕のなんだけど…
この女性は残っている青年に何種類ものお茶をいれている。
きょうは何種類淹れることになるんでしょう？ がんばってね。
店頭には何種類ものお茶がこうして宣伝されつつおいてある。
これをお薦めしてもらったら、もう何時間も過ごせておいしい掘り出し物にも
出会えるかもしれない。
昔、上海駅の北側 大統路にあった茶叶市場にあった店もみんなこんな
感じだった。もうなくなったとかいう噂もきいたけれど…
もう一度いってみたかったなあ 
5月5日。もうこちらは平日になってしまった本日PM。がらんとした
市場の中をぶらぶらして帰りました。
これでお土産の購入も完了。無事帰国できるだけのものは準備しました 
★天山茶城
上海市中山西路520号（玉屏南路×中山南路）
