かつて「男女7人夏物語」のようなドタバタまでしないけれど、荒唐無稽な
シチュで7、8人の男女が織りなすコメディときにシリアス。
そういうドラマが多かった。80年代から90年代の古い時代のお話
・「男女7人夏物語」「秋物語」…今思えばなんでさんまとしのぶにあそこまで
思い入れできたんだろう?SHAKATAKの主題歌のせいではないとは思う
けど。未だに、あの定食屋さんでのかけあい漫才のように女の子と悪態
つきあいながら、でも時折なかよく過ごすのをあこがれているのは、僕らの
年代だけなのかなあ
・「ニューヨーク恋物語」…これもシリアスだったけど、PART2はコメディでした。
なつかしいな篠ひろ子。上のドラマもそうだけど、あのころドラマといえば
鎌田敏夫でした。
・「愛しあってるかい! 」…陣内孝則の魅力爆発でした。野島伸司もこのころは
健康的に明るかったし、KYON2(小泉今日子)も健康的にかわいかった。
学園天国はその名前のとおりこのドラマの中で天国でした。
・「ハートに火をつけて! 」…もう笑っちゃうようななつかしさ。W浅野とか風間トオル
とか、NONNOにMEN'sができるなんて… っておどろくような時代だし
Julia Fordamとかサンタフェ・ファッションとか…ああ、なつかしい
そんな風に恋愛ドラマってのは7、8人構成で進むものだと思えたあのころに
ふっと戻ったかのような今回の金曜日22時TBS(あ、男女7人と同じ)。
「ラブシャッフル」
実は毎週録画してみてるんだけど、それほど視聴率が爆発的にすごい
わけでもない。10%前後だったかと思う。
会社の20代の女の子にきくと
「あ、ああいうドラマきらいなんでみないんです 」 あ・・・あれ?
だけど2ちゃんねるに限らずネットでみると、最近このドラマの中の
フレーズがかなり使われているのに気づく。
「不安、やきもち。それらを抱いてまわり続ける。なぜならそれが…
ラブ・シャッフル!! 」
「全力でいかせていただきます!」
ドラマの中では毎週、高級マンションの同じフロアにひとりで住んでいる
メンバー達が(そんなの普通ありえない )パジャマパーティをする。
そこで香里奈が着ているパジャマ(どうみてもジャージなんだけど)は
週末にはTBSのHPでネット販売されると同時にRight On!でも売りに
でる。美人ならではのコラボといえる。すごい時代だ。
みんな女性はそれを着て、次週のラブシャーを見るのだろうか?
すごい時代だ。 香里奈の大量生産。 まあいいか、それは
Earth Wind & Fire - Fantasy
EW&Fといえばぼくの中では「September」なんだけど、この曲も悪くない。
野島ドラマは主題歌に昔の歌が使われることが多いけど、これもそのひとつ。
Septemberは10年ほど前はサンテレビの「おとなのえほん」に使われていて
土曜日の深夜にそれを聞くと「なんでまたこんな番組みちゃったんだろ」と
少しせつなくなったものです。
(関西ローカルでしかも男性onlyなネタですみません)
フィリップ・ベイリー、モーリス・ホワイト。いまなにしてるんだろう…
The Bangles - Eternal Flame Original Video
BanglesやArabesque、そのころ粗製乱造ともいえる女性複数ボーカルユニット。
ダンスしながら歌うスタイルはぼくにはどうみてもNORLANSのコピーにしか
思えないので聴いてませんでした。でも改めてこの曲聴くと悪くない。
ぼくが少しおだやかになったからか。いいものをソムリエのように提供された
から、味わいながら聴けたんだろうか。
情報の洪水。取捨選択。音楽ひとつ聴くのもagentが必要な時代なんだろうか。
松田翔太はカメラマンの役で、毎週パートナーを撮影していく。
実際できた写真は本物のカメラマンが撮影しているそうで、それは
このドラマの公式HPで見ることができる。
香里奈も貫地谷しほりも、みんなさすがにきれいなのだ。美人と男前で
まわり続ける、それがラブシャッフルなのだ。
ありえないけど、80年代や90年代はありえないものに向かってみんな
走り続けていたのだ。
では不況に突入しちゃったいまは?
ラブコメに好況も不況もないのだろう。ましてや日々の生活には。
男前ではないにしろ、少しくらい真似してみたってばちはあたらないだろう。
こほん。。
全力でいかせていただきますっ!!