ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

乃木坂9枚目は過酷日程対応選抜、平日可&ダンス力で井上優里星野抜擢、大和初選抜、研究生ゼロ [12May14]

2014-05-12 18:20:00 | 芸能
乃木坂46の9th選抜メンバーが、昨夜の「乃木坂って、どこ?」で発表されました。

フォーメーションは1列目5人、2列目5人、3列目7人で、1列目と2列目の10人がなんと十福神だそうです(笑)。

選ばれたメンバーと配置は次の通り。比較のため、「5-5-6」の五福神だった8th選抜のメンバー配置も載せておきます。


9th選抜
(3列目) 衛藤美彩井上小百合斉藤優里星野みなみ大和里菜堀未央奈高山一実
(2列目) 若月佑美秋元真夏桜井玲香深川麻衣生駒里奈
(1列目) 松井玲奈白石麻衣西野七瀬(センター)、橋本奈々未松村沙友理

8th選抜
(3列目) 川村真洋、北野日奈子、樋口日奈、秋元真夏、和田まあや、高山一実
(2列目) 桜井玲香若月佑美、生田絵梨花、松村沙友理深川麻衣
(1列目) 堀未央奈白石麻衣西野七瀬(センター)、橋本奈々未生駒里奈

# 客席側から見た左右でメンバー名を並べている
# 9th選抜は、1列目青2列目緑3列目オレンジで色分けし、8th選抜では、その色のメンバーがどこにいたかを示している


新選抜をパッと見ると「ほとんど変わってない」という印象を受けます。

センターが西野七瀬の続投というだけでなく、1・2列目の変化は、「兼任」の松井玲奈が入り、生田絵梨花が不参加という以外、堀未央奈と秋元真夏が入れ替わっただけです。

しかし、3列目を見ると、8th選抜からそのままなのは高山一実だけで、川村真洋、北野日奈子、樋口日奈、和田まあやの4人がアンダーとなり、衛藤美彩、井上小百合、斉藤優里、星野みなみ、大和里菜の5人が選抜メンバーに入って、大きく変化しています。

こういった、1・2列目の固定化と、流動性を増す3列目が、「バレッタ」7th選抜以来、乃木坂の特徴になりつつあります。

では、なぜ固定化と流動化が同時に起こっているのか、9th選抜を読み解きながら考えてみます。


「5-5-7」のフォーメーションは、松井玲奈と握手会スターへの配慮

9th選抜では、やはり「兼任」の松井玲奈が選ばれ、1列目左端に入りました。

松井玲奈は乃木坂46の9th選抜に入っているのか、超多忙なスケジュールを読む [01May14]』に書いたように、松井玲奈は日程的な束縛があまりに強いので、乃木坂としての活動は、プリンシパルや握手会への参加が限定的になるのは勿論、9枚目の新曲キャンペーンでは、音楽番組などへ出演出来ないこともあり得ます。

そのため、松井玲奈をあまり目立つポジションにすると、9th選抜の「顔」が居たり居なかったりして宜しくないので、2列目あたりに入るんじゃないかと思っていました。

ただ、さすがに芸能界の先輩であり、一般知名度も高い松井玲奈の「格」を考えると、わざわざ乃木坂に来て頂いたのに、2列目というのは失礼という感覚が働いて、運営はフロントに入れたのだと思います。

とはいえ、もしフォーメーションが以前のような「3-5-8」であれば、3人フロントの一人が、ころころ変わるのはマズいので、松井玲奈を2列目にするしかありません。

松井玲奈の「格」を考えると、2列目にはしたくないけど、3人フロントに入れるわけにもいかない。

ということで、5人フロントにして、松井玲奈を端に置けば、1列目だけどトップ3ではないので、万事丸く収まります(笑)。

そして、フロントが5人なのに、2列目が3人ってわけにはいかないので、1列目5人、2列目5人の形になったと見ることができます。


しかし、この「5-5」という並びは、松井玲奈問題を解決する以上に、重要な意味を持ってると思います。

握手会スターへの配慮です。

以下の表は、「気づいたら片想い」個別握手会第13次応募(5月1日~2日)終了後の完売表からシミュレーションによって求めた、推定売り上げ枚数による順位表です。


(表1)「気づいたら片想い」個別第13次応募受付終了時点での推定売り上げ枚数による順位表

凡例
[順位] (完売部数/担当部数、推定売り上げ枚数) メンバー名

# 売り上げ枚数は万枚単位で、小数点以下3桁目を四捨五入
# 表を見易くするため、順位、完売部数、担当部数の数字が1桁の場合は2桁目にゼロを入れている
# 同じ順位内での名前の記載順番に意味はない
# 「*」に付いたメンバー名は、二期生であることを示す
# 9th選抜メンバーは、1列目青2列目緑3列目オレンジで示している

[01] (30/30、2.03) 白石麻衣西野七瀬(センター)、松村沙友理秋元真夏
[05] (29/30、2.02) 橋本奈々未深川麻衣
[07] (27/30、2.01) 若月佑美
[08] (26/30、2.01) 桜井玲香
[09] (29/29、1.96) 衛藤美彩
[10] (17/30、1.82) 高山一実
[11] (21/25、1.66) 生田絵梨花(学業で9枚目参加せず)
[12] (05/30、1.26) 生駒里奈
[13] (05/28、1.20) 堀未央奈*
[14] (06/21、1.03) 伊藤万理華
[15] (03/26、1.01) 中田花奈
[16] (07/18、0.97) 永島聖羅
[17] (02/26、0.95) 井上小百合
[18] (05/19、0.91) 北野日奈子*
[19] (03/22、0.89) 斉藤優里
[20] (05/17、0.84) 中元日芽香
[21] (01/23、0.78) 齋藤飛鳥
[22] (00/17、0.53) 星野みなみ
[23] (00/16、0.50) 伊藤寧々
[24] (01/11、0.41) 畠中清羅
[25] (01/10、0.38) 能條愛未、樋口日奈、伊藤純奈*、山崎怜奈*
[29] (02/07、0.34) 和田まあや
[30] (00/10、0.31) 川村真洋、市來玲奈、大和里菜、川後陽菜、寺田蘭世*、鈴木絢音*、新内眞衣*、伊藤かりん*、米徳京花*
[39] (01/06、0.25) 渡辺みり愛*
[40] (00/06、0.19) 斎藤ちはる、矢田里沙子*、佐々木琴子*


1位から9位までの9人に、生田絵梨花を加えた以下の10人が、乃木坂の握手会スターと言えます。

いくちゃんは、今回、学業のため担当部数が5部減り、その結果、上表では11位ですが、7枚目までの成績を見るとトップ10の常連で、間違いなく握手会スター、しかも最年少のスターですね。

白石麻衣西野七瀬松村沙友理秋元真夏橋本奈々未深川麻衣若月佑美桜井玲香衛藤美彩、生田絵梨花

# 9th選抜のポジションで色分けしてあります。

この中で、9枚目シングルに参加しない生田絵梨花と、なぜか別扱いにされている衛藤美彩以外の8人を、9th選抜でどう配置するのかが、おそらく運営が最初に考えたことだと思います。

「気づいたら片想い」8th選抜では、7枚目「バレッタ」個別で、西野七瀬、白石麻衣に次いで、3番目に30部全完売を達成した秋元真夏が3列目に据え置かれて波紋を呼びました。

運営は、握手会人気を極端なまでに重視してきたのに、最高の成績を収めたメンバーを3列目に留めておくのは、どう考えてもおかしい。

こういった意見は、人間、いや哺乳類全般が(笑)、本能的に持っているギブアンドテイクの感覚から発している部分があって、ファンだけでなく、運営スタッフも同じ気持ちだった人が多いと思います。

そのため、上に挙げた握手会人気トップメンバーを、今回は8人ですが、何とか1列目2列目に入れたいという感情が働くのは自然なことです。

ただ、もし「3-5」フォーメーションであれば、ポジションが全部埋まってしまって、生駒里奈や堀未央奈など、握手会人気以外の価値観で抜擢する枠がなくなってしまいます。

ほとんどの握手会スターを収めた上で、特別抜擢枠をも確保する「キャパシティ」が必要だったため、「5-5」という形になったのだと思います。


握手会で一度人気を確立すれば、そうそう簡単に成績は落ちないので、握手会人気トップ10は、今後もその座を維持していくでしょう。

また、10th選抜では、生田絵梨花が戻ってくる上、9枚目個別で、衛藤美彩の担当部数が遂に30部になったので、もう「別扱い」は出来ない雰囲気になって、まるまる10人全員の1・2列目入りを考えなければならない状況になる可能性があります。

従って、10th選抜でも、「5-5」フォーメーションは十分あり得ることで、運営が2チーム制といった根本的な改革を行わない限り、握手会スターによる、大人数のフロント&福神はしばらく続くんじゃないでしょうか。

乃木坂の1・2列目が、大人数化して、かつメンバーが固定化されつつあるのは、運営が「ガールズルール」以来進めてきた「握手会主義」の一つの結論なのだと思います。


9th選抜は過酷な9枚目制作スケジュールを乗り切るための布陣

握手会スターへの配慮以外に、9th選抜のメンバー構成に大きく影響を与えているのは、9枚目シングルの制作が、稀に見るハードスケジュールになっていることだと思います。

5月11日(日)深夜「乃木どこ?」での選抜発表から7月9日(水)のCDリリースまでは、8週プラス3日、59日の時間があります。

これは過去の例と比べても平均的な長さで、シングルの制作やキャンペーンに日程的な問題があるようには、一見思えません。

しかし、『9枚目シングルは乃木坂史上初の「前倒し」発売、過酷な制作スケジュールとなる可能性 [06May14]』で指摘したように、発表から発売まで59日間の真ん中に、17日間22公演の「16人のプリンシパル trois」が入っていて、それがシングル制作スケジュールを超ハードなものにしています。


(表2) シングル発売とプリンシパルの日程的関係

#「初日」はプリンシパル公演第1日、「千秋楽」は公演最終日の意味
# 第3回プリンシパルの「初日」「千秋楽」は、東京公演のそれを表している

第2回プリンシパル (2013)
6th選抜発表 =12日=> 初日 =9日=> 千秋楽 =52日=> 6枚目発売 (発表 =10週+3日=> 発売)

第3回プリンシパル (2014)
9th選抜発表 =19日=> 初日 =16日=> 千秋楽 =24日=> 9枚目発売 (発表 =8週+3日=> 発売)


表に示されるように、6枚目「ガールズルール」でも、選抜発表とCDリリースの間にプリンシパルが入りましたが、10週プラス3日と時間があった上に、東京公演は10日間15公演で、千秋楽からCDリリースまで52日の余裕がありました。

この52日で、シングル制作と新曲キャンペーンが行われ、途中、3日間5公演の大阪公演があったりして、ちろんハードだったのは間違いないですが、何とかギリギリセーフという日程でした。

しかし、9枚目は、選抜発表からCDリリースまで8週プラス3日なのに、プリンシパルは17日間もあるため、千秋楽から発売まで24日しかなく、プリンシパルが終わってからシングル制作に取りかかったのでは、表題曲MVの公開が発売数日前なんてことになりかねません。

そのため、プリンシパルが始まる前、選抜発表から公演初日の19日間で、芝居の稽古をしながら、レコーディングやMVの制作を進めるという、トンデモなく過酷なスケジュールになります。


加えて、休日はほとんど合流出来ない松井玲奈が選抜入りしているため、平日に動けるメンバーでないと、9枚目シングルの制作はなかなか進まない。

また、MV制作の時間が限られるために、現場でダンスの振りをすぐに覚える力が必要になります。

従って、時間に融通がきく、となると多くは高卒以上で、かつダンススキルの高いメンバーという条件が選考に入ってきます。

9th選抜では、乃木坂16枠の中、生田絵梨花と衛藤美彩以外の握手会スター8人は、(表1)のように、全員が1・2列目に入っています。

この8人は、選抜常連で経験豊富な上、学業的な縛りも少ないので、平日活動&ダンススキルに問題はありません。

さらに、衛藤美彩の選抜入りは文句なしとして、選抜常連の生駒里奈と高山一実も条件をクリアしています。

ただ、もう一人の選抜常連である堀未央奈は、ダンス面でやや不安が残るため、3列目に下げられたのかもしれません。

つまり、乃木坂16枠は、握手会人気トップ9人に加えて、運営が別の観点で評価する生駒里奈、高山一実、堀未央奈の3人が、平日活動&ダンススキルもパスして順当に選ばれ、残りは4枠ということになります。


まず、堀未央奈以外の二期生が一人も抜擢されなかったのは、ほとんどが中学高校生である上、経験が浅く、次々に新しいダンスをマスターしなければならない状況に、まだ対応出来ないだろうと判断されたのだと思います。

一方、1期で選抜に一度も入っていない大和里菜と斎藤ちはるは、本来ならば、ゼロ回解消として2枠を取って、二人とも選抜入りさせた筈なんですが、斎藤さんは、多分、芸能コースではない普通の高校生なのだと思います、平日活動という面から、涙を飲むことになったんじゃないでしょうか。

選抜ゼロ回の1期が一人というのは、あまりにシビアで、学業の問題があっても、それでも選抜入りさせると予想していたので、正直、驚きました。

ただ、それだけ、9枚目シングルの制作スケジュールがハードなのだと思います。

前回の記事『乃木坂9枚目個別握手会は再び長期販売も、9th選抜は「連続応募」と「紅白」で短期の可能性 [10May14]』に書いたように、9th選抜は比較的短期で、すぐに10枚目が来る可能性もあるので、斎藤さんには、気持ちを切らさず頑張って欲しいです。


このように、残り4枠は、ゼロ回解消1枠と堀未央奈以外の二期生枠ゼロで3枠となり、そこに、井上小百合、斉藤優里、星野みなみが抜擢されました。

この三人は、明らかにダンススキルが高く、選抜経験も豊富です。

星野みなみは高校生ですが、芸能コースのようなので、平日活動という面でも、何とかなるのかもしれません(笑)。


井上小百合、斉藤優里、星野みなみの抜擢と「乃木どこ?」の視聴率

ただ、この三人の抜擢は、平日活動&ダンス力だけが理由ではない気がします。

5月4日(日)深夜の「乃木どこ?」は、「世界卓球」準決勝試合の延長放送に備えて休止となりましたが、実は、すぐ前の番組である「SUPER GT+」、後の「池上彰の経済教室」「ノブナガ・ザ・フール」は、開始時間の変動はあったものの、普通に放送されました。

日曜深夜のレギュラー番組の中、時間調整で削られたのは「乃木どこ?」だけだったんですね(笑)。

9枚目個別の第1回応募を、昨夜の選抜発表回を待たずに行ったことからも、運営が、意図的に5月4日深夜の放送を避けたなんてことはないだろうし、そんな権限もないでしょう。

となると、「乃木どこ?」の視聴率は、テレビ東京編成部を納得させるほど高くなく、番組としてあまり評価を受けていない可能性を考えざるを得ません。


そして、「乃木どこ?」の視聴率が低迷しているとすれば、井上小百合、斉藤優里、星野みなみが抜擢された別の理由が見えてきます。

そうですね、この三人はかなり派手なキャラなので(笑)、登場するだけで画面が賑やかになって、視聴率アップに望みをつなげます。

とくに、9枚目の期間は、これまた派手で華やかな生田絵梨花が出演しないので、テレビ的なテコ入れが、通常以上に必要となってくるでしょう。

乃木坂の選抜は、事実上、「乃木どこ?」選抜でもあって、バラエティ的に面白いキャラを選抜に入れて欲しいという要請が、さゆにゃん、ゆったん、みなみの起用を後押しした気がします。


「世界卓球」に伴う番組の扱われ方を見ていると、正直、「乃木どこ?」が次のクールで打ち切りになっても不思議ではない雰囲気で、番組スタッフも、かなり危機感を持っているのかもしれません。

とくに池上彰と比べられたら、キツいよね(笑)。

ただ、テレ東の場合、いきなり打ち切りではなく、取り敢えず、月曜朝5時スタートとか、とんでもない時間帯に移動させられることから始まると思う(笑)。

みなみには、「それだけでもうゾッとしました」「ゴリラが主人公ですよね」に続く、さらなる名言・名画で大暴れしてもらって(笑)、番組をバンバン盛り上げて欲しいですね。


堀未央奈と生駒里奈は9枚目個別握手会が「正念場」か

今回の選抜発表、ちょっと気になったのは、堀未央奈と生駒里奈です。

堀未央奈は、初めて3列目に下げられましたが、ダンススキルの問題以上に、握手会人気が伸び悩んでいることが、背景にある気がします。

以下の表は、「気づいたら片想い」個別第13次応募後の売り上げの、前作「バレッタ」個別同次後からの「伸び」の順位表です。


(表3)「気づいたら片想い」第13次後の推定売り上げ枚数から前作「バレッタ」第13次後のそれを引いた、売り上げ枚数の「伸び」による順位表

凡例
[順位] (完売部数の伸び/担当部数の伸び、推定売り上げ枚数の伸び) メンバー名

# 完売・担当部数の伸びで、例えば「-4」は4部の減少、「+7」は7部の増加を表す
# 売り上げ枚数は千枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 推定売り上げ枚数の伸びで、例えば「+1.6」は1千6百枚の増加、「-0.1」は1百枚の減少を表す
# 表を見易くするため、順位の数字が1桁の場合は2桁目にゼロを入れている
# 同じ順位内での名前の記載順番に意味はない
# 「0.0#」は、論理上、完全なゼロになるという意味
# 「*」に付いたメンバー名は、二期生であることを示す
# 9th選抜メンバーは、1列目青2列目緑3列目オレンジで示している

[01] (+3/+3、+2.0) 衛藤美彩
[02] (-4/+7、+1.6) 中元日芽香
[03] (+4/+2、+1.4) 深川麻衣
[04] (-1/+2、+1.2) 若月佑美
[05] (-2/+2、+1.2) 桜井玲香
[06] (-1/+5、+0.4) 市來玲奈
[07] (+1/+1、+0.2) 和田まあや
[08] (-2/+4、0.0) 山崎怜奈*
[09] (+2/0、0.0) 松村沙友理
[10] (0/0、0.0#) 白石麻衣西野七瀬(センター)、秋元真夏
[13] (-1/0、0.0) 橋本奈々未
[14] (-4/+5、-0.1) 北野日奈子*
[15] (-1/+4、-0.1) 米徳京花*
[16] (-3/+4、-0.1) 能條愛未、伊藤純奈*
[18] (-4/+4、-0.2) 樋口日奈
[19] (-1/+2、-0.3) 永島聖羅
[20] (-2/+4、-0.4) 川村真洋、大和里菜、寺田蘭世*
[23] (-6/+2、-0.5) 高山一実
[24] (0/0、-0.7) 渡辺みり愛*
[25] (-4/+4、-0.8) 川後陽菜、鈴木絢音*
[27] (0/0、-1) 矢田里沙子*、佐々木琴子*
[29] (-4/+6、-1.1) 伊藤寧々
[30] (-1/0、-1.3) 斎藤ちはる
[31] (-9/+7、-1.5) 星野みなみ
[32] (-3/+2、-1.5) 伊藤万理華
[33] (-1/0、-2.0) 伊藤かりん*
[34] (-4/-3、-2.2) 生田絵梨花
[35] (-1/-1、-2.3) 畠中清羅
[36] (-2/0、-2.4) 新内眞衣*
[37] (-10/+6、-2.4) 堀未央奈*
[38] (-6/+2、-3.4) 斉藤優里
[39] (-12/+6、-3.7) 井上小百合
[40] (-8/+3、-4.4) 齋藤飛鳥
[41] (-4/0、-4.6) 中田花奈
[42] (-14/+2、-5.7) 生駒里奈


堀未央奈は、「気づいたら片想い」個別で、担当を6部増やされましたが、完売を10部減らして、売り上げ枚数も落としていることが推測されます。

次の10th選抜は、前回ブログで予想したように、8月上旬に発表される可能性があって、そうなると、10枚目制作は夏休みに行われることになります。

9th選抜が徹底的にお姉さんメンバーを集めたこともあって、10th選抜は、中学高校生が多く入ることが予期され、今回、堀未央奈以外誰も選ばれなかった二期生は、若いメンバーを含めて二人以上抜擢される可能性があります。

そのとき、もし堀未央奈の9枚目個別での成績が芳しくなければ、一度、堀ちゃんをアンダーにして、二期生を新たに二人起用しようという流れになるかもしれません。


そして、堀未央奈以上に厳しいのが、生駒里奈です。

10th選抜では、生田絵梨花が帰って来る上に、いよいよ衛藤美彩の2列目昇格が視野に入ってきます。

9th選抜と同じく、1・2列目が10人という大人数であっても、相当に熾烈なポジション争いになるのは必至で、選考の最後の決め手が、握手会人気になる可能性は十分あります。

「組閣」の影響だと思いますが、「気づいたら片想い」で、生駒里奈は握手会人気を大きく落としていて、9枚目個別で回復出来なければ、初めて3列目に下がる危険が出てきます。

AKB48の「総選挙」参加にしても、そこでどんな順位になるか以上に、それを乃木坂の握手会人気アップに繋げられるかという点を、運営は重視する筈で、堀未央奈と並んで、生駒里奈も、9枚目個別は、そこでの成績が今後のポジションを大きく左右する「正念場」と捉えて臨んだ方がいいと思います。

堀未央奈と生駒里奈の魅力と能力を、握手会人気で判断するのは理不尽だけど、その理不尽な基準でメンバーを選別するのが今の運営なので、人気アップにつながると思えることがあれば、秋元真夏流である必要はないけど(笑)、あれこれトライしてみたらどうでしょう。


最後に、個人的な意見を述べておきます。

私は、これまで何度か書いたように、乃木坂が楽曲的に躍進するには、川村真洋、中元日芽香、伊藤万理華、衛藤美彩、星野みなみ、生田絵梨花、生駒里奈、桜井玲香の8人が、選抜の中心になることが必要だと思っているので、衛藤美彩と星野みなみを選抜入りさせたことと、桜井玲香を2列目センターに置いたことは評価するけど、9th選抜の構成全体に対しては、正直、心躍るものはほとんど感じませんでした。

しかも、超多忙で選抜発表の収録にすら出られない松井玲奈が、なぜ、わざわざ乃木坂のフロントに入る必要があるのか、売り上げアップ云々の話であったとしても、1期2期多くのメンバーが涙を飲んでいる中、ファンとして納得は出来ないです。

また、選抜回数の少ない1期と二期生の起用を進める上からも、2チーム制などの制度変更が必要だと思っていますが、運営は大きな改革を避け、1・2列目を握手会スターで固め、3列目はシングル毎、さしあたっての都合で選ぶという、長期展望を欠いたやり方で延々と進んでいる感があります。

「気づいたら片想い」個別を見ていると、メンバー間の人気格差が激しくなる一方、全体としての伸びがなく、乃木坂がダイナミズムを失いつつある気がします。

握手会主義で凝り固まった選抜選考を続けていくのではなく、そろそろ、発想を切り替えて、新しい戦力を生み出すような、大胆なチーム改革を始めないと、本格的なヒットが遠のき、「乃木どこ?」の打ち切りといった出来事が、突然に降り掛かってくるかもしれません。

「停滞する」乃木坂。

アイドルとして、それは避けて欲しいですね。


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 14Nov13 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

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さらに詳しく

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


// 特集ページ

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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています



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