昨日発売された週刊文春12月11月号に、紅白出場歌手の「選考」内幕を「スッパ抜く」という記事が載っています。
紅白に出るような歌手を含め、芸能人の「スキャンダル」記事を連発してきた文春なので、本当に選考に関わった人たち、つまりNHKの音楽プロデューサーや「当選」「落選」歌手の所属事務所が取材に応じるとは思えず、書かれている「内幕」には大きな疑問符が付きます。
実際、記事のほとんどは「関係者」の話を集めた伝聞取材によるもので、信憑性は低いと考えた方がいいでしょう。
ただ、一つ気になったのは、「二十六日当日の朝に中島が正式に受諾を伝えた」という部分です。
スポニチアネックスが、出場歌手発表の翌日、11月27日(木)に出した記事にも、『26日午前8時ごろに、中島みゆきが「出場します」とNHKに電話した』と、同じ内容が書かれています。
また、その記事には、『紅白の柴崎哲也チーフプロデューサーが25日午後10時半ごろ、赤坂ACTシアターで長期公演中の音楽劇「夜会」を終えた中島のもとを訪問し、スタッフに出演依頼した』とあり、さらに、「中島側がオファーを受けたのは、これが初めてだった」とある。
スポニチアネックスは、柴崎氏のコメントが載った記事を出すなど、直接取材が可能なメディアのようで、記事の信憑性は高い。
中島みゆきほどの大物歌手へのオファーが、出場歌手発表の前日に初めて行なわれ、正式受諾が当日の朝というのは、俄には信じられないものがあります。
しかし、文春が同じことを記事にするほど、音楽関係者の間で話が広まっているということは、中島みゆき側がそれを否定していないということで、やはり本当のようです。
中島みゆきの紅白参加が発表当日の朝に正式決定するなんて、今年の「選考」、昼ドラ顔負けの、ジェットコースター的展開です(笑)。
中島みゆき紅白出場に関するスポニチアネックスの記事
サザンオールスターズの紅白参加は本当なのか?
大物歌手へのオファーがそこまで遅れたのには、理由がある筈です。
紅白に出るような歌手は、年末にもライブやテレビ出演が入っている可能性が高いのだから、予定を空けてもらうために、出来るだけ早く出場を打診するのが鉄則でしょう。
さらに、何度も書いてきましたが、中島みゆきが参加するということは、紅組が1組増えるということで、紅と白のステージ数を一致させなければならない歌合戦では、重大な意味を持っています。
過去の紅白を調べても、紅組と白組の出し物は厳密に同じ数に設定されていて、直前で紅組が1組増えて、しかも白組より3組も多いなんて、滅多に起こることではない。
つまり、いろいろな無理を承知で、それでも中島みゆきへの電撃オファーを敢行せざるを得ない状況が、発表直前に発生したと考えるのが妥当です。
まず、思いつくのは、サザンオールスターズの動向です。
多くのメディアが、今年の紅白に、31年ぶりに特別枠としてサザンが出場すると報じています。
ところが、柴崎チーフプロデューサーは、出場歌手発表に際して、「もし出て頂けるのであれば、ここで発表しています」と述べ、「サプライズはない」とも話している。
サザンは、12月31日(水)に、午後9時半から横浜アリーナで年越しライブを行います。
全国の映画館でライブビューイングが行なわれるそうで、そのチケットの抽選先行販売が明日から始まるというニュースが、昨日流れました。
紅白歌合戦は午後7時15分から始まるので、サザンが参加するとしても、横浜アリーナからの中継という形にならざるを得ません。
大掛かりなコンサートの準備が、開始直前まで上へ下への大騒ぎになることを考えると、ライブ開始前の時間帯、つまり7時15分から9時半までの中継出演は、ちょっとあり得ない。
そうなると、ライブ途中での中継になりますが、紅白の進行も、年越しライブの進行も、それぞれ事前プログラム通りに進めるのは難しく、両者で中継開始時刻を正確に合わせるのは、かなり難しい作業です。
こう考えると、柴崎氏の発言を素直に受け取って、サザンとの交渉は、メディアが思う以上に、難航していると見た方がいいのかもしれません。
松たか子とイディナ・メンゼルが出演する可能性は低い
31年ぶりのサザン出場という「目玉」以外では、大ヒットディズニー映画「アナと雪の女王」の特別企画が噂されています。
そして、主人公エルサの声を担当し、主題歌「Let It Go」を歌ったミュージカル女優、イディナ・メンゼルが中継で参加するという話が、初期の報道にはありました。
さらに、日本語吹き替え版でエルサ役となり、「Let It Go~ありのままで~」を歌った松たか子の出場も、NHKが望んでいるという記事が出ていました。
しかし、その後、イディナ・メンゼルの名前はほとんど出なくなり、松たか子は、つい先日、妊娠報道が流れ、紅白出場はないという雰囲気になっています。
NHKは、11月24日(月祝)に、『魔法の映画はこうして生まれる ~ジョン・ラセターとディズニー・アニメーション~』という特集番組を放送し、公共放送としてどうなんだろうと心配になるほど(笑)、ディズニー映画を詳しく取り上げています。
この放送が出場歌手発表の前々日に行なわれたことからも、NHKが紅白で「アナと雪の女王」の特別企画を構想していて、May J. や神田沙也加だけでなく、映画の主役であるイディナ・メンゼルと松たか子に出演を打診していた可能性は極めて高いと思います。
ところが、メディアの報道を見る限り、今のところ、二人とも出演する感じではありません。
ただ、メンゼルさんは海外の方で、交渉責任者がNHKの芸能担当ではない場合、日本のメディアに情報が出にくいかもしれず、彼女に関しては、「サプライズ」がないとは言い切れません。
発表記者会見で明かされた特別企画は「妖怪ウォッチ」のみ
26日(水)の記者会見には、初出場となるMay J.、HKT48、V6、SEKAI NO OWARIに加えて、「ようかい体操第一」のDream5、「ゲラゲラポーのうた」のキング・クリームソーダ、そしてジバニャンが顔を見せています。
しかし、「妖怪ウォッチ」以外の特別企画に関する情報は発表されず、サザンがどうなっているのか、「アナと雪の女王」はどうするのか、よく分からない。
もし26日に、サザンや松たか子の話が出ていれば、あるいは本人たちが姿を現せば、記者会見がもっと盛り上がり、紅白への注目度はもっと高まっただろうことを考えると、チーフプロデューサーの「もし出て頂けるのであれば、ここで発表しています」というコメントは、本音だった気がします。
31年ぶりのサザン紅白出場と、「アナと雪の女王」のエルサ役を担当したイディナ・メンゼルと松たか子の出演。
二つの「目玉」のどちらか、あるいは両方が紅白発表直前になって、決定的に暗礁に乗り上げてしまった。
それが、中島みゆきという超大物歌手への、通常考えられない、直前オファーにつながったんじゃないでしょうか。
彼女の出場が、紅白の「目玉」になるのは、間違いないですから。
乃木坂46からHKT48への「差し替え」は、発表前日深夜に正式決定された可能性
乃木坂の「内定」記事は25日(火)まで出ているので、24日(月)の取材分までは、まだ紅白出場リストに載っていたと考えられます。
一方、HKT48の紅白出場が大きく報じられたのは、26日(水)、つまり発表当日の朝で、25日(火)の取材において、選考関係者から懇意の記者に対して、HKT48の名前が伝えられたことになります。
柴崎チーフプロデューサーが赤坂ACTシアターで、中島みゆきのスタッフと会い、彼女が紅白に参加する可能性が出てきたため、25日(火)深夜から、紅組出場歌手リストの見直し作業が行なわれた。
そして、独立枠が必要な乃木坂から、場合によっては、AKB48Gメドレーに組み込めるHKT48への「差し替え」が決定した。
そう考えると、直前まで「内定」報道があったにも関わらず、乃木坂が出場を逃してしまった経緯が説明出来ます。
さらに、HKT48への連絡は、柴崎氏が訪問した発表前日午後10時半以降になる筈で、そんな急に言われたのでは、指原莉乃を始めとする主力メンバーが、初出場記者会見に出られないのは当たり前です。
週刊文春の記事には、NHKが乃木坂運営に対して、「スキャンダル」を報じられたメンバーの「処分」を行なえば、紅白に出場出来ると伝えていたと、書かれていますが、まあ、トンデモナイことを言い出しますね(笑)。
商売上の有利を使って、相手の人事処分にまで口を出すというのは、かなり悪質な行為です。
独占禁止法の「優越的地位の濫用」に該当するかどうかは分かりませんが、NHKがそんな馬鹿げたことするわけありません。
心配しなくとも、もし未成年の飲酒疑惑をそこまで問題視していたのであれば、NHKは、サクッと乃木坂を切る筈で、「内定」報道が直前まで出るほど、引っ張ったりしないでしょう。
NHKは、文春ほど、乃木坂にこだわる理由はないですから(笑)。
それにしても、中島みゆきはさすがです。
発表当日の朝に歌手本人が「出場します」と電話するのは、理由はどうあれ、凄まじい状況なんですが、きちっと前向きのコメントを出して、関係者の心理的負担を軽くし、気持ちよく、紅白を進めようとしていて、大人です。
今年の紅白、しみじみと彼女の歌を聴いて、「内定」取り消しの悲しい思い出を洗い流し、さっぱりした気分で新年を迎えたいです(笑)。
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)
2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)
2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)
// 星野みなみの溢れる魅力
7月18日14:18 星野みなみ
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乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる
さらに詳しく
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー
// 特集ページ
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック
# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています
紅白に出るような歌手を含め、芸能人の「スキャンダル」記事を連発してきた文春なので、本当に選考に関わった人たち、つまりNHKの音楽プロデューサーや「当選」「落選」歌手の所属事務所が取材に応じるとは思えず、書かれている「内幕」には大きな疑問符が付きます。
実際、記事のほとんどは「関係者」の話を集めた伝聞取材によるもので、信憑性は低いと考えた方がいいでしょう。
ただ、一つ気になったのは、「二十六日当日の朝に中島が正式に受諾を伝えた」という部分です。
スポニチアネックスが、出場歌手発表の翌日、11月27日(木)に出した記事にも、『26日午前8時ごろに、中島みゆきが「出場します」とNHKに電話した』と、同じ内容が書かれています。
また、その記事には、『紅白の柴崎哲也チーフプロデューサーが25日午後10時半ごろ、赤坂ACTシアターで長期公演中の音楽劇「夜会」を終えた中島のもとを訪問し、スタッフに出演依頼した』とあり、さらに、「中島側がオファーを受けたのは、これが初めてだった」とある。
スポニチアネックスは、柴崎氏のコメントが載った記事を出すなど、直接取材が可能なメディアのようで、記事の信憑性は高い。
中島みゆきほどの大物歌手へのオファーが、出場歌手発表の前日に初めて行なわれ、正式受諾が当日の朝というのは、俄には信じられないものがあります。
しかし、文春が同じことを記事にするほど、音楽関係者の間で話が広まっているということは、中島みゆき側がそれを否定していないということで、やはり本当のようです。
中島みゆきの紅白参加が発表当日の朝に正式決定するなんて、今年の「選考」、昼ドラ顔負けの、ジェットコースター的展開です(笑)。
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大掛かりなコンサートの準備が、開始直前まで上へ下への大騒ぎになることを考えると、ライブ開始前の時間帯、つまり7時15分から9時半までの中継出演は、ちょっとあり得ない。
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こう考えると、柴崎氏の発言を素直に受け取って、サザンとの交渉は、メディアが思う以上に、難航していると見た方がいいのかもしれません。
松たか子とイディナ・メンゼルが出演する可能性は低い
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そして、主人公エルサの声を担当し、主題歌「Let It Go」を歌ったミュージカル女優、イディナ・メンゼルが中継で参加するという話が、初期の報道にはありました。
さらに、日本語吹き替え版でエルサ役となり、「Let It Go~ありのままで~」を歌った松たか子の出場も、NHKが望んでいるという記事が出ていました。
しかし、その後、イディナ・メンゼルの名前はほとんど出なくなり、松たか子は、つい先日、妊娠報道が流れ、紅白出場はないという雰囲気になっています。
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この放送が出場歌手発表の前々日に行なわれたことからも、NHKが紅白で「アナと雪の女王」の特別企画を構想していて、May J. や神田沙也加だけでなく、映画の主役であるイディナ・メンゼルと松たか子に出演を打診していた可能性は極めて高いと思います。
ところが、メディアの報道を見る限り、今のところ、二人とも出演する感じではありません。
ただ、メンゼルさんは海外の方で、交渉責任者がNHKの芸能担当ではない場合、日本のメディアに情報が出にくいかもしれず、彼女に関しては、「サプライズ」がないとは言い切れません。
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26日(水)の記者会見には、初出場となるMay J.、HKT48、V6、SEKAI NO OWARIに加えて、「ようかい体操第一」のDream5、「ゲラゲラポーのうた」のキング・クリームソーダ、そしてジバニャンが顔を見せています。
しかし、「妖怪ウォッチ」以外の特別企画に関する情報は発表されず、サザンがどうなっているのか、「アナと雪の女王」はどうするのか、よく分からない。
もし26日に、サザンや松たか子の話が出ていれば、あるいは本人たちが姿を現せば、記者会見がもっと盛り上がり、紅白への注目度はもっと高まっただろうことを考えると、チーフプロデューサーの「もし出て頂けるのであれば、ここで発表しています」というコメントは、本音だった気がします。
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二つの「目玉」のどちらか、あるいは両方が紅白発表直前になって、決定的に暗礁に乗り上げてしまった。
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