かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2011.8.23 議会基本条例をⅡ

2011-08-23 01:47:47 | インポート
       

ちょっと遅くなってしまいましたが、8月10日に行われた広瀬克哉法政大教授を招いての議会基本条例の勉強会の報告です。

議会基本条例は、県民に開かれ、県民参加の県議会を実現し「民主主義」をさらに進化するための、ひとつの入口です。

「議会が見えない」状態
○ 議会への関心度は右肩下がり
・投票率の低下
・選びっぱなしで議員、議会の活動に注目しない市民
○ 議会の実態は知らないが、仕事をしていないに決まっているという世論
・議会=コストという認識が定着
・議会とは何をする機関なのか? を議会から発信することが必要

「議会を自分たちの意思決定機関と感じられるか」
・自分たちの意見が反映されている実感
・議会の活動が伝えられているという実感
・議会の活動に自分たちの意見をインプットできる機会が開かれているという実感
・自分たちの知識や、判断力のレベル以上の、少なくとも相当の質の議論が行われているという実感
・議論が尽くされているという実感


政策の仕上げに対して能動的な議会
○ これからの議会に求められる役割
・行政が救い上げにくい政策ニーズに、議会が能動的に向き合うこと
・住民との公開の対話の中で政策化
・多様な民意の調整と決着のための公開討議の場

と指摘する。

要するに、地方議会は住民から見放されつつあり、それをどのように再生していくかが問われている。

このことは民主主義の危機であるという、深い危機意識を持つことが必要ということです。

不信が強まる中で、議員の給与削減、定数削減だけが住民の関心の的となるのは、なんとも情けない実態です。

民主主義のコストとして、地方議会が必要な存在であることを、議会基本条例の制定で第一歩としたい。

昨日は陳情、国道254号期成同盟。高崎土木所長、地元区長と吉井大橋並びに吉井・安中線拡幅について視察。