かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2009.6.14 天安門事件から20年

2009-06-14 04:31:55 | インポート
中国の民主化を求めた学生、市民への弾圧事件から20年も経ってしまった。6月4日の天安門での中国政府の弾圧で1万人以上の死傷者が出たとも言われています。

東京で私はこの中国政府の学生、市民への弾圧に抗議する市民デモに在日中国人のみなさんとともに参加しました。

青山から中国大使館の方に向かう中で、自由なき独裁国家権力は、どうしようもないなと暗澹たる気持ちに陥ったものです。

もともと社会主義であれ、資本主義であれ、独裁国家は論外だと考えていたし、当時のソ連、中国、北朝鮮が自由だとか平等だとか、よく語れるなと私は呆れていました。

高尚な社会主義理念と現存する社会主義国という独裁国家の落差は「建前と本音」という言葉がピッタリあてはまるものでした。

しかしこの天安門事件が起きた1989年はベルリンの壁、そして米ソ冷戦が崩壊した年でした。戦後世界は振り返ってみると約20年ごとに大きな変動時期を迎えているようです。

1945年に第2次世界大戦が終結しました。1949年前後は、相次いで世界中に社会主義国家が建国され、冷戦に突入。

1969年前後は、世界的スチューデントパワー、学生叛乱で資本主義国家の在り方が問われた。

そして2009年前後は、アメリカ発の金融資本主義の崩壊で世界経済が大きく揺らいでいます。

そう考えると次の20年が、もうひとつの世界というか、第3の道とでもいうべき新たな世界をつくる本当に大切な20年になります。

20年後は私も68歳です。孫の世代に地球をどのように引き継いでいくのか責任の問われる20年を1日、1日大切に生きていかねばなりません。

昨日は吉井町内あいさつまわり。午後は前橋市で小寺弘之前知事の主宰する緑と風の会に参加。