論壇誌が次々と休刊、廃刊になる中で、独自のスタイルで創刊された「ＳＩＧＨＴ」。
渋谷陽一。知る人ぞ知るロック批評誌「ロッキング・オン」の創設者です。その渋谷陽一氏が責任編集で趣味的に創刊した「ＳＩＧＨＴ」も４０号となった。
季刊発行で政治、文化を独自の切り口がおもしろい。「リベラルに世界を読む」が基本スタンスである。
今号は「さよなら自民党、一足先に終わりを惜しむ」です。渋谷氏の決意が編集後記にかかれています。
ロックな総合誌を作りたい、このＳＩＧＨＴの編集コンセプトをひとことで言うとそうなる。すごく頭が悪そうだが、本当なのだからしかたがない。世間では総合誌が休刊になる事が時代の必然のような言い方をされているが、僕はそうは思わない。この時代が求める総合誌のスタイルが必ずあるはずだ。残念ながら本誌も、そのスタイルを完全に作り出せてはいない。しかし、どの雑誌よりもその形に近い所にいるという自信はある。この号は、またその形に一歩近づいた手応えを得られた号だ。ロックな責任感と、ロックな無責任感を読者に感じていただけたら幸いだ。（渋谷陽一）
ロックな時代にロックでありたい人はぜひ購読を。昨日は東京へ。長男の授業参観と長女の誕生日。