かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2008.10.22 麻生総理はやはり、ずれている。

2008-10-22 23:41:20 | インポート
朝日新聞10月20日(月)付の2つの記事が目に入った。

ひとつは、『人間らしい生活と労働の実現を-東京都内で19日に開かれた「反貧困世直しイッキ大集会」主催・反貧国ネットワーク』の記事

派遣労働者、シングルマザー、生活保護受給者が自らの生活の窮状を訴えたという。集会の狙いは、次の総選挙で貧困対策を争点にすることにある。

反貧困ネットワークは、小泉、竹中弱肉強食の経済路線で格差拡大の被害を受けた様々な人々の現実を背景に、都市部を中心に拡がりを見せる運動です。

社会の底辺層に落としこまれた人、またその予備軍とでもいうべき潜在的貧困層は、日本でも飛躍的に増えている。こうした人々が、ついに日本でも声をあげ、行動を始めた。

事務局長の湯浅誠さんは「これから不況になっていく中で、今まで通り非正規労働者を調整弁にしていたら、貧困問題は拡大するだけ。選挙が近い今、企業レベルではなく国レベルで、スローガンではなく本気の対策が必要だと訴えるための集会だ。」と語っています。

湯浅さんとは、1991年の第1次湾岸戦争に反対する運動の中で、私は知り合った人です。

当時、湯浅さんは東京大学の学生で弁護士をめざしていた。彼がその後、山谷やホームレス支援の市民運動に身を投じたということを人づてに聞いていましたが、現在の彼の活動ぶりは、TVやマスコミ、文筆物などで最近よく目にするようになりました。反貧困の記事ひとつ。

ふたつ目の記事は同じ19日、麻生首相が都内新宿区でスーパーを訪れたというもの。

物価の話や、現実はどのようになっているのか、関心があったのだという。他社の記事では、タクシーの運転手にも声をかけたという写真もあった。

朝日新聞の記事では「財閥一家で育っただけに、市井の暮らしを肌で感じたかったようだ。」ここまではいい。

しかし、記事の最後に「首相はこのあと、都内の帝国ホテルで秘書官と夕食をともにした。」とある。

麻生首相はやはり、ずれている。結局、庶民の暮らしを知ろうとするポーズや演出はできても、この人には私たちの暮らしの本当の厳しさや、生活実態は伝わらない。

反貧困の記事の見出しに『派遣53歳「二世議員は大変さ分からない』とあったが、その通りだと思う。

昨日、私の事務所に吉井町内の方で生活保護を受けている、70歳をこえる母親と、体が不自由になり働けなくなって3年の息子さんが生活相談で訪れました。その窮状は悲惨の一言です。

アメリカ発の株バブルの崩壊、麻生首相のずれた生活感覚。そして厳しい格差社会の現実。政治の責任が問われています。

本日(22日)の朝刊で民主党の衆院選二次公認が発表される中で、村越裕民君が公認内定を外されたとの記事が。

村越君は2003年に初当選し、2005年に落選し再起をめざしていた。当時、民主党の若手衆議院議員で作った安全保障研究会の主要メンバーだった。私は研究会の事務局を担当して以来のお付き合いだったが、小沢代表は本当に厳しい。

群馬4区でも、でたいでたいと勝手に手をあげている人もいるようだ。セミのように、選挙の季節になると地上に出てきて落選をくり返すその方は、村越君の努力の100分の1の活動もしたのだろうか。

民主党の公認内定者は、みな必死の努力と競争をしているのだ。村越君、まだチャンスは残っている。公認復活にむけて、がんばって欲しい。



昨日は吉井町内早朝街宣。その後も町内街宣を徹底的に行いました。高崎合併を強く訴えました。