小牧の旅のあれこれ

あちこち旅をしている時のあれこれ

不思議な岩チャイテーヨー

2015-12-18 23:33:35 | ミャンマー
2015/12/18(金)
 早朝宿をチェックアウトした。不要な荷物は宿に預けて置いた。昨日確認して置いたバス乗り場から、バスに乗った。バスターミナルまでのルートは幾つか有るようで、昨日とは同じ道では無かった。早朝なので渋滞も無く、40分でターミナルに到着。所がバスはターミナルに入らずに通過してしまった。終点がターミナルだと思ったのは間違いだった。一つバス停を行き過ぎ、歩いて戻る羽目になった。前日に予行演習をしてもこの有様である。出発までにはまだ2時間程有るので、明後日パガンに行くバスのブースを確認しに行った。数回あちこちで訪ねて、漸くたどり着いた。一番奥東寄りの新しい建物にElie Expressの看板があった。このターミナル発はバス会社のピックアップで無いと、乗り場を探すにのかなり苦労する。
 チャイテーヨー行きのバスは略、定刻に発車。ターミナルを出ると直ぐに田園風景と成る。広々した水田地帯で、まだ一部刈入れが残って居る物も有った。2時間半程走りドライブインでトイレ休憩に30分程停車した。北上を続け小さい村や街を通り過ぎ、線路に沿って進み東に向かうと、大河の鉄橋を渡った。段々平地では無く成り、ゴムの木のプランテーションが目立ってきた。出発してから4時間半、終点のキンプンの町に到着した。停まった所の目の前が、シーサーレストランだった。その脇の道の奥が、目指す宿シーサーホテルだった。以前の参考にした人の記事ではゲストハウスと成って居たが、ホテルと名称が変わって居た。坂の途中にも同じ看板があったが、そのまま行き突き当たりのホテルに入った。バンガロータイプのコテージが列んで居た。一泊25$と言うので取り敢えずOKした。チェックインして1時近くなので、直ぐにチャイテーヨーに行く事にする。ここからは国営のトラックが唯一の交通手段だった。行くと数台のトラックが居て、ゾウの乗り場のような足場から大勢乗り込んで居た。以前の記事ではギュウギュウ詰めで、手摺も無く立ちどうしだったとあった。しかし改善したらしく、5-6人掛けの長椅子が固定されて居た。前の椅子が手摺になって、支える事が出来る。終点までが一般2500ky最前列3000kyだった。二番目の列に坐る事が出来た。乗り込んだ時、既に満席状態だったが、フルに成ってから発車した。15分程山道をアップダウンして停車、ここで料金を徴収して居た。10分位停車してここからカーブの連続の登りとなった。以前はジェットコースター並みと書かれて居たが、道も整備されそれほどのラフな運転では無かった。料金所から15分で尾根上の平地に出て、ここが終点だった。しかしチャイテーヨーは見え無い。遥か向こうに建物のある小高い丘が在り、そこが目指すチャイテーヨーの有る所のようだ。終点からは歩くか、輿で行く事ができる。荷物だけのポーターの人たちも居た。お土産やが続く道を、大きな荷物運ぶポーターについて行った。この人達はチャイテーヨー付近のホテルや土産物屋で必需品を運ぶ強力だった。
 やがて入口の門に着いた。ここから素足に成って階段を上る。門の所がチェックポイントで、持ち物の検査をして居た。かなり入念に見て居た所もあったが、空いているゲートに行ったらそのまま行けと言われて、チェック無しだった。実は検査官がスマホの最中だった。門を上ると平らなタイル張の広場になって居た。少し行くとビューポイントが随所に在り、不思議な岩チャイテーヨーが見えて来た。崖の上に落ちそうで落ち無い、大きな岩がチャイテーヨーで法力のお陰とされ敬われて居る。たしかインドにもこれと同じような名所があった。インドの岩は斜面に在ったと思ったが、こちらは崖っぷちで本当に危うさがある。この岩は金箔が貼られ、上には仏塔が建立されている。岩に近付き触る事もできる。しかし荷物を持ったままではダメと静止されたので、行か無かった。チャイテーヨーの周りのいろんな角度からの参拝所がある。敬虔な仏教徒のミャンマーの人達が、おもいおもいの場所で参拝をして居た。高台の正面の参拝所は女人禁制だった。勿論触るのも論外である。広場にはイベント会場にあるようなテントが並び休憩所となって居た。多分有料?15分ほど見て歩き、休んで笛でも吹こうかと思ったが、人が多かったので戻る事にした。
 帰りはトラックでは無く、旧参道を歩いて下ってみる事にした。3時なので2時間半も有れば、下れるだろうと思った。しかしこれがかなりの尾根歩きで、しっかりノンストップで3時間掛かってしまった。尾根上には転々と茶店が続き、参拝者を待って居る。しかし現在は歩いて登る参拝者がどれほど居るのだろうか?登ってくる幾組かの若者達に出会っただけだった。ガンバレと声援を送ってやった。下り着いた時には日は落ちて終い、足元も見ずらく成って居た。6時に漸く麓の明かりの有る、キンプンの町に着いた。流石にノンストップ3時間の下りは疲れた。
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