「前菜のサラダ、秋風添えでございます」
「いただきます。ごちそうさん。
おーい、食べたでー!」
チャカチャンチャンチャン♪
「前菜のポタージュ、秋の虫の哀愁添えでございます」
「いただきます。ごちそうさん。
おーい、食べたでー!」
チャカチャンチャンチャン♪
「前菜のフォカッチャ、秋の企みを込めてでございます」
順々に出しやがって
プログラムか!
「おーい! おーい!」
チャカチャンチャンチャン♪
「前菜の椎茸の旨煮、秋の舌触りでございます」
また前菜か
前菜の文化祭か!
「おーい! おーい!」
チャカチャンチャンチャン♪
「前菜のサーモン・スクランブル、秋の狢仕込みでございます」
「もうええわ!」
「はい?」
「僕メインしか興味ないんでメイン持ってきてください」
「かしこまりました」
店員は苦虫を噛み潰して引き下がる。その死骸がテーブルに落ちて乾いた音を立てたのである。
「虫も片づけてください」
チャカチャンチャンチャン♪
「お待たせいたしました。豚骨醤油ラーメンでございます」
「いただきまーす!」
おー、なんてまろやか!
襟が飛び立った後の首回りはどこかめりはりがなくて寂しいものだった。繰り返されるハリネズミとの借り物競走の中では、足りないものを一つも補充することはかなわなかった。なりふり構わずできるものは一番強いのだ。たよりのないマリモが語っていたのは本当だった。水たまりを見下ろしていたら、すっかり首が疲れてしまった。
傘を天に突き刺したまま颯爽と通り過ぎていく自転車の力強さを、しゅんさんは羨ましく眺めた。疲れる。魔界の闇に、職員室のドアの開閉にさえも、すっかりと疲れていたのだと振り返る。誰かと顔を合わせれば、その瞬間に疲れが湧いた。膨大な資料が積み上げられた机の前に、座り続けていたら、夢でも見たくなって、自分の願望と押しつけられる職務との間、ああ、何だか疲れてしまった。一時も、気が抜けない。
お祓いの館を目指しながら、名もなき喫茶店までたどり着く。ドラッグストアの前の小道の水たまりはすっかり静かになって、もう誰も傘を開いて過ぎる人もいない。昼間の会話を思い出すと、疲れがわっと押し寄せてくる。天気の話、それも今日と今夜のものだけでなく明日も明後日も、一週間後の月曜日の天気まで持ち出して、それから月見うどんの話、おにぎりの話、昨日もその前にも聞いたような話に、合わせようとすると疲れが押し寄せてくる。
ロドリゲスの話、上の句の話を、本当はしたかったのに、職員室の中には、話せる人はいなかった。だから疲れる。話せることがあって、話せる人の不在が。
たまった疲れをポイント交換しなければならなかったが、コーヒーを飲み尽くす頃にはすっかり疲れてしまった。再び傘を構えた人々が小道に帰ってきた。変な天気ですね。帰りかけていたのに、帰るという道が消えて、また一気に疲れが押し寄せてきた。閉ざされた部屋の中では、話せば話すほどに自分の話したいことからは遠ざかっていく。自分の言いたいことと、伝わっていることはまるで違う。疲れ、戸惑い、傷ついてばかり。
時計の針が余計なことをして一日をたるませた。わけもなく駆け上って得るものもなく駆け下りる。セルフタイマーの昼が溶けるともう夜だった。叫ぶ声は聞こえない。模型の街は余計なエキストラを排除して、セルフの明かりだけ、ばかばかしいほどの明かりを放っているのだった。
疲れはまだ残っていた。
疲れている時は多くのことを誤るのが常だった。三階を四階に思って足を止めてしまうこともある。鬼の角を天使の輪のように思い、気安く話しかけてしまったりもする。思われて鬼は、戸惑いを隠せない。遙か先に見える笑い、人とは違う顔色、背中につけた棍棒、みんな隠したい。気づかれてしまう前に、目の前にある鬼の角を、鬼は何よりも早く隠したいと思う。けれども、天使の輪だと思われたそれを、どのように隠せようか。それほど器用な生き物であったなら、既に鬼ではなかったに違いなく、隠そうとしても隠せない角を携えた存在こそが鬼の正体そのものであった。最も危険で鋭利に伸びたその先に、憧れを抱かれた鬼の顔が見てみたい。そして、そのような気持ちへと傾いた自身もまた、随分疲れ切った状態にある。確信を持って、しゅんさんはそのように思った。
疲れはオノマトペを打ち壊していくもの。すれすれのカードを切れば、ポロポロのコートの上に降り注いで、てっきり賢者は悪びれることのないじゃがれ声で妖しい言葉の一つをかけて、聞き耳を立てた猫の耳をひょんひょんと立たせた。
「どつかれさまです」
かんかんと見透かした猫が言った。
こつこつと続けることはそれなりに疲れる。こそこそと疲れを隠そうとするなら、それはよそよそしく疲れを増幅させるだけである。もっさりと傾いた時代の中では、疲れた者ばかりを狙う闇の商人たちが暗躍し、開いたばかりの傷口に食卓塩を振りかけようと待ちかまえているところだった。
「恋するもやむなし」
しゅんさんは猫に答えた。疲れていれば、それも仕方のないことだった。
坊ちゃんが本気を出しても彼にとってはその度合いも含めて興味の対象にならないと言えた。前売り券は生まれる前から余っているというのに。何時間も早く現地に乗り込むことに普遍的な意味を求めることに正当性はないのかもしれない。本気の知らせを小耳にも挟むように何度かの試みも小石に炎と言える無関心を維持していることは羨ましくもあったのだが。驚きの対象がそこに用意されているというのに、指一つ動かすことがないという。猫がヒットを打っても驚かずに、夜の深まりに乗じて爪を切り始める。
「カール。今日は詩人さんと一緒じゃないの?」
「そんなことよりビール、ビール、ビール、ビール!」
坊ちゃんの本気如きより、求めるものは泡の如くあるという。突然ポールに聴きしびれている。ちょうど3年前には毎日のように流していたその時には、何も関心を示さなかったのに、突然今になって、「やっぱりいいものはいいから今も流れるんだな」としみじみと語られてもどういう相槌を打てばいいか困り果てて、疲れ果ててしまう。疲れることは傷つくことと同じなのだ。
ビール、ビール、ビール、ビール!
思わぬ贈り物。それは曲がり角に現れた猫でなければならなかった。毎日、毎日、顔を合わせて、仕草も性格も好物もわがままもすべて知り尽くしているような猫であってはならない。その瞬間まで猫とも動く物とも予期できなかったもの。
「ほら、空に」
「虎かい?」
「ほら、もっとよく見て。あれは虎じゃない」
「ゆらゆらとして、村みたい」
「違うよ。村じゃない。そんなにまとまってはいないよ」
「もう一度トライしてもいい? 時間はあるの?」
「ある。スライド式にあるよ」
「あれはスライムだね」
きらりとした回答は腐乱した会談の後を駆け抜けるチャラチャラとしたマラソンランナーのように光った。
「違うよ。あれは未来からの贈り物だよ」
「だったら、それは雪だね」
「ああ、そうだよ。ようやくたどり着いたんだね」
その時、ラジオからホイットニーが流れた。
【創作note】はじめましてリフレイン ~好きなことを書く
同じことを何度書いてもいい。
(そう思えるようになって随分楽になった)
昔は今と違い「書くことは一度切り」と思い詰めたようなところがあった。だから、書くことは怖くて不安だった。何かを書き出すことで、自分の身は削られ何かが確実に失われる。書いてしまった以上、書く前の自分に戻ることはできない。そのような観念にとらわれていたのだ。
おはようは、繰り返されるもの。好きな場所には、繰り返し足を運ぶもの。書くことも例外ではない。前に書いたことはもう書けない? 同じようなことは書く意味がない? それはそれでいいではないか。
サスペンスドラマや新喜劇なんていつも同じじゃないか、と思う人もいるかもしれない。しかし、その場その場で「新しい気持ちで」作れば、それはそれぞれ新しいのではないだろうか。(同じと言えば、どんな人間も、猫も、星も、一日も、一生も、同じと思うこともできる)
「好きなことを書けばいい」
好きなことはあまり変わらない。
いい感じで忘れるところは忘れている。
だから、また改めてそれを書くことができる。
「いつも来てくれて……」
「ここしかないから」
「そんなことないでしょう」
と微笑む店長の顔はどこかうれしげに見えた。
珍しい袋麺やお気に入りのカップ麺を袋いっぱい買い込んだ。店長は、入り口まで見送りに来てくれて、何度も感謝の言葉を口にした。
駅前のドラッグストアに寄って用事は終わった。もう一度、あの店長に別れの挨拶をしに行こうかと考えた。考える途中、先ほど表まで見送りに出てくれた店長の笑顔や腰を折る姿が思い出された。どうやらその必要はなさそうだ。直前に挨拶した人に、わざわざ挨拶しに行くことはない。どうも無駄な考えだったようである。
帰りは違う道を通って駅まで行ってみようと思う。
いつの間にか僕は自転車に乗っていた。信号を待つ間、周辺を観察してみる。見覚えのあるように思えるものはない。テニス、卓球スクールの看板がある。校庭を縦断して、学校の先はすぐ商店街になっていた。店先を占めて部活動をする子供たち。(さっきまで雨だったから)
その先では商店街の通りの真ん中でバーベキューを楽しむ人たちの姿があった。
「駅は近いですか?」
青年団の若い男にたずねた。
「近いよ」
「5分くらい?」
「そんなにかからない」
男は愛想良く答えた。
僕は自転車を捨てて浮遊していた。
すぐにホームが見えた。西には入り口がない。
東口の駅前はよい匂いがした。浮遊しながら、店の中でおでんを仕込む大将の姿が見えていた。「ぃらっしゃい!」声も聞こえた。昔からあるうどん屋さんだ。2階には住み込みで働く少女がいる。
みんなあの頃と変わってないな。
悪はこの世からなくならない。(いいえ。この私の中からさえも決してなくなることはないだろう)だけど、悪によってこの身を滅ぼされるのはごめんだ。私にできることは少しでも善の力を引き出すこと。そうして何とか世界のバランスを保ち、自分という存在を維持するのだ。
善なる蓄えを増やすため、私は限られた資金をかき集め株のコーディネーターを頼った。
彼女は注意深く私の顔色を観察した。それから腹の中を探るため私の深層にまで潜入した。
「うう……」
私は少し痛いところを突かれる。
数分して彼女は私の腸内から答えを持って帰ってきた。
「あなたに最適の株はヤクルトです!」
ありがとう!
私はマイバッグを肩にかけてイオンタウンに向かった。
朝焼けのマーマレードが伸び行けば
柿へと渡り和解テーブル
(折句「天の川」短歌)
・
畦道や
しっぽを振って
タタタタタ
アビイ・ロード
ししゃもが焼けて
タイガース
あほんだら
死んだら終わり
食べなさい
(折句「あした」俳句)
「森はみんなあんたに任せるから」
任せるという言葉の響きに僕はだまされてしまう。
こんなことは前にもあったぞ。
チャカチャンチャンチャン♪
任務があるのはわるくないものだ。
任せなさい。
「こういうのあんた得意でしょ」
流石はよくわかっている。
姉は人との交流が得意分野。
僕は目の前のミッションに向き合うまでだ。
チャカチャンチャンチャン♪
深い緑に淡い緑。
とは言え緑ばっかり。
この緑とあっちの緑はどこがどう違うの。
今頃、姉は明るいカラーの人に向いていることだろう。
チャカチャンチャンチャン♪
「あんた、もうできたの?」
根を詰めればできないものはない。
ただ失敗を重ねて過去をつぶしていけばいい。
だけど、森の真ん中にぽっかり穴が空いたままだ。
「ねえ、森のピース、そっちの人間界に行ってない?」
チャカチャンチャンチャン♪
「えっ、あるかな」
「ない?」
「ねえ、あんた、こっちも手伝ってよ」
流石に人使いが荒い。
「お待たせしました」
私は何を思ったのだろう。前のめった姿勢が客を呼んでいた。客はすぐに歩いてやってきたが、パンはまだ焼けていなかった。
「少々お待ちを」
本来ならばパンはもう焼けたあとでなければならなかった。過去形から進行形に戻される不条理の中に、お客様は立たされていた。
(気まずいな)
何を詫びるかもわからず、私は厨房の中に立ち尽くしていた。延々と待たされる時。時だけが、ただ感じられる時。トースターは、時を嘲笑うようにスリープ・モードに入ったまま、熱を上げない。
長い朝だった。
noteを開こうとする度に、繰り返し問題が発生していた。ジョギングに行き、お風呂に入り、アイスを食べて、改めてアクセスを試みる。時間をずらせば、多くの問題は解決する。
「繰り返し問題が起きたためジャンプします」
飛ばされた先は庭だった。猫がいる。
(ちょうどよかった)
404美術館に出展する絵を考えていたところだ。
猫は動かない。僕はまだ筆を取らない。まだ今ではない。猫はじっとこちらを見ている。こちらが動くまで、ずっとそうしているつもりだろうか。猫との対立を通して、自分がこの世界に馴染むまで待つのだ。
「それまで動かないぞ」
絵の具は十分に用意されているが、まだ溶けていくものはなかった。ありのままを映すこと、目の前にいる猫を描くことは、もう目的ではなかった。それでは何だろう。猫が1つ大きなあくびをした。
猫と僕、君と君以外、僕の目に映る君、君の目がとらえる世界……。君と向き合い続けるということは、世界について考えることだ。
互いに意識し合う時間。終点のみえないにっらめっこの時間。少なくともここには2つの世界があるのではないか。君が思う故に、僕はいるのかもしれない。そうか。
「わかったぞ!」
くるり♪
わかり始めた瞬間、猫は反転して歩き始めた。
(もうとらえてるからな)
猫のいた空白に絵の具をといて、僕は猫の目を描き始めた。
推し量るものではないとかけ出したノートの上の空白地帯
かけ出せばすり減るばかり指先の意に寄り添って進む鉛筆
筆箱の密を飛び出し新しい孤独をかける2Bリーダー
折られれば痛みを覚え蓄えて書き殴る詩のライト・リベンジ
転げれば少し進んで止まるまで六角形のショート・トリップ
かすれつつ行き着く先はどこなのか3本指の不安なリード
注視するルーペを置いてかけ出せば削られてこそ僕は生き物
「充電か? 何パーセントだい?」お父さん、それは私の個人情報
・
「こんにちは、国勢調査を語る者ですが」
「はい、どうぞ」
「どうも。おひとりでお住まいでしょうか」
「はい、そうです」
「涼しくなりましたね」
「今くらいがちょうどいいですね」
「本当ですね。座右の銘を教えてもらっていいですか」
「果報は寝て待てです」
「なるほど、いいですよね。因みにiPhoneですか、アンドロイドですか」
「今はiPhoneです」
「私もなんですよ。今ちょうどキャンペーン中でして、うちのネット回線に切り替えていただけると、本日より快適にご利用していただけます。早速ですが、こちら必要書類にご記入お願いしてよろしいでしょうか」
「いいえ、それは結構です」
「えっ? 何かご不満があったらお聞きしますが、何か……」
「こいつは抱き合わせじゃないか!」
「はい?」
「おしゃべりと契約の抱き合わせだー!」
「その通りでございます」
「もう帰れー!」
「失礼しましたー!」
心ない一言が胸に突き刺さったまま抜けない。やさしいものたちを忘れた時。好きだったものを忘れた時。自分の中にあった大切なテーマを見失った時。ささくれほどのものがどこまでも存在感を増していくそんな夜は、すべてを置いておやすみよ。回復のための「詩のシャワー」をたっぷりとあびて、ゆっくりおやすみ。
・
空色の光沢をみせカナブンが
修理を終えたコインパーキング
(折句「そこかしこ」短歌)
裁判員に選ばれた。事件は凶悪な連続不倫である。そう聞いただけで気が重かった。いや面倒くさい。行きたくない。しかしこれという事情もなく、行かなければ自分の身が心配だ。
「国外追放が妥当でしょう」
気づくと私の体は激しい議論の中にあった。
「前例はそうではないでしょう」
「前例?」
「時代が違うんだよ、時代が」
裁判ではまず前例が重視されるはず。私の認識も既に古い可能性があった。口を開くのが恐ろしい。できることなら何も言いたくない。(早く帰りたい)
「被告は当時4日もろくに寝てなかったのですよ」
「責任能力を問えるのか?」
「問えるでしょう」
「あなたいつも寝てるんでしょう」
かなり踏み込んだ議論だ。
「私はもっぱら昼寝でして」
「昼夜逆転ですか」
「それは罪深い」
「それのどこが罪なんです?」
「ところで、あなた……」
あっ。気づかれた。
やっぱり何も意見せずに済むということはない。
「あなたはどういう立場ですか?」
あー、えーと、えーと、えーと。
「一旦話を整理しましょう」
そうだ。少し論点がずれているじゃないか。
「そうですな」
「犠牲者は何人でしたか」
「えーと、現在わかっているのは……」
・
アンテナを芸能面に尖らせた
うちの国では不倫がニュース
(折句「揚げ豆腐」短歌)
たまに驚くほど昔の家電が置いてあることもある。
引っ越した時、そこにあったのはナショナルのエアコンで、夏には何度か水を吐き出し、冬には部屋を暖めることを放棄した。もはや交換する部品もなく修理も不可能ということで、大家さんが新しいエアコンを購入したのは、数年前のことだった。
夕べは久しぶりにPomeraがおかしくなった。続きを書こうとして開くと、画面が白い。ここまではよくあることだ。カーソルが何もないところに止まっているのだろう。しかし、何か嫌な予感がした。上に行っても何も出てこない。下に行っても何もない。一番上に戻ってみるか。既にそこが一番上だ。カーソルの行き場はない。
(文字がない!)
まさかと思いF7文字情報を表示させると、総文字数が00000だった。
アルト・タブで画面を切り替えると、そちら側には文字があるものの、何か変だ。今日書いたとこじゃない。ファイル名と内容が一致していない。恐らくは何か別のファイルが表示されている。一旦、あきらめてPomeraを閉じる。もう一度開いてみても同じまま。次にPCからSDカードを読み取ってみると、データは最後に書いたとこまで(最新の状態)残っていた。
(助かった!)
タイミング的には、電池交換をした直後だった。その前に上書き保存をしていたのはよかった。一区切りしたらデータ保存は必ず行おう。
毎日バックアップは取っているので、仮に失われたとしても1日分の文字だ。それでも軽くめまいがするほどには動揺してしまう。
使用中のPomeraは旧型で、発売されたのは2011年だと思われる。文字盤の文字もすっかりかすれ、半分以上が見えなくなった。それにしても、よく持ったものだ。
だが、そろそろ……、考える時がきているのだろうか。