眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

単独ライブ(アクロスティック)

2018-02-27 12:30:45 | 短歌/折句/あいうえお作文
鬼の鼻歌が妙に耳障りだった。隣で聞かされていると自分の歌に集中できなかった。何か邪魔されているような気がする。気持ちよく歌っているようにみえると余計に気に障った。鬼が鼻歌を歌っている。何気ない普通の仕草である。
(鬼が)だから異質のものに変化した。

憎しみや敵意というものは、無関心よりも好意に近づきやすいというが、本当だろうか。鬼が何だというのだ。鼻歌が何だというのか……。鬼の鼻歌がやんだ。

鬼が口笛を吹き始めた。


おしゃべりな
人間たちの
対極で
一本木となり
自立する君

折句 短歌「鬼退治」
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