眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

一人を待つ

2013-07-08 11:15:54 | ショートピース
人が近づいてくると尾を振ってうれしそうにするが、すぐに顔を垂れてしまうのは本当に思う人ではないからなのだろう。長く一緒にいるためか電信柱は夏の終わりの夜の中で犬の毛色に染まり始めている。「やあ、待ったかい?」近づくと犬は満面の笑みを浮かべ、私の膝に飛び掛ってきた。#twnovel

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