
今日、広島は、被爆70年の暑い朝を迎えました。
被爆70年記念写真展「復興の記憶 ヒロシマを見つめた写真家たち」のちらしから、何人かの作品を紹介します。
原水爆禁止、平和を願う気持ちを込めて…。

A4サイズのちらしの小さな写真からのカットなので、画像が荒いのですが、写真家たちからのメッセージを受け取りたいと思います。

原爆ドームと元安川
撮影/土門拳 所蔵/土門拳記念館 1957年(昭和32年)

広島駅構内
撮影/岩波映画製作所(長野重一・名取洋之助) 所蔵/岩波書店 1952年(昭和27年)

広島駅前闇市
撮影/山端庸介 所蔵/山端祥吾 寄贈/日本写真保存センター 1946年(昭和21年)春

下校する子どもたち
撮影/佐々木雄一郎 所蔵/塩浦雄悟 1951年(昭和26年)

相生橋を走る東京オリンピックの聖火ランナー
撮影/明田弘司 19464年(昭和39年)9月

焼け残った袋町小学校の教室で授業を受ける広島市立第五中学校(現幟町中学校)の生徒たち
撮影/岸本吉太 所蔵/岸本担 1947年(昭和22年)
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広島市立大学公開講座の受講生の作品(静止画像)は明日、紹介します。
私はもちろん経験していないし、話や本やテレビでの知識しかありませんけれど、その時を思うと辛くなります。
今日から高校野球も始まり、開会式を少し見ました。球児たちの夢の舞台ですね。
夢を叶える人たちや、普通の生活を続けられる私たち。
それは、たくさんの人の恐怖や痛みや苦しみ、そして祈りがあっての今なのだという事を、心に留めて生きて行かなければいけないなと、歳を重ねるたびに強く思います。
戦争は絶対起こしてはいけない!!と。
いつか広島へ行ったときに原爆ドームを生で息子に見せたいです。記念館は年齢に応じてですかね。小学生の私が見たときは衝撃的で夜も寝れなかったのを覚えています。
活躍されている若い方や女学院の生徒さんが国連に行って発表されたり、若い人たちの活動の素晴らしさをTVで見ました。
そうですね。
70年前の今日、ふだんの朝を迎えたのですよね。
それが一瞬のうちに消えてしまった。
その悲しみ、つらさを抱えて生きていらっしゃる方たちが広島にはたくさんいらっしゃいます。
世界中には戦争の犠牲になった子どもたちもたくさん、胸が痛みます。
でも、被災地のこともふくめて、負の歴史のこともしっかり受け止めることが大事だと思っています。
>FU~さん
子どもには残酷すぎることかもしれません。
でも、それを理由に、原爆のことも、原発事故のことも、戦争のことも、語られなくなってきています。
年齢に応じて、身近な人が折に触れ話していくことが大事ではないでしょうか。
見たり聞いたりするだけでも残酷なことが、当時の子どもたちの身の上に現実におきたのですよね。
>Donnさん
被爆者が高齢化して、証言活動も難しくなってきています。
それを若い人たちが伝承していく取り組みが進められていることはすばらしいことだと思います。
一方で、悲惨な歴史に目をつむる、知らなかったことにする傾向も出てきています。
歴史に学ぶ謙虚さが政治家をはじめ、多くの人々に求められていると思います。
写真「下校する子どもたち」いい笑顔ですね。
犠牲になった子どもたちも、こんな笑顔が待っていたはずなのに・・・。
いま、NHKスペシャル「キノコ雲の下で何が起こったのか」を見終わったところです。
あの日、8月6日の犠牲者のなかで、10代の少年少女が一番多かったそうです。
その子どもたちの笑顔を再び見ることはできなくなりました。