暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

夫の腎臓病宣告から1年がたって。

2013-03-13 19:32:49 | 日記

gooから、去年の今日のブログを知らせてきました。

見ると、夫が腎臓科の検査入院したことを書いていました。


夫の入院中は、食事を作る家族も毎日のように、腎臓病の人への食事療法のDVDを
見る教育がありました。

出演している実際腎臓を患っている青年が、自分の食事を計量しながら作っている様子を
映していました。

そこまで私にできるだろうか、と不安でした。

栄養士さんの栄養指導も、「必ず量って料理を作ってください」ということでした。


慢性腎臓病の食事作りも1年になろうとしています。

はじめのうちは、ほとんど塩味の薄すぎるような料理を作って、食事がおいしいと
感じられず、ストレスがたまりました。

「あーー、がっつり食べたい!!」

と食事の飢餓感を感じるようになり、友達にもメールで言うと、

「いつでもランチ一緒に行こう。今日の、今日でもいいよ、知らせてくれれば。」

と、言ってくれていました。

 
そのうちに、去年の10、11月頃になって、外食がだめなら、うちでおいしいものを
作ろう、と気の持ちようが変わってきました。

そのころからネットで野菜を中心にしたレシピを取り出すようになり、レパートリーが
広がっていきました。


きょうの昼は、レシピのアレンジで、だしの効いた すまし汁の 鶏肉と大根、にんじん、
白菜の具だくさんのお雑煮をしました。

今夜のおかずは、

「大根とベーコンのコンソメ炒め」

「なすとピーマンの味噌炒め」

でした。

前にも作ったことがありますが、そこは、きちんと計量して、濃い味付けにならないように
気を付けています。


レシピもずいぶんたまりました。

そして、レシピはさすがに研究して作られてあるので、その通りに作ると私が作っても
おいしく仕上がります。


制限のある食事のために、専業主婦として、ようやく自分の地位が確立できたような気もします。


夫の腎臓病の指標のクレアチニンも、血液検査で低いレベルで推移していますし、塩分を抑えた結果、
夫の高血圧管理している血圧が低い数値になってきました。


動物性のたんぱく質は過剰に摂取することがないように、かなり肉を抑えた食事作りにしています。


自分がおいしいと思うものを食べるためでもあるので、これからも、料理が嫌いにならないよう
無理なく続けていこうと思っています。


そして、たまには、夫の好物の助六寿司を買ったり、出掛けたときの外食も内容に気を付けて
食べていくのもいいでしょう。


病気を悲観的にとらえるのではなく、腎臓病食は、健康食、と理解して、慢性腎臓病の早い時期に
気づいてもらえて、良かったと思えるように、なっていければよいと思います。


気づいてもらえていなかったら、きっと、今でも夫は、なんにでもお醤油をびしゃびしゃと
かけていたでしょう。


年金生活は、おいしく食べてなんぼのもんです。





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