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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

共感覚

2011-08-10 13:03:15 | 日記
困りました。ブログのネタが一向に浮かばずにテキストエディタを睨んでいます。こんにちは。
あまりに何も浮かばないので、今回は108ある隠しネタ倉庫から1個引っ張り出すことにしました。


共感覚(きょうかんかく)英語表記でsynesthesiaとは、ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいいます。文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりなんてのがその代表例だそうです。

共感覚の中でも、音楽や音を聞いて色を感じる知覚は「色聴」といわれます。有名な「絶対音感」を持つ人の中には、色聴の人がいる割合が高いそうです。
身近なところでは女性の高い声を「黄色い声」なんて表現しているところですかね。
まあ後者は比喩表現として広く知られているので、共感覚とはちょっと遠いかも知れませんが。


Wikipedia等の文献によれば、神経学者のリチャード・E. シトーウィックは、共感覚の診断のために用いる基準を以下のように決定しています。
1.共感覚者のイメージは空間的な広がりをもち、はっきりと限定されたロケーション(位置)を特定できることが多い。
[訳註]共感覚者は空間的なイメージの中で、自分の位置している場所がはっきりと分かる。
2.共感覚は無意識的に起こる。
3.共感覚の知覚表象は一貫性がある。
4.共感覚はきわめて印象的である。
5.共感覚は感情と関係がある。

難しいですが、「なんとなくこの文字にはこんな色がついている様に感じる」とか「あの音は何色に例えられるように感じる」といったところでしょうか。


実はこれに近いものを仕事上で感じる事があります。よくシステム解析をしているフェーズで最初は意味も分からず設計書やソースを眺めているのですが、ある時点からそれらに「色」がついて見えるようになります。

サブシステムであったり、DBのテーブルであったりあるユーティリティやパッケージ群が色とりどりのイメージを持って脳内に展開されるのです。実際に視覚情報として常に見えているわけではないので、かなり感覚的なものになります。「これのイメージカラーは濃い青緑だなあ」なんて感じでしょうか。

経験則から言って、色がつけられるのは本当に調査対象に対してマクロ+ミクロの視点で理解できた時に限ります。理解できていないものは無色のままなんですね。
これを有効利用して、よく解析等をしているときには、「色がつくようになるまで頑張る」と自分内ルールをつけてやっています。無色なのはまだまだ自分の中で理解も納得もしていないのだな、として重点的に疑問点を無くす様に指標を置くといったやり方です。

ちなみに以前こんな話を職場の仲間にしたら、「何を言っているんでしょう?お疲れですね」的な微妙な視線と受け答えを感じたので、それ以来あんまりこの話をしたことはありません。

共感覚自体はそれが認識できる個人によって違いがかなり出るみたいですので、同じイメージを共有することは難しいと思いますが、他に形は違えど似たような経験がある人はいないのかな?とちょっと気になった次第です。


というとりとめの無い話でした。

次回は久々に時事ネタでも書きたいですね。それではこれにて。
(刑事長)


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