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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

目覚まし犬

2010-09-13 08:35:45 | 日記
 朝目を覚ますきっかけは、一年中基本的に新聞配達のバイクの音だ。日曜を除き、おおよそ5時半にはやって来る。たいしたものだ。雨や風をものともしない。わが家は丘の上にあり、急なくねくね道を登って来なければならない。雪が降ると坂で転倒しふもとまで滑落する犠牲者が大勢出る難所なのだが、その危険地帯を絶妙なテクニックで攻略し、ほとんど定刻に訪れる。
 バイクの音が目覚まし、というレベルを超えて「うるさい」と思う日もある。早く電気バイクが安価に普及しないものだろうかと思う日もないわけではない。特に、新聞を郵便受けに放り込んで走り出す、その刹那の音が気になる。静かなモーターに切り替えてほしいのはこの瞬間だ。
 しかし、電気バイクが普及するより前に電子書籍が普及して、そのあおりで新聞も消滅してしまうかもしれない、と思うと寂しさがつのる。紙の新聞には存続してほしい。だから、多少うるさい新聞配達のバイクの音も我慢我慢である。配達してくれている方々には感謝を惜しまない。

 初夏は、新聞配達の音だけでなく、野鳩のババンババンボンという不思議な鳴き声が目覚ましになった。この夏は、ずっと窓を開けて寝ていたため、お隣のご主人のくしゃみの音が、かなり目覚ましに効いた。定年で退職されたご主人は、奥さんが働きに行き、主夫生活をしている。朝早く2階の物干しに現れて洗濯物を干し始めるのだが、その際なぜか、まずきっちり2回くしゃみをされるのである。「グワッショ、グワッショ」と聞こえる。
 つい先日は、巣立ち間際の子ガラスが家の前の大きな木の枝にとまって盛んに鳴き、それで目が覚めたことがあった。親ガラスが近くの枝にいて心配そうにしている。よく見ると両親揃って心配している。親バカなのは人間だけではないようだ。

 バイクやハトやカラスやくしゃみなどが襲いかかってもなお、起き上がれない日もある。音には気がつくが目が覚めない。もうろうとしている。あれこれ忙しく、ついさっき寝たばかりではないか、とほんの少し起きている意識がつぶやいている。そんな時、最終目覚まし兵器として威力を発揮するのが、わが家の飼い犬である。家の中で飼っている彼は、朝散歩に行った後でないと、食事にありつけないことを十分理解している。そのため、いつまで経っても起きて来ない、という朝は、寝室の戸をガリガリとひっかく。ガリガリ(起きろ)ガリガリ(起きろ)、これを永遠と思えるぐらい根気強く繰り返す。起きて戸を開けてやるまで、いつまでもやる。寝続けてなどいられないのである。休みの日はゆっくり寝たい、などという思いはまったく通用しない。問答無用。目覚まし犬が最後にやってくる。


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