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ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

イギリス発: 翼の戦士登場、オランダ

2016-09-15 15:41:10 | 日記
2016年9月15日(Thu.) 今日は畑で草取り、数日に1回ぐらいの頻度で行っています。もちろん除草剤などは一切使用しませんので、手作業です。 マルチを使う方法もあるのでしょうが、我が家のクライン・ガルテンでは手作業に徹しています。 グリホサート(除草剤成分)などの使用は、健康を害する懸念もあるとされていますので、全く考えられません。 また、受粉虫を絶滅させる恐れのあるネオニコチノイド(ネオニクス)などを含んだ殺虫剤も使用しません。 

さて、昨日はドイツ北部の港湾に現れた人懐っこいイルカのことでしたが、今日は、お隣オランダの警察が、「 Eagle: 鷲」をある目的で飼育・調教していると言う話題です。 ( ニュースソース:  The Guardian 9月12日発 )

<原文の一部>
Eagles v drones: Dutch police to take on rogue aircraft with flying squad
イーグル対ドローン: オランダ警察は、不正な飛行物体を飛行部隊で捕捉します。

Officers unveil ‘low-tech solution to high-tech problem’ after birds of prey prove ace interceptors in tests
当局者は、猛禽類がエース・インターセプター(注: 迎撃機)であることをテストで見せたあとで、「ハイテク問題をローテクで解決する」と語っています。


A young eagle displays its skills during the demonstration organised by the Dutch police. Photograph: Emmanuel Dunand/AFP/Getty Images

Dutch police are adopting a centuries-old pursuit to resolve the modern-day problem of increasing numbers of drones in the skies, becoming the world’s first force to employ eagles as winged warriors.

“It’s a low-tech solution to a high-tech problem,” police spokesman Dennis Janus said as officers and their feathered friends gave their first public demonstration of the birds’ prowess.

A series of tests have been organised since early 2015, and the Dutch forces announced Monday that the results had been good.


The eagles will now be launched whenever drones are believed to be posing a danger to the public, such as during sensitive state visits or if the remote-controlled tiny craft are flying too close to airports.

(抜粋)オランダ警察は、最近の問題でもあるドローン対策として、歴史ある古い方法を採用しました。それは、「翼の戦士”鷲”」で、世界初となります。 2015年の始めから取り組み、今週の月曜日(12日)に、結果は良好だと発表しました。 ドローンが公共の場や空港などに接近して、危険な兆候があると思われる場合には、鷲がいつでも飛び立つことができるようになります。


Photograph: Emmanuel Dunand/AFP/Getty Images

The aim of the tests was to determine the best way to bring down the drones.

“None of the eagles were hurt, but as for the drones, none of them survived,” said Janus, brushing aside concerns from animal rights groups.

“The eagles see the drones as prey and intercept them as they are flying, before landing where they feel safe with the drone still in their claws.”

Dutch police have now bought their own birds, which have reached five months old.


About 100 police officers will be trained in working with the eagles, and the Dutch “flying squad” could go into action next summer.

(抜粋)テストの目的は、ドローンをどのような方法で降ろすかを決めることにありました。 「鷲が傷つくことはありません。しかし、ドローンにとっては、逃げる術はありません。」と、動物愛護団体の心配に対して語っています。 「鷲がドローンを発見すると飛翔して捕捉し、爪で捕まえた状態のまま安全な場所に着地するのです。」  オランダ警察は自前の5ヶ月になる鳥も確保しています。 また、100人ほどの警察官が鷲とのトレーニングを行っており、このオランダ「飛行隊」は来夏(2017年)には実戦配備となります。


Photograph: Emmanuel Dunand/AFP/Getty Images

In the meantime, the police will use birds supplied by a specialist company, Guard From Above.

As in other countries, increasing numbers of drones are invading Dutch skies, raising concerns in places such as airports and restricted, sensitive areas.

“We haven’t found any other method to intercept the drones, but we are continuing to explore other possibilities,” Janus said, pointing to such things as nets or finding ways to electronically take control of the drones.

(抜粋)一方で、警察は、これらの鳥をスペシャル・カンパニーから供給してもらっています(注: 現在のところ・・・か)。 また、他の国同様に、多くのドローンがオランダの空域に侵入しており、それは空港や制限区域、注意を払わなければならないエリアなどへの侵入が増加しています。 「ドローンを阻止するため、他に良い方法は見つからなかった。しかし、他の可能性への探求は続けます。」  さらに、ネットや電子的な方法によるドローンのコントロールも視野内の一つだとも指摘しています。


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無節操なドローン利用者もいるのでしょうし、意図的な攻撃で使用を試みる連中も予測されます。 また、大型の猛禽類である「鷲」を利用する価値はあるのかも知れませんが、4つか、それ以上のプロペラが回転する飛翔体を、爪で捕捉するには危険が伴うことでしょう。 さらには、空港で大型ジェット機のエンジンに吸い込まれる事故も想定すると、必ずしもベストの選択肢とは言えないのかも知れません。 (鷲にとっても迷惑でしょうし・・・)

パートナーの一員として考えるのであれば、自ら危険を回避する術も教え込んでもらいたいものです。 「物(もの)」ではありませんし・・・。


*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。




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ドイツ: 人懐っこいイルカ現る

2016-09-14 15:11:25 | 日記
2016年9月14日(Wed.) いくつか話題にできそうなニュースがありますが、少しホッとするものにしました。 ドイツ北部の港に、一頭の人懐っこいイルカが現れているそうです。 ( ニュースソース: THE LOCAL DE 9月13日発 )

<原文の一部>
'Lonely' dolphin befriends local children in Baltic Sea
バルト海で、一頭のイルカが地元の子供たちを(!)助けています。


The dolphin swims with children in Kiel. Photo: DPA

Published: 13 Sep 2016 10:53 GMT+02:00

A dolphin has turned up at Kiel harbour and has become very friendly with the local children, taking them for rides on its fins.
キール(注: ドイツ北部の街)の港に現れた一頭のイルカは、地元の子供たちともとても親しく、ヒレに触れさせたりもしています。

The dolphin appeared in the Baltic Sea harbour at some point late last week and has quickly become a tourist attraction, reports the Kieler Nachrichten.

The whole town is now in a state of fever, with everyone hoping to catch sight of - or even go for a swim with - the aquatic mammal, the local news site reports.

The dolphin has also quickly made friends with local children and reportedly lets them hug it or hold onto its flippers as it swims along.

“It’s not normal that a dolphin trusts humans so much,” marine scientist Dr. Boris Culik told the Kieler Nachrichten. “But one does find dolphins who seek out human company. Perhaps he is just lonely.”

Its favourite activity seems to be to pass through the sluices which connect the North Sea Canal to the open sea and lucky passengers on the local ferry have been delighted to see him swim along beside them.

“The dolphin chirpily passes through the sluices. The traffic on the canal doesn’t seem to bother him,” Matthias Visser from the sea traffic office told DPA news agency.

(抜粋)先週末に一頭のイルカが港に出現、すぐにツーリストの注目を集めました。 今や、街中がこのことで盛り上がっていて、誰もがその姿を見ようとし、また、水生哺乳動物と一緒に泳ごうとしています。 そのイルカは、地元の子供たちとすぐに仲良しになっているし、伝えるところによると、ハグさえさせており、ヒレに触れさせて一緒に泳ぐまねも。  こんなに人懐っこいイルカは普通のことではありませんと専門家が言います。 ただし、彼(イルカ)は寂しいのではないかとも言います。 このほほえましい光景は北海運河に通じる水門周辺で見られます。 ラッキーなフェリー乗客は、寄り添って泳ぐ彼に遭遇するチャンスがあるでしょう。 イルカは、チーチーと鳴き声を発しながら水門を通って行きます。運河を航行する船は、彼の邪魔にはなっていないようです。 


Photo: DPA

But Kiel’s water police are warning members of the public not to swim in the area close to the sluices, which is banned due to the disturbance it can cause for shipping.

They also asked for people to be considerate towards the dolphin which can feel intimidated if too many people approach it.

(抜粋)しかし、キール所轄の水上警察は、航行の邪魔になるといけないので、水門近くで泳がないように注意を呼びかけています。 合わせて、あまりにも多くの人々がイルカに接近することで、彼がストレスを感じるようなことにならないよう配慮してやって欲しいとも頼んでいます。


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凡その場所は下の地図で確認下さい。 2013年に訪れたリューベックの街からは、北西方向に60kmぐらい離れた場所になります。

(出典: Google Earth )


これだけ話題になるくらいですから、この周辺でも珍しいことなのでしょう。 特に、こんなに人懐っこいイルカはいないことでしょうし。 何らかの形で人間と接点があったイルカなのかも知れませんね、想像ですが。



殺伐として、また、信じられないような事件や不祥事が続く世情で、こうした動物との触れ合いに関する報道は、心安らぐ思いがします。 利害関係もなくて、純粋に親しむことが・心を開くことができるからでしょうか・・・。 


*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。

 


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アイルランド: 物を売りつけておいて、再び盗む手口

2016-09-13 17:03:20 | 日記
2016年9月13日(Tue.) 秋雨前線と台風の影響か、気温は28℃程度ですが、断続的な雨と高い湿度に包まれています、尾張東部(愛知県)は。 我が家のクライン・ガルテンは、元肥を入れて2週間ほど経ったところで、今月(9月)末ごろを狙って、来年収穫のニンニク・タマネギ・ソラマメなどを植える予定です。 1畝(100㎡)ほどの畑ですが、土を耕すのも、草を刈るのも全て手作業です。 共同で所有・管理できる農機が畑の近くにあると助かるのですが・・・。

さて、アイルランドのニュースですが、その農機などを売りつけ、しばらくして、その農機を盗み、再び転売する犯罪組織が暗躍しているそうで、これに巻き込まれる農家も少なくないようです。 ( ニュースソース: Independent.ie 9月13日発 )

<原文の一部>
Criminal gangs selling goods to farmers, then stealing them again
犯罪組織が物を農家に売りつけ、そして、それらを再び盗みます。



Crime gangs are targeting farmers in a racket in which stolen machinery is sold on - only to be stolen again, from its new owner, a short time later.
犯罪組織は、盗んだ農機を売りつけると言う不正取引で、農家を標的にしています。そして、その新しい所有者から、しばらくして、再び盗んでしまうのです。

Typically, such criminals will advertise stolen property, such as a trailer, and sell it second-hand for cash to an unsuspecting buyer. The transaction often takes place at the buyer's home or somewhere that the criminal won't be seen.
通常、トレーラーのような盗品資産が売りに出され、中古としてバイヤーに現金譲渡されて行きます。こうした取引はバイヤーの家か、または、取引が見られないような場所で行われています。



However, the buyer will typically find the newly bought item stolen a couple of weeks later - usually by the seller themselves, according to Colin Connolly, a former garda who is now the Rural Crime Prevention Executive for the Irish Farmers Association, (IFA),

He warned that a failure by rural-dwellers to take more responsibility for their goods is driving a cycle of criminal activity. People need to be more proactive in protecting their valuables, he said.

Yet many victims of rural crime are still not reporting thefts because they believe the goods won't be recovered or that they aren't doing enough to prevent burglaries in the first place.

"A lot of these people are people who still leave their keys in the door," he said.

(抜粋)しかし、バイヤーはほどなく新しく買う物を見つけます。それは売り手自身であることも多いのです。こう語るのは元アイルランド警察( garda )の Colin Connolly です(写真)。 田舎の住人がこうした犯罪に巻き込まれないようにするためには、もっと積極的な対策も行うべきだとも言います。 また、様々な理由で犯罪として報告の上がっていない事例もあると言います。 また、多くの例では、キーをつけっぱなしにしているそうです。

・・・

(中略: 犯罪防止センターで、機械の登録ナンバーをネットから照会・確認することができるので、このシステムも利用して欲しい・・・と訴えています。)

・・・

In the meantime, Mr Connolly is urging farmers who are buying new machines or expensive equipment to be discreet when making or discussing such purchases. He is also trying to discourage people from buying such goods from the second-hand market.

More than 2,500 agricultural crimes were reported in the first six months of 2014, according to statistics from the Central Statistics Office (CSO).


The bulk of crimes involved 1,720 thefts of farm machinery alone. But the theft of tools and even livestock is on the rise, as is that of farm machinery that is being stolen to order.

(抜粋)一方で、Connolly は主張しています。新しい機械や高価な装置を購入する時には慎重になることと、中古市場からの購入は控えることも考えて欲しいと。 統計によると、2014年の前半で2500件の農業関連事件が発生しています。 1720件の農機単独盗難事件も含まれており、同時に、農機具や家畜の盗難も増加傾向にあるとしています。


***

安くはない農機を盗む犯罪組織グループ、また、それを中古機として再販し、さらにそれをまた盗む・・・。 悪質極まりない行為ですね。 これはアイルランドでの話ではありますが、日本でも農機を盗んでヤードで解体し、部品ベースで輸出するヤツラがいるそうです。

所有者の意志に反して、無理やりに略奪する行為は、人心にも傷を負わす意味で、やはり許しがたいものがあります。 現在、日本の法務省で、性犯罪に対する改定(親告罪を外す)を進めていると報道されていますが、例の振り込め詐欺や、こうした窃盗的な犯罪も、もっと重罰を科するようにすべきではないかと思ってしまいます。

もっと、「被害者」に寄り添った定めにすべきではないでしょうか。 故意に行う犯罪(過失は別)に対しては、さらなる厳格性があってよいと思います。弱者や正直者が報われない世の中であってはならないでしょう。



「同じ」とは言いませんが、富山市議が政務調査費に対して不正な請求をしていて、議員辞職に至った人が3人いるようです。 当該金は返却したとか、職を辞する・・・で、許されることでしょうか。

謝って済むなら警察はいらん・・・とも言いますが、こんな幕引きはオカシイでしょう。 立派な犯罪ですよ。 税金を盗んでいるんですよ。 「議員である資格がない」とご自分(議員)で言ったそうですが、その前に「人間」である資格が無いも同然なんです。

どこかの県議会議員にもアキレル人物がいましたが、高い精神性も求められる人民を代表する議員が、このような稚拙で・ご都合主義の固まりだとは、残念至極です。 一部の人のことかも知れませんが、ここまで適格性に欠ける事例があるならば、立候補の前に、適格性試験でも行うステップが必要かも知れませんね。



話を戻しますが、高価な農機は、共同購入・管理して、必要な時期に順繰りに使用できる地域体制構築(プロの農業分野で)も必要なのではないでしょうか。 高額農機への投資も、新規の就農者に対する参入障壁の一つになっていないでしょうか。


*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。




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臨時: 都政から感じる

2016-09-12 22:22:14 | 日記
2016年9月12日(Mon.) 月曜日のせいか(?、 EUとは時差が7時間ありますので)、関心の湧くニュースが見当たりません、今のところ。 一方、東京都のことですが、気になっていることがありますので、それについて綴りたいと思います。



築地市場に代わる新豊洲市場の施設に関し、地下の土壌の安全性や対策などについて疑義が生じているようです。 一つには、こうした「隠蔽」または「詐欺」かと思えるような事態を、これまでの行政や議会(議員)は放置していたのか?、逆に、積極的にこのようにしてきたのか?・・・です。

二つ目は、新知事(一人?)が、この不正のような事実に気づき、リーダーシップ及び権限を行使して、事態の把握や軌道修正を行おうとしているのか?・・・です。

一体、多くの人がこの事業に関係している筈なのに、内部牽制は全く働いていなかったのでしょうか。 組織ぐるみなのでしょうか。 経済を優先する考えを持つ一派が、関連する企業の利益を優先しているのかな? と疑ってしまいます。



一方で、権限を持つ首長が現れて、何事もその一喝でことが進められる・・・、これも逆に怖いことです。 まるで、ヒットラーや「北」の政治体制のようにも見えてしまいます。 権限の集中は好ましくない体制なのです。

望ましいのは、民意を反映する・民意を考慮し、属する政党の”上”を見て判断しない議員たちによる、公平・公正な判断に基づく政治・行政が行われることです。 一人の、カリスマ的な存在で、ことを決定して行く方法は好ましくありません、独裁に陥ります。

言葉を変えるのであれば、懐の深い・大所高所から俯瞰できる議長のもとで、政党にしばられない議員たちの客観・公正な考えに基づいて、国民・市民のための政治を行うべきでしょう。

現状を見ると、多くが期待からハズレているようにしか見えません。



話しを都政に戻すと、小池新知事がいなくても、公正・妥当な都政が推進される体制であって欲しいものです。 そして、これは国政にも当然あてはまることではないでしょうか。


*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。




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ドイツ: 近づくオクトーバーフェスト

2016-09-11 18:42:25 | 日記
2016年9月11日(Sun.)  17日からミュンヘンでオクトーバーフェストが開かれますが、それを前にしたイベントが行われるようです。 ( ニュースソース: THE LOCAL DE 9月9日発 )

<原文の一部>
Beefy Bavarian tries to smash world beer-carrying record
筋骨たくましいバイエルン人が、ビール運びの記録に挑戦します。


Matthias Völkl practicing to beat the world record. Photo: Sabine Elisabeth Barthelmeß/BBMC/dpa.

A 26-year-old Bavarian man is determined to break a world record by carrying 29 full one-litre beer mugs across 40 metres ahead of Munich's Oktoberfest.
26歳のバイエルン州の男性が、ミュンヘンのオクトーバーフェストに向けて、1リットル入りのビール・グラス29杯を40m運ぶという世界記録に挑みます。

Holding up just one litre - or Maß - of beer at Munich’s Oktoberfest is a challenge by itself, especially after having more than one - the sheer weight of the heavy glass mug may start to bruise your hand.

But one brave Bavarian is determined to break the world record by carrying 29 Maßkrüge, weighing some 70 kilos.

Matthias Völkl, 26, will on Monday attempt to transport this weight across 40 metres through Munich’s famous Hofbräuhaus beer hall, before the start of Oktoberfest the following weekend.

Völkl has been training hard for the challenge, going to the gym four times a week and practising by carrying his female colleagues through the Hofbräuhaus, where he works.

“I have already managed to do it, and I’m in good spirits about it,” said the young man from Deggendorf.

The previous record-holder is fellow German Oliver Strümpfel, who managed to haul an impressive 25 Maßkrüge over 40 metres in 2014.

(抜粋)1リットル入りのビール・グラスを持ち上げることですら大変なのですが、バイエルン州の勇敢な人が、重さで約70kgにもなる29杯のグラスを運ぶことに挑戦します。 Matthias Völkl(26歳)は、今週末(17日)の同フェスト開催の前、この月曜日(注: 12日)に、ミュンヘンの有名なビアホールで挑戦します。 彼は、過酷なトレーニングも重ねてきており、週に4回はジムに通い、彼の職場でもあるそのビアホールで、彼の女性同僚を運ぶ練習もしてきています。 彼は自信を示す言葉も放っています。 尚、これまでの記録は2014年のもので、25杯のグラスを運んだ記録です。

The current record for women is 19 beer mugs, carried by - of course - another German, Anita Schwarz.

And Völkl’s secret to his presumed success in beating Strümpfel?

“In any case, do not drink,” he said. “That will bring you down.”

(抜粋)女性の記録は19杯です。 また、男性挑戦者のVölklの秘策はなんでしょうか? 彼曰く「どんな場合でも、飲んではだめ。 飲んでしまうと、先にダウンしてしまうからね」と。


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過去のチャレンジの様子が映像でも紹介されていますが、両腕で29杯のグラスを抱えて、20mのコースをオーバルに周回して計40mを運ぶコースで、かなりの至難の技でしょうね。 12日に行われるようです。

今年(2016年)のオクトーバーフェストは9月17日~10月3日までです。ミュンヘンで毎年開催されている同フェストには、会期中に約6百万人の訪問客があるそうですが、今年は、テロ事件の影響もあって、厳重な警戒が敷かれるようです。

主催者のサイトによると、ザックなどの持ち物は禁止ですし、会場全体は、チェックをスルーした人間の侵入を防ぐために、フェンスで囲まれるとしています。

こうした催しが、何の心配もなく開催できるような社会・世界になって欲しいものです。 時の為政者に望みたいことも多いのですが、その為政者を選んでしまった私たち一人一人の自覚が、もっと大切なのかも知れません。


*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。




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