ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

臨時: 1976年の9月9日は

2016-09-09 18:29:40 | 日記
2016年9月9日(Fri.) 1976年、40年前のことになりますが、中華人民共和国、毛沢東が亡くなった日でもあります。



1976年は、中国で大きな出来事が重なったことで記憶に留まる年でもあります。 1月、周恩来が亡くなりました。 7月、唐山(河北省)で大地震が発生し、約25万人の人が亡くなったとされています(他の情報では70~80万人とも)。 そして、9月、毛沢東の死去となりました。

中華人民共和国としての建国は1949年、その後、様々な変節を経て1960年代の文化大革命などへとつながり、さらに、1978年の鄧小平による改革開放に至って、大きく舵を切って行きました。

その途中、1968年頃には「下放」(かほう、 xia4fang4 )が行われました。 都会の若者(中学生等)が思想教育の一環として、農村部に”強制的”に送り込まれました。 本人の意志に関係なく・・・です。

この時代には、他にも多くのことが行われましたが、その中でも「下放」は、最も理解・納得しかねる内容の一つなのです。 これに関する書籍や映画などもありますので、詳しくはそちらを参考にして下さい、関心がある方は。

さらに、この時、中国共産党幹部の子女は、この下放から免れていたとする記述はアチコチに見られますので、こうした面も含めて、一種の「多数者による暴政」だったとも言えるのではないでしょうか。

蛇足かも知れませんが、私の知人(中国人)に、下放された一人がいます。 そのことに関して、あまり多くは語りませんでしたが、該当者であることは話してくれました、もう十年ぐらい前のことですが。




アジアの話題ではありましたが、考えさせられることが多いですね。

下の写真は、関連する映画のものです(DVD)。
    


*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。




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