ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

臨時: 都政から感じる

2016-09-12 22:22:14 | 日記
2016年9月12日(Mon.) 月曜日のせいか(?、 EUとは時差が7時間ありますので)、関心の湧くニュースが見当たりません、今のところ。 一方、東京都のことですが、気になっていることがありますので、それについて綴りたいと思います。



築地市場に代わる新豊洲市場の施設に関し、地下の土壌の安全性や対策などについて疑義が生じているようです。 一つには、こうした「隠蔽」または「詐欺」かと思えるような事態を、これまでの行政や議会(議員)は放置していたのか?、逆に、積極的にこのようにしてきたのか?・・・です。

二つ目は、新知事(一人?)が、この不正のような事実に気づき、リーダーシップ及び権限を行使して、事態の把握や軌道修正を行おうとしているのか?・・・です。

一体、多くの人がこの事業に関係している筈なのに、内部牽制は全く働いていなかったのでしょうか。 組織ぐるみなのでしょうか。 経済を優先する考えを持つ一派が、関連する企業の利益を優先しているのかな? と疑ってしまいます。



一方で、権限を持つ首長が現れて、何事もその一喝でことが進められる・・・、これも逆に怖いことです。 まるで、ヒットラーや「北」の政治体制のようにも見えてしまいます。 権限の集中は好ましくない体制なのです。

望ましいのは、民意を反映する・民意を考慮し、属する政党の”上”を見て判断しない議員たちによる、公平・公正な判断に基づく政治・行政が行われることです。 一人の、カリスマ的な存在で、ことを決定して行く方法は好ましくありません、独裁に陥ります。

言葉を変えるのであれば、懐の深い・大所高所から俯瞰できる議長のもとで、政党にしばられない議員たちの客観・公正な考えに基づいて、国民・市民のための政治を行うべきでしょう。

現状を見ると、多くが期待からハズレているようにしか見えません。



話しを都政に戻すと、小池新知事がいなくても、公正・妥当な都政が推進される体制であって欲しいものです。 そして、これは国政にも当然あてはまることではないでしょうか。


*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。




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