自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

今年度最後の学校説明会

2010年01月09日 | 自由の森のこんなこと
今日は今年度最後の学校説明会。
明日、中学の入学試験にも関わらず、小学生も含むたくさんの受験希望者が来校しました。
今回生徒の立場で語ってくれた生徒と卒業生の言葉を紹介しましょう。

在校生としてお話しした高校3年のS君、
行事づくりの話から始まって、このように語りました。
「行事はただやるだけではなく、参加することつくっていくことが大事。」
授業の話では、「書いたものを何度も何度も書き直すことで、やっと完成した時の達成感は強かった。」と言います。書くだけだらそれですませることもできたけれども、やりきることの大事さを経験したそうです。
卒業を前にして、それまでの授業や生活が全てつながっているのかなと感じているそうです。

卒業生のYさん。
自由の森の授業の共通点は、納得のいくまで意見を聞いてもらえ、それを返してもらう時間が保障されていたと語ります。「それが自分を成長させてくれた一番の点」
大学で自由の森の経験が生きているなと感じるのは、グループディスカッションの時間だそうです。「みんな自分の意見を出すことをためらう感じがしているけれど、自分は自分の考えていることを間違っているかもしれないけれどもドンということができるのは、自森にいたからだと思う。」
中学から自由の森にいたので、大学に入って本当に久々にテストというものを経験しました。「勉強と学びは違うもののように思う。自分に引き付けて吸収するものが学びではないか。様々な知識を自分のものとしてかみ砕いていく力が付いたんじゃないかと思う。」
「今は、テストからの評価だけではなく、自分の納得の度合いという評価軸を持つことができるようになった」と語ります。
鬼沢真之
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