自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

地学実習 伊豆大島 2日目

2015年11月25日 | 自由の森のこんなこと
朝から、曇り。


夜のあの雨はすっかりあがって、暖かく観察日和です。







「 筆島 」  海から突き出ています。 


これは以前、噴火口のマグマが上がってきたマグマの道で、

そのマグマの道が、そのまま冷え固まったのがこれだそうです。







そして、「 波浮港 」。


こちらも、足元から対岸まで、ぐるっと。

見えているところが外輪山。


それを昔ガリガリと削って、海とつなげて港にしちゃったらしいのです。


すごいことをするものです。



そう、今日は、過去の噴火口巡りですね。








巨大なバームクーヘン。ミルフィーユ。

何人分でしょうか??



ではなく、「 大地層断面 」。

ここを観察していると、どうやって今の伊豆大島が出来上がってきたのかが、

地層に刻まれている、そういう場所です。


生徒たちに、質問を出したままなのでここには書きません。




最後に、

伊豆大島の成り立ち方にも大きく関係ある、こちら





記憶にも新しい

2013年10月に発生した大島町(伊豆大島)の大規模土砂災害現場です。



山肌のほとんど。

木が生えていない部分は全て崩壊したところです。

とてつもない量の土砂が流れたことが容易に想像できます。


火山性の土壌の特徴と、記録的な豪雨が重なった結果だったようです。



実は今回、自由の森学園のOB(1991年卒業)の河原さんに情報提供していただきました。

先日の 自由の森日記の記事を見て、去年の7月の写真を送っていただきました。


河原さんは、現在 測量士 として全国を飛び回っている方です。



さっそく、現場で写真と見比べて、山腹工と緑化の変化を見ることができました。

この場を借りて、感謝いたします。


そして、卒業しても繋がれる自由の森学園のOB と SNS にもびっくり。








ありがとう、伊豆大島。


近い割には、離島の気分がちっと楽しめる感じと、


地球のエネルギーと歴史を感じられる地学、生き物の遷移 ダイナミクスを感じられる生物学を

こじんまりとぐるっと見られる感じと、


早春の椿まつりと。

  なんと、1月31日から。



あ、釣りと。




ぜひ、近いのでおすすめですよ。


選択地学、伊豆大島合宿、おつかれさまでした~~。


てつひさ

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