自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

修学旅行に行ってきました。

2013年07月05日 | 自由の森のこんなこと


5日間の修学旅行も、今日が最終日。
前半コースの終わる日に「帰りたくない」という言葉をいろいろな人たちが口にしていましたが、今日もあちこちからそんな声が聞こえてきました。ほんとうにたくさんの出会いのある5日間でした。

今日行ったのは、ひめゆりの塔と ひめゆり平和祈念資料館、「平和の礎」のある沖縄県平和祈念資料館の2箇所。いずれも平和を「祈念」するための施設です。「戦争」を体で感じた人たちの持つ「伝えなければ」という意思をたくさん感じた1日でした。

今回の「平和学習」の2日間の日程はあちこち巡ることをやめ、ひとつひとつの場所をたっぷりと時間をかけて見ることのできる組み立てにしたそうです。やはり、ざざざーっと予定をこなしていくのではなく、訪れた場所ひとつひとつであれこれと想像することが大切なのだと、生徒たちの「考えている」表情を見て思います。
ひめゆり平和祈念資料館の展示会場でも、私たちが展示物や映像、文章などをじっくり見ているところに、全員同じ服装の集団(きっと他校の修学旅行生)が雑談をしながら通り過ぎていく場面がいくつもありました。


前半コースでのいろいろ、後半コースでのいろいろを、ひとりひとりが持ち帰っています。すぐに答えを出さない方がいいんじゃないかな。見てきたこと、聴いてきたこと、感じたことが、だんだんと形になっていくといいと思います。
なかの

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静かな自由の森

2013年07月05日 | 自由の森のこんなこと


7月4、5日の2日間、自由の森はとても静かです。
というのも、中学3年生は修学旅行、中学1年生と2年生は八ヶ岳登山のため、中学生は誰もいません。
そして、高校3年生は修学旅行を無事終え、その代休。高校1年生と2年生は学年ワークのため、いろいろな場所に出向き、さまざまな体験をしている最中です。
この学年ワークの中で、学校に残って活動をしているグループがあります。その活動を紹介します。

高校1年の「階段」グループは、体育館からグラウンドにおりる階段の補修作業を行っています。林業講座の生徒たちが間伐してきた丸太を利用して33段の階段を新しくしてくれています。33人の生徒と教員のみなさん、蒸し暑いなかご苦労様。

高校1年の「UDON」グループは、小麦・うどん文化圏である飯能の地元の方のご協力で、手打ちうどんの作り方を習いました。2日目の今日は、「U-1グランプリ」と題して、7つの班がそれぞれ独創的なうどん料理を作り、グランプリを決めます。実は先ほどグランプリが決定しました。トロトロうどんです。画像を見てください。

高校2年の「風にゆられて」グループは、ハンモックづくりに取り組んでいます。ハンモックを編んでいく作業はなかなか大変で、2日間では作れないため、数日前から準備をしていました。今日は完成した人たちからそれぞれ好きな木にセッティングをしてゆられています。雨がやんで本当に良かったね。

さあ、来週から全学年がそろい、いつもの自由の森学園が戻ってきます。

 

新井達也 

 

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