5日間の修学旅行も、今日が最終日。
前半コースの終わる日に「帰りたくない」という言葉をいろいろな人たちが口にしていましたが、今日もあちこちからそんな声が聞こえてきました。ほんとうにたくさんの出会いのある5日間でした。
今日行ったのは、ひめゆりの塔と ひめゆり平和祈念資料館、「平和の礎」のある沖縄県平和祈念資料館の2箇所。いずれも平和を「祈念」するための施設です。「戦争」を体で感じた人たちの持つ「伝えなければ」という意思をたくさん感じた1日でした。
今回の「平和学習」の2日間の日程はあちこち巡ることをやめ、ひとつひとつの場所をたっぷりと時間をかけて見ることのできる組み立てにしたそうです。やはり、ざざざーっと予定をこなしていくのではなく、訪れた場所ひとつひとつであれこれと想像することが大切なのだと、生徒たちの「考えている」表情を見て思います。
ひめゆり平和祈念資料館の展示会場でも、私たちが展示物や映像、文章などをじっくり見ているところに、全員同じ服装の集団(きっと他校の修学旅行生)が雑談をしながら通り過ぎていく場面がいくつもありました。
前半コースでのいろいろ、後半コースでのいろいろを、ひとりひとりが持ち帰っています。すぐに答えを出さない方がいいんじゃないかな。見てきたこと、聴いてきたこと、感じたことが、だんだんと形になっていくといいと思います。
なかの