自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

パプア・ニューギニアの歌と踊り

2006年10月03日 | 自由の森のこんなこと


JIMORI&PNGエクスチェンジプログラム

 パプア・ニューギニアという国。


 子どものころ、独立して国名を記憶した以来、ほとんど僕の世界認識にのぼることのなかった地域から6名の舞踊団が自由の森学園にやってきた。アジア・太平洋戦争の舞台となった地域で、今日塩瀬さんからお祖父さんがニューギニア戦の数少ない生き残りだった
ことを知らされた。


 人口は埼玉県より少ないにもかかわらず、言語は700とか800あるらしい。飯能から名栗に行ったら言葉が通じないという感じだろうか。


 おそらくこの国の人々が自由の森学園にやってくるのは初めてだ。どんな芸能をもっているのか、それを生徒のみんなはどう迎えるのか、興味があって音楽ホールに行ってみた。

 今回は、彼らと自由の森の生徒たちの郷土芸能、中国舞踊の双方を見せ合うという企画。




 彼らのはじめの演目はパプア・ニューギニア国歌。何と英語だった。日常的な言語は英語だという。その後、次々と披露される踊りと歌は、日本の太鼓とはまた違ったド迫力。細い筒にヘビ革(?)を張った太鼓の低くて単調なビートで土を踏み鳴らす歌と踊り。はじめは一番前に座っていた高3のS君は、その迫力に圧倒されて後ろに下がってきた。マジスゲー。



 一方、最後のお別れの歌は、文化の違いを超えて何か染みるものがあった。

 忙しい来日日程のなか、訪問してくれた彼らに感謝。



おにざわ

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