自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

入学式をおえて

2005年04月25日 | 自由の森のこんなこと
桜の花もほとんど散り、あらゆる若葉が美しく輝いているような学園の風景がみられます。落葉樹のほとんどはこの4月から五月までの時期に1年のうちの成長のために必要な養分をこの時期に根から吸収します。さて、新入生のみなさんはどんな養分をこの2週間で吸収しましたか。

今の多くの学校や塾では自分だけの世界をもったり、個別指導の部屋でわけられたり、する事が多いと聞きます。自由の森学園では1人1人が大切な「学びの共同体」の一員です。皆違ってそれでいいのです。しかし、授業や
行事はみんながそれぞれの持ち味を活かして、お互いを支えあいながら、自分達でもびっくりするようなすてきな体験をすることができる学校です。

ヘーゲルというドイツの哲学者は「人間には価値ある自分でありたいという強い欲求があるが、それは他人から認めてもらう事なしには満たされない」と述べています。自由の森学園はお互いを認めあい、お互いを高めていくステージがたくさん用意されています。そういう「養分」を自分の根をはって、大きく成長してくれることを心から願っています。 

困った事やつらいことがあったら担任や校長室にもきてくださいね。(今は散ってしまいましたが、写真の満開の校長室から見える桜の写真も見て下さい)

モルゲン

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