何気なくParisの市街地図を見ていると、四半世紀前に訪れたRue de Bacの文字が見えた。たった一枚の紙に住所を書いてもらって、地下鉄など使わずに歩いて、修道院を探した。
何かを売っていたおばさんがいたので、声をかけた。振り向いてくれない。もちろんフランス語なんて数個の単語しか知らない。
「Bonjour madame」と声をかけてもこちらを振り向いてくれない。ところが、「Mademoiselle」と言い換えた瞬間、こちらを向いた。世界中みな女性は同じ・・・・・
何とか場所を教えてもらい、緊張して修道院にはいった。シスターに案内いただき、記憶だが青いマリヤ様が本当にきれいだった。奇跡のメダルをいただき帰国した。
当時お御堂の写真なんて撮れるものでなかった。そんな余裕はなかった。ここでは、インターネットにアップされている写真をお借りしてお御堂の美しさを見てほしい。
撮っていただいた方にお礼として、私が撮影したマリア様をどうぞ。このマリア像は小さいのですが、建物と広角レンズのお陰で浮き出てくる。真っ白なマリア像と青空がいいと思いませんか。