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カセットテープを再認識する源太郎

2016年11月26日 | 毎日の話

7インチのオープンテープは保存状態がいい。10インチは酷使しているのでどうしても劣化が目立つ。今日は久しぶりにRT-1050にはお休みいただき、A-2300S(4号機)の活躍となった。この機械は1973年製、だからもう43年故障一つせず活躍してくれている。

ところで、先日「カセットテープ」のことを酷評してしまったが、よく考えるとMihoちゃんの90歳を過ぎた母親もカセットテープだけは今でも扱えることを思い出し、まんざら「カセットテープ」が悪いわけではないと反省した。事実、源太郎も学生時代録音したオープンテープからダビング編集して、よく「カセットテープ」を彼女に渡したことがあった。当時もっとも重要な交換ツールだったのかもしれない。

昭和40年代、まだカセットテープが普及する前、源太郎たちはこんな解説書を読みふけって、オープンリールの品定めをしていた。それに比べれば、「カセットテープ」の再流行は高齢者のニーズに十分答えたものなのだろう。当時の解説書を原文どうり記載してみよう。それは今のリニアPCMレコーダーと同じく、専門用語の羅列で、ここまでして吟味するのかと言われそうだ。まぁ、「鉄ちゃん」や「カーマニア」と同じく「おたく族」だったということだ。

テープには、こんなおまけのシートまで入っている。覚えている人もいるだろう。この銀紙は一体何に使うのかと・・・・

 

テープレコーダーについて

テープレコーダーは、ヘッド、メカニズム、アンプの3要素から成り立っています。

⑴ヘッドの働らき

 録音ヘッドは、テープに塗ってある磁性体を、音声信号の波形に対応した強さに順次部分的に磁化する働きをします。再生ヘッドは、テープ上の磁化の強さに対応した電流を取り出します。そして、消去ヘッドは、テープの磁気を取り去り、磁気の変化をなくしてしまう働きをもっています。そして、この三つは簡単な電磁石の一種で、ほとんど同じ構造をもっており、3ヘッド式のテープレコーダーでは以上の三つが消去、録音、再生の順に並んでいますが、普通の2ヘッド式のテープレコーダーの場合には一つのへッドが録音と再生を兼用しています。

 ヘッドのギャップの部分にテープを走らせ、ヘッドのコイルに交流電流を流すと、コアーの中にはこの電流に比例した磁力線が発生し、それがギャップのところでテープに塗られた磁性体の中を通過して、磁力線の変化に応じた強さに、この磁性体を次々に磁化して、テープに信号を記録していくわけです。

このテープを次に同じ速さでヘッドの前を走らせると、テープの磁性体に記録された磁力線は、ヘッドのコアーの中を通って、その変化量に応じた電流をコイルに発生させ、再生がおこなわれることになります。

ヘッドのコアーは、パーマロイなどの磁力線の通りやすい材料で作られます。また、非常にハムを拾いやすいので、シールドを厳重にする必要があり、高級なものでは3重くらいにシールドをしたものもあります。

【バイアスと消去】

テープが録音ヘッドの前を通過すれば、音声信号の波形に応じて、テープは磁化されますが、このときヘッドの電流の強さと、磁化された方とが比例しない性質があって、ひずみを生じます。

これを防ぐのがバイアスの役目で、直流バイアス法と交流バイアス(高周波バイアスともいう)法とがあります。直流バイアスは、雑音やひずみが交流バイアスに比べて多いので、普及型の電池式テープレコーダーなど、ごく安いものに使われています

交流バイアスは、30kHzから100kHz程度の交流を音声電流と合わせてヘッドに流してやるもので、こうすることによって、磁化のされかたを音声電流と比例させることができるようになり、ひずみを防ぐことができるのです。

このバイアスの値には、最適値がありますから、高級なテープレコーダーでは、調節できるようになっています。また、FMマルチのステレオ放送を録音するときに、マルチ部から出ている38kHzの信号と、交流バイアスとが干渉して、ピーという雑音が録音されることがありますから、FMマルチの受信機は、38kHzの出てこないものを選ぶ必要があります。

消去は、バイアスと同じく、消去ヘッドに直流または30~100kHzの交流を流しておこないます。直流を流すと、テープは飽和するまで磁化されますから、音は消えてしまいます。しかし、雑音が多く、高級品には使われません。これに対し、交流消去は、バイアス用と同じ交流を使い、テープの磁気をいったん飽和点までもっていってから磁界を小さくして、ゼロにするというやり方で、新品テープと同じ状態にもどります。

⑵テープ

テープ幅は6.25mmですが、テープの幅いっぱいにモノーラル録音するものをフルトラック録音、上下2段に分けて、1/2ずつ往復モノーラル録音するもの(普通の家庭用)をハーフ•トラック録音、またはダブル•トラック録音といいます。4トラック(4トラック録音)は、ステレオでしかもダブル•卜ラック方式にしたもので、最初に第1卜ラックにステレオの左側の音が、第3トラックに右側の音が録音されます。そしてテープの帰りには第4トラックにステレオの左側の音が、第2トラックに右側の音が録音されますから、再びステレオ録音がおこなえますので、テープが倍に使えることになります。

4トラックになると録音する幅がせまいので、フルトラック録音に比べて、雑音や音のムラなどの対策がむずかしくなり、優秀な機械が必要となります。

テープは、ベースには酢酸セルローズと、ポリエステルマイラーが主に使われています•ポリエステルのほうがじょうぶなので、長時間テープには、ポリエステルのほうが多く使われます。テープは温度、湿度に弱いのと、磁石やモーター、トランスなどの近くに置くと、音が消えたり、雑音が入ったりすることがあるので、保管には十分の注意が必要です。

切断したテープの接続には、必ず専用の白色をした接着テープ(スプライシング・テープ)を用いることで、セロハン・テープなどを使ってはいけません。ハミ出したノリが、ヘッドやテープガイドについて性能を劣化させます。

(3)メカニズム

テープをー定速度で送る機構が、キャブスタンとピンチローラーです。ピンチローラーの圧着力が足りないと定速で送れません。キャブスタンは、モーター軸直結で回すものもありますが、大部分のテープレコーダーでは、キャブスタン軸にフライホイールをつけて、このフライホイールをゴムのアイドラー、または、ベルトを使って、モーターからの回転力を伝えるようになっています。
モーターはインダクションや、シンクロナス型が使われますが、フォノモーター同様、シンクロナスのほうが回転数が正確で、速度偏差が少なくなります。

テープの供給側は、テープがたるまないように、テープをヘッドに圧着させるためには、バックテンションをかけます。また、巻き取り側もキャブスタン部から出てきたテープを巻き取った径に関係なく巻き取るため、スリップさせるようになっています。供給側は、またテープを巻きもどす働きをもっており、これらはアイドラー、またはベルトによった駆動されるわけです。

これに対し、3モーター式のメカニズムもあります。すなわち、キャブスタン用、巻きもどし用、巻き取り用とそれぞれ専用のモーターを使ったもので、レバーなどを使った機械的な切替え機構でなく、電気的に押ボタンなどで操作できるのが特長で、巻き取り、巻きもどしも非常に高速にできます。

しかし、150%や200%の長時間テープでは、あまり高速に巻いたり、急激なブレーキは、テープを切ったり、のばしたりするもととなることもありますので、操作や、調整に注意する必要があります。ブレーキは、テープを停止するときに、リールがから回りして、テープが流れ出さないようにするために必要で、左右のリールが同時に確実に停止しなければなりません。テープが流れ出したり、切れたりしないためには、回転方向によってブレーキの力が異っている必要があります。

またブレーキは完全でも、水平位置で使うようになったメカニズムを垂直にしたり、左右のリールに極端に重さの違うものを使うと、うまく停止してくれないことがあります。

テーブは、ヘッドに密着しなければなりませんが、この目的のためにフヱルトなどのパットで、テープをヘッドに押しつけたり、供給側リールに逆方向の回転力を与えて、テープを緊張させたりします。

したがって、逆方向の回転力にムラがあったり、パットが固くなったり、あるいはゴミがついていると、回転ムラや音飛びなどを起すことがあります。またテープがヘッド面を蛇行せず、安定に走行するためには、テープ・ガイドも重要な役目をもっています。4トラックでは、トラック幅が1.1mmしかありませんから、0.1mmの蛇行を生じても、1割のレベル変動を起すことになります。それと共に、テープは片のびしていないものを使うことが必要です。

(4)アンプ部分

テープレコーダーの増幅器は、

①録音アンプ部

②再生アンプ部

③レベル指示部

④バイアス発振部

⑤電力増幅部

⑥電源部に分けられます。

3ヘッド方式のテーブレコーダーでは、録音アンプ、再生アンプはそれぞれ独立したものが用いられ、録音しながらでも、録音したばかりの音を同時に再生ヘッドで拾って、再生アンプをとおして、確かに録音されたがどうかをモニターすることができる特長があります。

2ヘッド式では、同じアンプを録音時と再生時に切り替えて、兼用するので、録音中の音のモニターはできますが、同時再生はできません。

録音アンプ部は、マイクや、ラジオ等からの入力を増幅し、録音ヘッドに信号を加えてやる部分で、マイクの出力は1~l0mVくらい、チューナーやその他のいわゆる「LINE入力」は、50~500mVくらいなので、たいていこの二つは別の入力回路としています。そして、この二つがミキシングできるものもあります。

テープに、フラットな特性のアンプで録音し、再生すると、低音と高音が下がったカマボコ型の特性しか得られません。それを平坦なものにするには、アンプの方で低音部と高音部とをもち上げてやる必要があり、これをおこなうのがイコライザーの役目です。

そして、高音部の上昇は録音時におこない、低音部の補償は、再生のときにやるようになっています。そこで、録音アンプ部には、高音上昇回路が組み込まれているわけです。

また、テープにあまり高いレベルで録音しようとすると、磁気的に飽和してしまうため、ひずみを生じますし、あまりに低すぎると雑音が多くなるため、適正なレベルに合わせてやることが必要で、このためにレベル・メーターや、マジック・アイなどが用いられます。もちろん、メーターが振り切れない範囲で録音することがたいせつです。

バイアス発振部は、バイアスの項で説明した30~100kHz程度の高周波信号を発振させるところで、発振した信号は消去用として消去ヘッドに、そしてー部はバイアス用として錄音ヘッドに、録音用の音声信号と共に加えられます。

発振回路は、高級なものではプッシュプル回路が用いられ、雑音の少ない録音を可能にしています。一方、安物のテープレコーダーでは、バイアス発振器をもたず、直流バイアスや直流消去を使っているものもありますが、雑音やひずみの点でかなり見おとりがするものです。再生時には、もちろんバイアス部は動作しません。

再生アンプ部は、再生ヘッドの出力が1mVくらいしかないので、これを大きく増幅することと、低音をもち上げる再生イコライザーが主な内容です。

再生イコライザーの周波数特性カーブは、NAB(米国民間放送連盟)、JIS(日本工業規格)、BTS(NHKの技術規格)などで標準化されており、またそれぞれに19cm/sec用とか、9.5cm/sec用などテープ・スピードによって違ったカーブが用いられます。このうち、家庭用の普通のテープレコーダーにはJISが主に用いられていますが、4トラックの録音済みのテープはNAB特性で録音されているので、4トラック用のHi-FiテープレコーダーではNABカーブが採用されています。

2ヘッド式のテープレコーダーでは、録音アンプと再生アンプは別々のものではなく、一つのアンプが切り替えて使われます。つまり、録音のときには入力がマイクロホン、出力がヘッドとなり、再生のときには入力が再生ヘッド、出力側はスピーカーなり出力端子となって外へ引き出されるわけです。

そして、イコライザーも、録音のときと再生のときとでは切り替えられます。

電力増幅部は、スピーカーを内臓したり、あるいは、外部スピーカーでも、直接鳴らせるようになったものには必要ですが、4トラックのものなどでは、ステレオ・アンプと組み合わせて用いられることも多く、この場合には、テープレコーダーに直接スピーカーをつなぐ必要がないので、単に「LINE OUT PUT端子」だけを備え、電力増幅部は省略される場合も少なくありません。

4トラックの録音ずみのテープには,往復録音がされており、クラシックなどの長い曲では往きと帰りとを続けて演奏しなければならないものが少なくありません。

しかし、テープのかけ替えはやっかいなもので、かけ替えずに帰りも演奏ができればたいへん便利です。そして、実際に反転演奏のできるテープレコ―ダーもできています。

この場合、逆転のときには、第2、4トラックを再生しなければならないので、往路1、3のトラック用と、帰りの2、4トラック用の二つの再生ヘッドが必要で、録音再生兼用ヘッドを使った場合には、消去ヘッドと合わせて3ヘッド、元来が3ヘッド式の構成のものなら4ヘッドとなります。

いずれにしても、往復できるのは再生だけで、録音もできるものは少ないようです(録音もやろうとすると6ヘッドになる)。

テープの始めと終りにセーシング・テープ(金属箔のテープ)をはりつけておきますと、テープが送られてセーシング・テープがはってあるところまでくると自動的にモーターが逆回転する(オート・リバース方式)ようになっていますから、自動的に往復の録音、再生ができます。

オープンリールテレコの選び方

オーブンリールテレコとは、リールが2個あり、リール・ツー・リールになっているものです。

わが国でもテープレコーダーの生産量がぐーんと増え月間40万台以上のテレコがつくられています。その中で4万円以上の高級テレコが約5万台もつくられ、海外に、そして国内の市場に出まわっています。

そのためか、毎月の雑誌に必ずといっていいほど各社の新型テレコの広告にお目にかかります。専門メーカー、大手メーカー製品、それに海外製品まで入り乱れて、いずれがあやめかかきつばたというのが現状です。

これらの数多い製品の中から自分の目的に叶ったすぐれたものをさて選ぶとなると、それぞれ性能面、機能面、デザイン面で、その上価格の点でまちまちなのですから選ぶことは大変むつかしい問題になります。今までは性能重点的に選べばそれでこと足りたのですが、最新のオーディオ雑誌、音楽雑誌に次々と紹介されて来る新製品は性能面でかなり高度の水準に達しており、さらに使いやすさや機能面の追加がなされて多彩になってきました。

そこで、これからテレコを選ぶ場合にどのような点に注目すればよいのか、又どのようなものが本当に良いのか參考までにふれておきましょう。

殆んどの場合、Hi-Fiテレコの目的は家庭で音楽を楽しむことと言えます。ごくー部のテレコマニアの中には放送機用の大型テレコを家庭に持込んで、音質よりも、安定した動作や頑丈に出来た機構を楽しんでいるメカマニアもいます。所詮テレコも趣味性の強い音響製品ですから、レーシングカーやプロ用カメラ等の持味を趣味で楽しんでいる人が居るのと同様にプロ用テレコを楽しむ人がいても一向に不思議ではありません。こういった例外は別として、殆んどの場合、Hi-Fiテレコは家庭で、4トラックで、ステレオプリレコーデッドテープを聴いたり、音楽を、あるいは音楽放送を録音再生して楽しむのが目的でしょう。そのためには優秀な音質が得られ、操作が簡単に速くでき、故障がなぐ、テープを傷めず、いつも安定した動作が得られるテレコがあればよいわけです。

ー般にテレコはモーターやヘッドの数が多い程よいということをよく聞きますがモーターの数やヘッドの数をふやすのはよりよい性能を得るための一手段であって逆に数が多いから必ず良いというものではありません。極端な場合1モーター1ヘッドでも本当に目的を達することが出来るならば、これこそ最高のテレコであると言え
るかも知れません。こういった意味からモーター数、ヘッド数など余りこだわらず、

⑴音質は優秀か?

(2)操作は簡単で迅速に出来るか?

⑶常に安定した動作が得られ充分信頼出来るか?

⑷テープを傷めないよう充分配慮された構造になっているか?

(5)故障は?

(6)その製品にふさわしい価格か?

といった観点からテレコを見るように心がけることをおすすめします。国産のものだけでも数十種類もある4卜ラックオプーンリールテレコの中から自分の目的に叶ったものを一機種だけ選び出すために先ず検討資料が必要です。専門誌を読んで評論家の批評を調べたりお店で実物を見たり店員の薦めを聞いたりするわけですが、やはり検討資料としてはカタログに頼るしかありません。しかもこのカタログはメーカーが作っているものだけに書かれているのは長所だけで、その長所もメーカーによっては過大に書いているものもありますので誤魔化されず正しく読むことが大切です、良心的なデータを、カタログに書いてあるメーカーもあれば、良く見せようとして背伸びをした上に更に下駄を履いたような数値を並べているメーカーもあるからです。同じような価格で、同程度のグレードの製品でカタログのテータだけが、特にずば抜けて良いものはマークしておき、実際に自分の目や耳で確めてみるくらいにしたいものです。

カタログによって、まず数機種を選択した上で、音響評論家や批評や、友人、知人の体験や店員の話などを聞き參考にしながら店頭で実際に自分で操作したり音を聴きながら、又カタログには記載されていない点まで深く堀り下げて検討した上で最終的に決めるのがよいでしょう。

カタログに記載されている性能表示のデータの他に、忘れてはならぬものに機能と、使い易さを含めたデザインがあります。以前は性能一本槍で一にも性能、二にも性能といった時代がありました。そして現在のように性能が向上してある水準に達して来ますと、今度は機能や使い易さを含めたデザインの方にも注意が払われるようになってきました。

このオープンリールとは別にカーステレオに出発したエンドレステープを使ったカートリッジ式テーププレーヤーや、オランダのフィリップス社が開発したコンパクト・カセットブレーヤーが出現し急速に普及し、どんどんその需要層を拡げています。カセットは小形で、操作が簡単なため録勉テレコクラスのものにとってかわろうとしています。これは音がかなりいい線をいっていること、テープの装着がやさしく誰にでも簡単に使える特長があるためです。これの影響というわけではありませんが、4トラHi-Fiオープンリールテレコもテープ掛けが容易であったり、途中での掛け替えの必要がなかったらという望みが再び強く打出され、そのために生れて来たのが、イージーローディング機構であり、オートリバース機構であります。アンペックス1000番シリーズ、パイオニアから発売された画期的なイージーローディング、オートリパース録再テレコT―6000などはテレコの先端を行くものでオープンリールテレコの絶対要素を持っているものであり、次の時代のテレコのあり方を示唆しているものと言えましょう。

このようにテレコは性能100%時代から、性能の他に機能、更に使いやすさを含めたデザインの三つが評価の対象となるものに進歩してきたわけそす。

一度テープを掛けると再生は勿論,録音時でも逆転し最後までテープの掛け替えの必要がないことは大変便利なもので特にかけがえのない音楽を録音中に、あとわずかで音楽が終るという時にテープエンドとなりリーダーテープがパチパチ音を立てテープが止った時のあの経験したものだけしか解らない失望感は、テープエンド間近に感ずる焦操感と共に大へんなものですが、オートリバース録音のものはこういったものを感じなくて済み、その有難味がわかるというものです。このようなことは案外「自動反転往復録音再生」という言菜で片づけられ見逃がされてしまうことが多いものです。

更にテープの掛けやすさというものが案外大切です。複雑なテープ掛けに慣れていても、とっさに録音する時など、テープを片手でさっさと掛けすぐさま録音状態に入れるようなテレコに勝てるものはありません。これからテレコを選ぼうとなされる方はこんな点にも注意したいものです。


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