長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

政局も大切だが、閉会中も世の中は動いている。

2010-12-14 17:07:59 | 国会
国会閉会中も忙しく働かせて頂いている。厚生労働委員会、拉致問題特別委員会に加え、内閣委員会、政治改革推進本部、税制改革PT、外交安全調査会などを中心に、周辺各種会議に参加、ひとつひとつ仕上げている。特に防衛大綱提言以降は、税制改正に関わることが多く、毎日東京へ通勤しているような有様。夕刻の会議が終了した後も、地元に帰り平日毎朝7時から8時30分までの一時間半は街頭、駅に立ち街宣活動を実施している。

防衛大綱については、提言として提出した内容が手続きの瑕疵により付記が加えられるという事態となった。どうも、我が党は少数の意見が全体のコンセンサスを受け党内全体の意見であるかのように発信される傾向があるようだ。その象徴的なのがインデックス。私はあれを誰が書いたのかも知らないし、党内でコンセンサスを得たという認識もない。野党、反民主党派から攻撃の材料となる政策、党内でも都合の良い時にたまに使われる政策集程度の認識しかなく、あの存在を認めている議員は多くないと思う。

勿論、少数意見は大切であり無視は出来ないが、防衛大綱も右から左まで色々ある民主党内で、こういっては何だが、意外にも8割以上の賛同を受け、かなり自民党政権でも踏み込めなかった領域にまで踏み込み、かなり保守的な内容となった。しかし、リベラル派と言われる方々のルール違反には本当に恐れ入った。正当な手続きで反撃し押し切った。あの段階では事なきを得ていたが、その後総理が、社民党との調整?党内議論よりも6名の社民党の存在を重要視するかのような判断は許せない。因みに、夫婦別姓議論もそうだった。殆どの参加者、リベラル派といわれる人まで慎重にするべきとしたのに、座長とその周辺が推進派。民主主義の崩壊である。また結論が出たわけではないので、今後間違った方向へ行かぬよう物申していく。

そういえば、韓国へ日帰りで視察に行った。北朝鮮による砲撃事件を受け現地情報を取りに行ったがこれらについての詳細はいずれの時にか記したいと思う。

所得税、資産課税、法人税などの税制改正を巡る議論は実に白熱したものだった。党内提言を政府税調に提出。政府税調で審議された内容が先週から戻ってきて、それに対する政務三役の参加のもとでの議論、意見交換。時には怒号が飛び交う中で、私も戦わせて頂いた。とりわけ資産課税、相続税については元業界人として゛族議員゛をイメージされようとも徹底的に追及。全てに満足いく結果が出るとは思えないが、納得できる内容となり本日午前ようやく終了。

私の次なるステージは、政治改革推進本部。ただ、来週レア・アース確保の為にスリランカへ海外出張。体が幾つあっても足りない。因みに委員会視察以外は全て実費。強烈だったのは前述した韓国視察。日帰りツアーなどないので航空券代だけで14万5千円もかかった事。所得も経費である。他、事務所の維持など政治活動にはお金が掛かる。あぁ、お金が貯まらない。

永田町で仕事をしていても、政局に関しては殆どご縁がなく正直言って実感がない。移動中の報道などで状況を知るという点では、皆さんと同じなのである。地元に帰り私よりも政局に詳しい論客の皆さんから厳しいご指摘を頂いてこれを実感している。勿論、政局は大事ではあるが、政局に関わるほどあれもこれもと余裕がない。また、現場としては厨房に食材を届けるのが仕事。現実には厨房で喧嘩が起きており、折角の食材が腐っている。食堂ではお客様が料理を待っている。私も議員の端くれとして政局の当事者であることに間違いないが、今は目の前の仕事をすることに徹している。それでも時間が足りないのだ。

ただ勘弁して欲しいのは、政局に忙しく各会議に殆ど出席しなかった方々が、議論の最終局面にブラッと出席し、言いたい放題。欠席中に議論したことを今更蒸し返したり、そもそも論を演説したりするのにはウンザリする。「能書きだけなら誰でも出来るんだよ」といっている貴方こそが、議論の経過も知らずに能書きをたれている。

厨房にいる与野党幹部の皆さん、厨房評論家の皆さん、仕事しましょうよ。国会閉会中も世の中は確実に動いている。
コメント (197)
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