長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

トリノオリンピック・・・ルール改正という競争

2006-02-16 09:19:17 | 経済
スポーツルールはなぜ不公平か

新潮社

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選手に良くないプレッシャーを与えてはいけないと思いつつ、メダルを期待してしまうのも人情。それにしても、マスコミは度重なるオリンピック委員会のルール改正に何モノ申さぬのか。加藤氏の言葉に共感し、資料を探してみたら、、、あった。「スポーツルールはなぜ不公平か」・新潮選書・生島 淳 (著)である。

グローバルにみるとスポーツとは、日本人が考えているものと違うもののようだ。また、オリンピックは参加することに意義があると思っているのは、日本人だけのような気もする。ただ、それを意義とする精神こそが、素晴しい日本の精神文化であることとあらためて胸に刻みたいと思う。

ジャンプのルール改正をはじめ、多くの「ルール改正」が行われている。

水泳背泳ぎでは、鈴木大地の金メダルの後、バサロ泳法(あのイカ泳ぎみたいな)の距離が短くされ、平泳ぎでも、日本男子の活躍が目覚しくなると、頭を水没させてはいけないというルールが加えられた。

スキー複合では、荻原健二など日本勢がアルベールビルオリンピックで金メダルを取り勢いづくと、日本が得意なジャンプの記録を、距離時間アドバンテージを小さくし、距離が得意な欧州勢が有利となった。

また、愛ちゃんも、このルール改正のハンデを負っていた。卓球もボールが大きくなっているのだそうだ。ボールが大きくなると、非力な場合ドライブやカットでボールに回転を与えることが難しくなり、体が大きくパワーのある選手が有利となった。

この本では、
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欧米主導の不公平なルール変更の裏には何があるのか?そして日本国内でのさまざまな問題を浮き彫りにしながら、勝ち負けを決定づける「規則」の本質を探っている。
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ルールを作ることが競争になっているという点では、スポーツも政治も同じであるようだ。

単なる、日本排除というよりは、勝ち負けの拘り部分、何を大切にしているのかの本質に、文化の違いを感じる。まだ途中までしか読んでいないのだが、なかなかの良書である。

※オリンピックのほかに、2002-10-14  F1にも日本排除的傾向を見ることが出来る ことを、以前記したことがある。
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1 コメント

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荻村伊知朗 (たかやん)
2006-02-18 13:11:27
卓球のラージボールの使用についてはラリーが続くようにとの配慮があったみたいです。

元世界チャンピオンの荻村氏が言ってました。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901638165/qid=1140235846/sr=1-1/ref=sr_1_0_1/503-6524799-9042318
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