長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

東京大空襲・・・61年

2006-03-10 16:17:02 | 歴史・伝統・文化
語り継ぐ東京大空襲、平和への誓い新たに大法要 (読売新聞) - goo ニュース

昨年も、東京大空襲について記した記憶がある。焼夷弾は日本家屋を焼き尽くすのに最も適していた。墨田区の私の親戚は地獄絵のようなあの日を今でも忘れずにいる。たぶん、今年もこの大法要に参列していると思う。

日本とドイツは同じ敗戦国で、連合軍が落とした爆弾の数もほぼ同じ量。しかし、被害は日本が数十倍あったのは何故か。これをアメリカが戦後調べたという。要は「危機管理の欠如」、つまり、疎開が徹底されていなかったことや、爆撃を受けた際、住民達がどのように非難すべきかのマニュアルすらなかったという。当時の政府に戦争責任があるとすれば、この部分である。

しかし、毎度この時期になるとお門違いな訴訟が行われる。東京大空襲の遺族ら国を提訴 損害賠償、謝罪求め。さてさて、無差別爆撃を行ったのは一体どこの誰だったのだろう。

アメリカである。

ならば、アメリカを訴えるべき。確かに、空襲の遺族・被災者ら民間戦災者は、戦傷病者戦没者遺族等援護法が適用される旧軍人・軍属やその遺族と異なって、補償が行われていないことは、気の毒であり、別の保障を考えて差し上げたいとは思う。「戦争犠牲ないし戦争損害は国の存亡にかかわる非常事態のもとでは、国民のひとしく受忍しなければならなかったところ」、よって保障は無理という最高裁の判断を素直に受け入れられないという気持ちもわかる。

全ては戦争に負けたからである。戦争に負けたという責任は大きい。

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同会は、この最高裁判決の「戦争受忍論」の問題点や克服の方法を検討するため、今後、弁護士や法学者とともに、戦後50年を前に相次いで提起された数々の戦争責任裁判で積み上げられた法理論や、民間人への補償を定めた諸外国の事例を研究するという。
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この事例研究の為に、焚き付けられ、原告に担ぎ上げられた人は、まさかいないだろうなぁ。

この人たち、何でアメリカを訴えないのだろう。日本政府も黙ったままである。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おばあちゃんの誕生日 (たかやん)
2006-03-12 00:22:41
亡くなって31年たったおばあちゃんの誕生日だ。生きてれば110歳は超えている。
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Unknown (Unknown)
2006-03-14 09:04:47
日本人が空襲で被害にあったのは自業自得です。そんなことよりも、強制連行されて被害にあい、何の補償も受けられなかった韓国の人たちに、きちんと謝意をしめすことが大事です。
返信する
化石発言 (Unknown)
2006-03-14 09:21:10
またまた、化石発見。でました、強制連行発言。補償が受けられなかったかわいそうな韓国人発言。
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卵と鶏のなぞ (イア・マ・タウ)
2006-03-14 13:13:08
お邪魔します。



負けたから爆撃を受けたのだ、という主張もあります。

マリアナ諸島における島の取り合いで負けた事が、米軍の爆撃機による日本の飛行機用発動機工場への空襲に繋がり、飛行機の生産に遅滞が生じ、それが制空及び迎撃能力の減衰に繋がりました。



「男たちの大和」は見ましたが、登場人物の発言で最も適切だった発言は、これだと思います。

「マリアナを取られたら、日本は負けだ。」



当時の内務省の政策は、大枠で間違っているとは思えません。



むしろ米国は、対ドイツ戦で主力のM4戦車に関して、搭載した76mm砲の高速徹甲弾の遅配、あるいは90mm砲への未換装を通じて、戦争終結を一年近く遅らせた可能性があります。

タイガー戦車の伝説は、T34/85のようなM4/90を米軍が造らなかったことによって成立しました。

ソ連軍は、ドイツ軍の新型戦車にT34が歯が立たなくなると、大口径の85mm対空砲を改造して主力戦車に搭載しました。

米軍も、90mm砲を主力戦車に搭載すべきだったのです。

兵士たちの命を本当に大事に考え、戦車メーカーや飛行機メーカーの利益を度外視するならば。



ノルマンディの前にアフリカに投じられたM4戦車の部隊は、戦車戦で全滅しています。

日本の問題は、マリアナで負けたのに降伏しなかったことであり、その原因は日本海軍による戦果の捏造(台湾沖航空戦)にあります。

「アイ・シャル・リターン」を赦したのは、裏切り者、日本海軍に巣食う差別主義者の策動によります。

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