長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

予算の単年度主義

2009-04-02 15:28:59 | 行財政・金融
河村建夫官房長官は1日の記者会見で、予算成立によって景気対策のための゛3段ロケットが完成゛したことで解散権を得たという気持ちではないかと述べた。翌日、北朝鮮が長距離弾道ミサイルの燃料注入作業を開始したとする米CNNテレビの報道について、今事実関係を確認していると述べた。

あぁ、この時期、景気対策のための゛3段ロケット゛という表現は如何なものかと思う。

さて、それにしても我が国の国家予算。枝野代議士が指摘しているように、「単年度主義をとりながら、長期計画をしていることに問題があります。現在の制度では1年間の予算しか決めることができません。数年にわたる長期的計画があるとき、初年度の予算が国会で可決され、次年度にその計画が時代にそぐわなくなったとが判明したとしても、国会がその計画を止めさせることは、著しく困難です。数年にわたる案件は継続案件といわれ、予算全体の7~8割になっているにもかかわらず国会は何か大きな問題が生じない限り、チェックをすることはできないのです。」

使い切らなければ、翌年度は予算を減額される」という「お役所の慣行」との決別が図れないものだろうか。予算の「使い切り」慣行は、無駄遣いや裏金作りの温床となるのだ。民間企業では当たり前のように繰越金が認められる。世間の常識が永田町霞が関の非常識とされる典型的な事例である。


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1 コメント

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非常識ですな (東雲牛)
2009-04-02 19:05:10
 長尾さんのおっしゃる通りで、使い切らなければならない単年度は止めるべきです。
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