長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

軽井沢での勉強会、八ッ場ダム現地視察

2008-08-24 22:07:33 | 民主党
※以下、アップロードしたつもりがしていなかった。遅まきながら本日実施。

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8/17.18両日、政権交代を実現する会に参加させて頂いた。

はっきり言えば、鳩山グループの定例会に、我々小沢グループが合流させて頂いた形。100名ほどの会合に膨れ上がり、マスコミ報道陣も30名程参加。代表選に向けての決起大会などと新聞には記されてあったが、それ程オドロオドロしい会合でもなく、朝日新聞の論説委員からの政界変遷についての講演があり、自分なりに自分の立ち位置が確認できた。山岡国対委員長、直嶋政調会長の話は、永田町の空気を直接肌で感じさせてくれる。浪人生にとっては誠に有難い。



研修会終了後は鳩山由紀夫別荘にて懇親会。この日、アリオ前での街宣を終え、上着を持たず大阪を出発した私は高原の寒さに凍えそうになった。同じ日本の気候とはとても思えず、また軽井沢に避暑に来られる多くの方々の優雅な様を見て、妙な゛格差゛を感じざるを得なかった。一面に苔が生した素晴らしい庭園を見ながら、現職国会議員や、予定候補者同士達、マスコミの方々との情報交換を楽しんだ。鳩山邸を後にし、尾立参議院議員など大阪組で更なる情報交換。深夜、松木衆議院議員と、大久保参議院議員、予定候補者で情報交換。随分お酒がすすんだ。



同じホテルで自民党山崎派も会合をしていたらしく、朝食場所は民主党、自民党が入り乱れ。石原伸晃衆議院議員と某議員が何やらひそひそ話。山崎拓衆議院議員は一人庭を眺めながらごゆるりと朝食を召し上がっていた。チェックアウト……たぶん一泊でこんな金額を支払ったのは初めてだと思う。家族に申し訳ない、ホント。恐るべし、シーズン中の軽井沢料金!

そして、八ッ場ダム現地視察の為バスに乗り込む。以下は、民主党ホームページより抜粋。



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鳩山幹事長ら、八ッ場ダムの建設現場を視察 地域住民のなまの声を聞く

 鳩山由紀夫幹事長をはじめ国会議員、次期衆院選挙公認内定候補者ら一行は18日午後、群馬県八ッ場ダムの建設現場を視察。地元住人らから概況説明を受け、要望を聴取するとともにダム建設に伴う移転先となる代替地などを視察した。

 一行ははじめに、党の八ッ場ダム研究顧問を務める群馬第2区総支部長の石関貴史衆院議員から八ッ場ダム建設の経緯、目的、現在の状況などの説明を受けた。

 八ツ場ダムは、治水と利水を兼ねた多目的ダムとして、国が1952年に群馬県長野原町の利根川水系吾妻川中流に計画。住民の反対運動の末、2001年に国と水没地域住民が土地の補償基準で合意したが、代替地整備が進まず本体工事は未着工のまま。基本計画の変更は度重なり、事業費は当初の2110億円から4600億円に膨らんだ。しかし2007年には当初の目的に加え、地球環境に配したものをとダム放流水による水力発電を追加。これについての予算は加えられておらず、今後さらに膨らむ可能性が高いことも含め、反対派は多くの問題点を指摘している。

 同じく八ッ場ダム研究会顧問を務める島津氏(全国水源問題連絡会代表)は八ッ場ダム事業の様々な問題点として、(1)美しい吾妻渓谷の喪失(2)貴重生物の喪失、(3)水質悪化(4)ダムサイト岩盤の崩壊の危険性――等を具体的に列挙。国民は巨額の負担を強いられることになるとして事業の見直しを訴えた。また、生活再建のアフターフォローの必要性を主張。ダム見直し後の生活再建・地域振興を確実なものにするためにはその実施を制度的に裏付ける法整備が不可欠だとした。

 川原湯温泉観光協会会長の樋田氏は、ダム事業をめぐり祖父母の代から3代、60年間も政治の渦に巻き込まれ地元住民たちは疑心暗鬼になっていると述べ、「正直ダムをつくってもつくらなくてもどちらでもいい。子どもたちが安心して暮らせる場所と時間ができればいい」と切実な思いを明かした。水没地区の住民は移転を余儀なくされ、そのことで子どもたちが学校を移り、友達と分かれることになったり、安心して通える通学路が閉ざされたりするなどの実態を紹介。「一番泣いているのは子どもたち。子どもたちを泣かせない政治を」と悲痛な叫びをあげた。

 川原湯地区区長の豊田氏は、ダム事業に関して川原湯地区が危険にさらされること、これまで建設省、国土交通省と体質は変わらず、長年仕事をせずに工事を長引かせてきたこと、地元住民に事実を明かさず事業を強行していることを問題視。何よりも安全性を重視した取り組みをと要請した。

 鳩山幹事長は続いて、高山長野原町長、茂木東吾妻町長から早期の生活再建と移転を強いられた水没地区へのインフラ整備を求める陳情書を受取った。

 党「公共事業チェックの会」の会長を務めていると挨拶した鳩山幹事長は、八ッ場ダム事業をめぐっては、「政治家の思惑により地元住民が右に左に翻弄され、たまらないという気持ちわかる」と理解を示し、次期衆院選挙のマニフェストへの明記を含め、今後どのような対応をすべきかしっかりと検討していくと約束した。

 この後一行は、水没地区の代替地を視察。国土交通省関東地方整備局の八ッ場ダム工事事務所のスタッフの案内のもと、小学校や温泉地区などを見て回った。参加した議員らからは、ダムの費用対効果をはじめ様々な質問が飛び、本当にダムが必要なのか問題視する声が多く上がった。しかしながら担当者は、「今は明確な数字はいえない」など明言を避け、ひたすらに当初の目的の正当性を強弁。議員らは、費用対効果の根拠となる数字に、現在10万人の観光客をダム建設により700万人と見込んでいることなどを指摘し、工事ありきの再検討だったのではないかとして、今後国会審議を通じても議論していく決意を固めた。
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これも抜粋。
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臨時国会で公共事業のムダ遣い廃止への議論深める 
福田首相の地元で続くムダな公共事業 「治水」「利水」「水力発電」効果疑わしい

 鳩山由紀夫幹事長は18日午後、群馬県長野原町で記者会見を行い、八ツ場ダム視察の感想を述べるとともに、公共事業のムダ遣い廃止に向けての議論の必要性を改めて指摘。臨時国会での審議を通じて国土交通省に対し、ダム建設事業が本当に必要かどうかを追及していく方針を示した。

 鳩山幹事長はまず、八ツ場ダム建設の目的である(1)治水(2)利水(3)ダム放流水による水力発電――について、効果が疑わしいとの見解を明示。国土交通省の担当者による説明は「説得のあるものではなかった」として、その必要性を改めて検討するべきだと主張した。八ツ場ダム建設をめぐり50~60年もの間、地元住民が政治によって揺り動かされた結果、多大な迷惑を被っているとも指摘。福田首相の地元でムダな公共事業がいまだ検討され続けていることを問題視し、「国民からの大事な税金がムダ遣いされる公共事業を看過できない」として、生活再建の支援を含め地元住民が安心して暮らせる仕組みをつくっていくと表明した。

 民主党では2005年の衆議院選挙「マニフェスト」において、八ツ場ダム建設事業の中止を明記したことにも言及。今後は事業の中止のみならず、水没地区の代替地工事が動いていることも考慮しながら地元住民の生活再建を最優先に取り組んでいく意向を語った。

 また、全国を遊説してきての手応えとして、「国民からの民主党への最大の期待は官僚のムダ遣いを廃止してほしいということだ」と分析。熊本県では蒲島新知事のもとで川辺川、荒瀬ダムの撤去方針が凍結されたことにも危機感を示しながら、臨時国会では道路、ダム問題など、公共事業のムダ遣いについて積極的に議論していくとした。

 会見には視察に同行した国会議員、次期衆院選挙公認内定候補者、県議会議員ら24名が同席。川内博史衆院議員は、国土交通省が事業執行の根拠とする費用対効果の見積もり方が不明瞭だとして検討していく考えを表明。地方整備局の見直し含めてしっかり議論していくと語った。

 石関貴史衆院議員(群馬県第2区総支部長)は視察について、「現場の声を直接聞き、さらに深く実感した」と、問題意識を共有できた成果を強調した。

 そのほか鳩山幹事長は、次期衆院選挙の群馬県第4,5区の候補者選定についての質問に対して、「群馬県では必ずしも順調に進んでいるとはいえない」としたうえで、次期衆院選挙では自公政権を倒すとの最大の目標を果たすために社民党、国民新党の選挙協力が欠かせないと改めて表明。第5区においては出馬すると目される社民党の候補者に対して協力する意向を伝えていると明かした。また、第4区についてはできる限り民主党の候補者を擁立できるよう引続き作業をすると話した。
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1 コメント

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Unknown (おでん)
2008-08-25 21:17:26
母親の実家は、まさに水没する河原湯地区にありました。もはや、過去形です。数年前に立ち退き、保証金を受け取り、少し離れた町に移りました。
地域の住民は、あまりに長いゴタゴタにすっかり疲れてしまっている、という印象です。
正直な話、今更事業が撤回されたとしても、もう戻る事はできないでしょう。年齢もありますし。
ただ、八ッ場ダムの事例が、今後の公共事業のあり方に何か教訓を残せれば良いな、と思います。
のど元を過ぎても、熱さを忘れず。失敗、不正に対しては、きちんとした対応をお願いしたいです。
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