長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

"挑んでいる風"を印象付ける橋下氏

2015-03-09 18:56:23 | 自治
私のまわりでは、都構想に関して賛否は拮抗しています。その理由の多くは共に、橋下氏のキャラが理由です。好きとか嫌いとか、、、、大阪を思う気持ちが伝わるとか、伝わらないとか、、、、それで良いのでしょうか?

大阪全体の3割のパワーで、残りの7割を支えることは不可能です。東京の構造を大阪に持ってくる意義はありません。23区は東京全体の7割の力を持っているので他の3割を支えるのは可能です。加えて、固定資産税、法人市民税、都市計画税、事業税取られて、軽自動車税、たばこ税あたりでやっていけるのでしょうか?

明らかに市民サービスは低下します。東京、大阪では畑が違います。また、4000億円の経済効果が数億円である事も客観的にわかってきました。初期投資の600億円の財源が不確定である事などを飛び越えて、橋下氏ならば何かやってくれる気がする、という発想は大人びているとは言えませんね。

議論に意義はあります。理詰めでいけば、都構想は大阪にはそぐわぬ事が明らかになります。橋下氏を見るのではなく、議論の中身を見ていきましょう!橋下氏は、理詰めで追い詰められると戦う土俵を摺り替えてきます。ディベートにおける彼のひとつのパターンです。例えば、代替案の話をしているのにしてないと言い、都構想の問題を指摘すると自分のことが嫌いなんでしょと宣う。有権者に気付かれぬように自身の弱点を隠しつつ「挑んでいる風」を印象付ける。

弁護士出身だけにあらゆるテクニックが見え隠れします。時に、そのお行儀の悪ささえ、大阪人には逞しく見えてしまっているところに悲劇の始まりがあります。今日も地元に戻りいろいろとお話を聞いていますが、潮目が変わってきているような気がします。特に大阪「市外」の地方選挙では、都構想よりも、地元をどうするのか? が争点になるような雰囲気作りに取り組みます。
コメント
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