長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

【従軍慰安婦問題】朝日新聞、植村隆記者の証人喚問は要求、実現されて当然

2014-03-20 19:37:47 | 韓国外交
従軍慰安婦問題の重要論点の一つは、日本発であるということです。

ご承知のとおり、吉田清治という元軍人が、「私の戦争犯罪」というデタラメな本で、慰安婦の強制連行に言及したのです。それをネタに反日行動を起こしていたのが、福島瑞穂弁護士達でした。しかし、当時のNHKですら、その証言に矛盾があるので、「慰安婦が名乗り出た」という報道に止めていたようです。ところが、朝日新聞の植村隆記者が、元慰安婦のひとり、金学順がソウルに住んでいることを報道し、無理矢理、再燃させたのです。

後は、皆さんがご承知おきの経緯です。

河野談話の検証が行われることは多くの世論により、それが実現されたのだと思います。安倍政権においては、「談話の見直しはしない=談話の上塗りである」と信じたいところです。河野当時官房長官の証人喚問も必要だと思いますが、忘れてはならないのは、この売国奴・植村隆記者の証人喚問も必要ではないかと思うのです。

日本国家だけでなく、日本国民の尊厳も、女性達の尊厳も傷つけられた、捏造、でっち上げのこの記事さえ存在していなかったならば、金学順もまた、生き恥を晒すことはなかったのではないかと思うのです。

そして、韓国が従軍慰安婦問題をネタに、反日行動をすることもなかったでしょう。今日の日韓の冷え込んだ状況も作ることもなかったでしょう。

ふと、ある辞世を思い出しました。

百人切り競争というでっち上げ報道により、向井少尉と共に南京で処刑された、野田少尉の辞世です。

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 只俘虜非戦闘員の虐殺、南京虐殺事件の罪名は絶対にお受け出来ません。お断り致します。
 死を賜りました事に就ては天なりと観じ命なり諦め、日本男児の最後の如何なるものであるかをお見せ致します。
 今後は我々を最後として我々の生命を以て残余の戦犯嫌疑者の公正なる裁判に代えられん事をお願ひ致します。
 宣伝や政策的意味を以て死刑を判決したり、而目を以て感惰的に判決したり、或は抗戦八年の恨みを晴さんが為、一方的裁判をしたりされない様祈願致します。
 我々は死刑を執行されて雨花台に散りましても、貴国を怨むものではありません。
 我々の死が中国と日本の楔となり、両国の提携となり、東洋平和の人柱となり、ひいては世界平和が到来することを喜ぶものであります。
 何卒我々の死を犬死、徒死たらしめない様、これだけを祈願致します。

 中 国 万 歳 
 日 本 万 歳
 天皇陛下万歳
                        陸軍少佐 野田毅
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戦後、毎日新聞は、1969年に発行した『昭和史全記録』で、「百人斬りは事実無根」とこれを否定しています。この記事をでっち上げた、浅海一男記者は、その後、社内にも居場所がなくなり、中国の政治活動家・廖承志に「金も仕事もやる、家族ごと北京に来ないか」と誘いを受け、中国に渡り売国奴として過ごす事になります。

そして、南京の真実は訂正されることなく、更に歪められ、野田少尉の
「我々は死刑を執行されて雨花台に散りましても、貴国を怨むものではありません。我々の死が中国と日本の楔となり、両国の提携となり、東洋平和の人柱となり、ひいては世界平和が到来することを喜ぶものであります」
という思いも虚しく、日中間の懸案事項として友好を阻む存在となってしまったのです。

あぁ、怒りがおさまりません。

ペンは剣よりも強しとはよく言ったもので、強しどころか、一国の将来にも凄まじい影響力を持っていることを痛感せざるを得ません。報道に携わるもの、今も昔も、そして将来も、もっとその影響力に、怖れを感じ、その力に謙虚であって欲しいと思うのです。

植村隆記者の証人喚問は要求、実現されて当然であり、朝日新聞が報道を訂正することが根本であると主張します。

植村記者と朝日新聞が、記事の訂正とその謝罪をしないことそのものが、日韓関係の最大の障壁です。
コメント (2)
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