トマト仕様だった軽トラも、幌を外し中も外もすっかりきれいにして冬仕様に衣替え。
しかし、まだまだ雪の降る気配もないので三ッ岩岳へ向かった。
小豆温泉登山口から登り始める。
黒檜沢沿いを登り始める。
昨夜は、ろうまん山房高桑さんの山荘冬支度大宴会にお邪魔し、その勢いもあって今朝は揚々と?二日酔い気味?で歩き始めた。
秋の大雨のため、橋は流されている。増水時は国体コースを選んだ方が無難かも。
沢を渡り、急登を終えるときれいなブナの森となる。
林間から三ッ岩が見えた。
この時期としは異例の景色。雪が無い!
国体コースとの分岐を過ぎ、さらに上を目指す。
このブナ尾根は、積雪期には快適なブナのツリーランが楽しめる。
標高1,600mを過ぎるとアオモリトドマツが現れ出す。笹とトドマツの疎林の登山道。遠望は利かない。
小さな湿原に来れば、小屋はすぐそこだ。
歩き出して3時間15分。3月のスキーツアーでよくお世話になる避難小屋に到着。
いつも掘り出す妻面入口は、あんな高いところに。
荷を軽くし、山頂を目指す。
トドマツはいよいよ低くなり、視界も開けてくる。
三ッ岩を左に見て過ぎると、山頂は目の前だ。
小屋から40分ほどで2,065mの三ッ岩岳山頂へ。
南寄りの微風で気温2.5℃。頭上には低い灰色の雲が流れるが、時々日が差す。
山頂から登って来た方を振り返ると、山名の由来である三ッ岩がよく見える。
南の方は2,060mピークから大戸沢岳、山頂にちょっぴりガスが掛かった会津駒ケ岳が見える。
ダケカンバの白が、笹原の濃い緑によく映えていた。
小屋への戻り道、明日に向かう窓明山がよく見えた。明日もこんな天気だといいんだけど…。
小屋へ戻ると、湯を沸かしまずはコーヒー。中はいつもきれいだ。この山域では数少ない小屋なので本当にありがたい。
2階の冬用出入り口の小窓が開きそうになっていたので、梯子を借りて細引きで開かないように固定した。冬の強い季節風で小窓が開き、中が雪だらけになっていたことがあったっけ。
たったひとりの静かな夜を過ごせました。
翌朝、ガスに包まれていた。窓開に向けて出発。気温は0.5℃、地面は凍らず歩きやすい。
鞍部のオアシスのような小さな湿原は、まさしくきつね色。
ガスが切れ、窓明山頂が見えてきた。
振り返ると三ッ岩岳も見え隠れする。
三ッ岩岳の陰から、会津駒が少しばかり見える。
小屋を出発して約50分で標高1,842mの窓明山山頂へ。薄いガスに包まれ展望は楽しめなかった。
窓明山のブナ森も素晴らしい。この辺りも冬には林床の灌木はすっかり雪に埋まり、快適なツリーランが楽しめる場所だ。
林床でこの時期ひときわ緑色なのがエゾユズリハだ。
間もなく雪国特有のこの常緑低木も、分厚い雪の布団で冬の眠りに入ることだろう。
窓明を降りると、今度は家向山分岐への登りがある。
ヒメコマツとクロベ(クロビ)の尾根の登りは約10分ほど。
家向から巽沢山までは気持ちの良いブナ森が続き、さらにヒメコマツの急な下りになれば保太橋登山口は近い。
窓明山から2時間45で無事に下山した。
保太橋登山口から国道を10分歩いてスノーシェットを抜ければ、小豆温泉口に到着する。
今回はこの暖かさのお陰で雪のない静かな三ッ岩~窓明を楽しめました!
いよいよ南会津にも連休明け以降雪の便りが届きそうです…。
滑走ラインを想像しながら歩くとも~たまりません。
今シーズンも、あんなラインこんなライン滑りましょう。
しかし、あのコースを日帰りとは結構しんどそうですね~
今回もあのラインよさそうだな~なんて、考えてましたよ。
ただ、ブナ森は見通し悪く想像困難でした。
また、有志で行きましょう!