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1月27-28日 危急時講習&ブナ森ツアー

2024-01-28 18:47:06 | テレマーク

1月27-28日は、SさんYさんTさんYKさんグループの危急時講習&ブナ森ツアーでした。

27日、まずは南郷スキー場に集合です。

弱い冬型が残り、気温も上がらず、久しぶりにいい雪が保たれています。

今日のトップの森は、グレイの空に霧氷がまた幻想的なたたずまい。

さて、こんな日は非圧雪コースでパウダー争奪戦です。

と、そんな時。滑り急いだSさんが林間滑走中に転倒!&膝を痛めてしまいましたー!

という想定で寸劇開始です。

まずは全身の負傷の有無を確認後、膝の固定を施します。

救急隊との連絡で、出来ればケガ人を100m下の林道まで搬送してほしいとのことで、その段取りをすることに。

搬送段取りの間、身体が冷えないよう防寒着を着させるなど保温します。

レスキューシートで搬送の準備です。

自分から動けないようなので、ケガ人をZ移動&ログリフトでシートまで移動。

ヘルメットを被せ、ツェルトや防寒着でさらに保温ラッピングします。

カラビナ、スリング、テンションストラップ、8㎜ロープを使い4人で100m下の林道まで慎重に斜面を搬送しました。

下山後、今回の危急時講習を振り返り、改善点など議論!

バックカントリーでは何かと雪崩事故がクローズアップされがちですが、実際はこのような転倒負傷や道迷いなどの件数が圧倒的です。

天候や時間によっては山岳救助隊がその日に対応できないことも有り得ます。さて、そうなったらみなさんはどうしますか?

山を滑って楽しむ皆さん、万が一のための対応もどうぞ怠りなく。

南郷ロッジ前のスキー掛けは、この大雪で通常通りにスキーを立て掛けることが出来るようになりました。

さて、明日はブナ森ツアーです!

先日までほんとうに雪が少なかった檜枝岐エリア。今回の冬型で一気に積雪アップです。

国道沿いから林道を登り始めます。

雪が増えたとはいえ、やはり例年よりも雪付きが悪い。林道ではいったん板を脱ぐ必要もあり。

あらためて思うが、このエリアの登りだし急登はきつい!

特に雪が少ない今シーズンは枝が出ており、登りライン取りが難しい。

標高1,500mを越えると白い面が多くなり、滑りの期待が出てくる。

1,600m付近がブナ森限界となる。ここからブナ森パウダーを楽しもう!

気温はー6℃。日差しもなく風も弱い。雪は程よい締まりのパウダー。

深すぎず浅すぎず、テレマークではちょうどよい深雪です!

1,400mまでは最高の雪を楽しめましたね!

しかし1,400m以下はまだまだ藪がうるさく、テレマークで滑るにはかなり難しい状況でした。

あと1mは欲しいかなあ…。

今シーズン初のブナ森ツアー、もうちょっと雪が欲しいところですが最高のパウダーを楽しめましたね。

SさんYさんTさんYKさん、二日間の危急時講習&ブナ森ツアーお疲れさまでした。

この度はお越しいただきありがとうございました!

2月2日  ⇒  平日バックカントリーレッスン( ゲレンデ編) ⇒ 定員5名   ⇒  残り1名

平日の静かな南郷スキー場で自然地形非圧雪コースを滑りながら、テレマークの山滑りをレッスン。平日おすすめです!

2月10日  ⇒  ウロコ板ツアー  ⇒  定員5名  ⇒  残り4名
南郷スキー場から簡単にアクセスできる宮床湿原周辺の森を、ステップソール(ウロコ)板で歩いたり滑ったりの、のんびりライトツアーです。

2月18日  ⇒  バックカントリーレッスン(山編) ⇒定員5名  ⇒  残り3名  

大戸沢岳のブナ森を目指し、ゲレンデ編の成果を山で 実践!山滑りをじっくり叩き込みます。 

装備など詳しくはお問い合わせください。
(悪天候や雪不足の場合、南郷スキー場にてゲレンデ編に変更します。)

2023-24 テレマークスクール&スキーガイド和泉屋AK.T

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