泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

明日香村で行われた 「地蔵盆」

2018年07月24日 15時21分56秒 | 歴史

奈良県明日香村では、7月23日に各地区において「地蔵盆」が行われました。「地蔵盆」とは、地域を見守ってくれている「お地蔵様」を祀って、日ごろの感謝を伝える行事です。

今回は、明日香村で行われた「地蔵盆」の様子を紹介したいと思います。
「地蔵盆」は、「お地蔵様」の多い京都が発祥と言われ、近畿地方を中心に古くから伝わってきたようです。
「地蔵盆」は、子どもが中心となって8月23日・24日の地蔵菩薩の縁日の2日間で行われます。地域によっては1日のところや、旧暦をそのまま新暦に当てはめた7月23日、24日に行うところもあるようです。

明日香村では、7月23日の18時から各地区で行われました。地区によっては多少の違いはありますが、大字を中心にお寺や地域で祀(まつ)る「地蔵尊」の前でお祀りをします。会場の周りには、灯籠や提灯などが飾られます。

「地蔵盆」で行われる代表的なものに、「数珠まわし」というものがあります。子どもたちが2~3mの大きな数珠を囲って輪になって座り、読経に合わせて回す儀式です。

また「お接待」といい、「お地蔵様」にお供えされたおさがりを子どもたちに配られます。「お地蔵様」の前に集まった席で子ども達は、供養の菓子や料理などを振る舞われ楽しそうでした。

「地蔵盆」が、全国規模の行事じゃなく近畿地方を中心に古くから伝わってきたことを、明日香村に住んで初めて知りました。

決して派手でにぎやかなお祭りではないのですが、村内の一角で地域住民だけで行なわれる「地蔵盆」、風情があっていいものですね~!

                        

 

 

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