奈良県五條市西吉野町にある雲海のように梅花がほころぶ「賀名生(あのう)梅林」を、紹介したいと思います。
奈良県明日香村から車で約1時間程にある「賀名生(あのう)梅林」は、毎年この時期に訪れていますが今年も、純白や淡い紅色の2万本もの梅花が咲き、雲海のような幻想的な風景が広がっていました。
「賀名生(あのう)」という地名は、南朝時代に付いた由緒あるものです。
この場所は、1348年「後村上天皇」が吉野より難を逃れ、ここにお入りになられました。さらにこの邸宅は、「後亀山天皇」の皇居と伝えられているようです。今なお当時の面影をとどめる屋敷は、全国でも最古に属する民家で重要文化財に指定されています。
今年も雲海のように梅花がほころび、ほのかな香りが山々を伝うように漂い桃源郷のような、「賀名生(あのう)梅林」を見ることができでした!