ISLAND日記

点在する日々のつぶやき…

今年の10冊 (2012)

2012-12-28 23:27:53 | 
今年も後3日・・

恒例の『今年の10冊』です。
今年の読書記録の「凄く面白かった本(☆印)」と「面白かった本(○印)」の中から選んで読んだ順に並べてみました、再読物は入れていません。
2012年は ☆印個7個 ○印33個 ×印2個
ブログ内でレビューを書いた物にはタイトルにリンクを張りました。

 しあわせのパン 三島由起子 ポプラ文庫
 きれいな色とことば おーなり由子 新潮文庫
 静子の日常 井上荒野 中央公論社
 猫と妻と暮らす 小路幸也 徳間書店
 歌う石 O.R.メリング 作 井辻朱美 訳 講談社
 空ばかり見ていた 吉田篤弘 文芸春秋社
 ストラヴァンザ(全3巻) メアリ・ホフマン 作 乾由美子 訳 小学館
 みをつくし料理帖シリーズ 高田郁 時代小説(ハルキ)文庫
 十二国記シリーズ 小野不由美 講談社文庫
 かんさい絵ことば辞典 ニシワキタダシ/早川卓馬 ピエブックス

番外:和菓子のアン 坂木司 光文社
   真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ 大沼紀子 ポプラ文庫
   ちょんまげぷりん 荒木源 小学館文庫

今年最初の☆印は洞爺湖畔の月浦で撮影された映画「しあわせのパン」の小説版です。
本を読んですぐに映画を見てきたのですが、映画と小説が補完し合って1つの話になっているという珍しい本でした。[レビュー参照]

小路幸也さんの書くものはいくつかジャンルがあってそれぞれ色合いは違うのに、そのどれもがすっと入り込めて速く読めてしまう、どんどん読まずにはいられない・・たぶん語り口やリズム感が相性のいい作品群なのだと思います。
今年も随分読んでいます、ついこの間読んだ「ラプソディ・イン・ラブ」も良かった。
代表作とも言える「東京バンドワゴンシリーズ」は文庫が出れば必ず買っています。(先に図書館で単行本を読んでるんだけど)
同年代の作家さんなので(ていうか同学年だ)一般的音楽体験がたぶん殆ど同じ、本を読んでてもそれがなんとなく判るのが愉しい♪

「歌う石」はアイルランド(ケルト)の妖精譚、「ストラヴァンザ」は時空を超えた多次元世界の話です。
海外の児童文学のジャンルに入るものだけどもちろん大人が読んでも読み応え十分。
翻訳者との相性も良いのでしょうが、とてもわくわくする物語たちで、翻訳出版されていて図書館にある物は全部読んでしまい物足りなくて仕方がありません。

シリーズとして挙げてあるもは読んだ平均値で評価しています。
嵌ると一度に読みたくなって買ったり借りてきたりしちゃうんですよね。
「十二国記シリーズ」はアニメになってましたが、小説の方が断然面白い!
そのうちの2冊は前に読んでいたのですが、それも含めて今回刊行されているもの全部読みました(まだ続く)。
一部再読ということになるけど、10分の2なのでご勘弁。
そしてやっぱり山田章博氏のイラストで読みたいんだということを再確認したので、版権が移った新潮社からの順次発刊中の完全版を買おうかなぁと思っている所です。
新潮社十二国記公式サイト

番外の3点はスイーツ&ベーカリーもの。
ついつい手が伸びるのはやっぱり食べ物(&ちょっとした謎)系が好きだからかなぁ。。

さてあなたの(心に残った)今年の1冊、または作家さんは?

《過去記事はこちら》
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レストラン開店中

2012-12-22 22:03:02 | 暮らし
庭のノイバラ(野ばら)の赤い実を啄みに今シーズン早々とツグミが来ていました。
例年だと年明けの1月から2月が我が家への訪問時期なんですが。
最初に現れたのは12月17日、それからずっと1羽だけ見かけています。
単独行動ということは千歳で越冬する個体ということかな。
シベリアから来る時とまた戻って行く時は群れで行動しているそうです。

一方果実大好きの留鳥のエゾヒヨドリは12月9日にもう来ていました。

ヒヨドリには実を食べにくる順番があるような気がします。
やはり良く来るのは1月から2月で、近くのナナカマドの街路樹の実が無くなってくるとやってくる・・ような気がする。。
わりと1年中見られるのに我が家にくるのは冬だけ。冬季限定のノイバラレストランという認識?
今年はナナカマドが不作のようで街路樹に色が無く淋しくなっています。
うちのノイバラはかなりの豊作なので利用してくれると嬉しいな。

(去年みたく)大雪で埋まらないことを祈って・・

●紅まどんな

そんな名前の愛媛みかんです。
友人が「凄く美味しいから食べてみて!」とひとつくれました。

普通のみかんと比べるとちょっと大きい。おへそもはっきりと星形。
剥いたらなんと筋が殆どなく、果皮が凄く薄い!

果肉はとろけるほどに柔らかくとても甘い。
ごちそうさまですー

※調べたら愛媛オリジナルの高級品種のみかんだそうです。→《紅まどんな/愛媛柑橘

ぐりとぐらのいちねんかん

2012-12-17 23:47:16 | 
1週間後にクリスマス、2週間語は大晦日、そして1年が終わる。
しわすはせわしなくかけていく..
のねずみのぐりとぐらのいちねんかんを絵本のページでたどりながら、自分の1年も振り返ってみる。
楽しいこと嬉しいことはたくさんあった、嫌なこともあったけどそれはなるべく忘れるようにして、1枚1枚を思い出に変えて行く・・小さな暮らしのつづれ織り。

12月の第3土曜日は毎年恒例のクリスマスおはなし会、今年も市立図書館の2階AV室で開催しました。

12月15日(土)おはなしぐるんぱクリスマスおはなし会
《プログラム》
[大型絵本]まどからおくりもの 五味太郎 作 偕成社
[実物投影]ぐりとぐらのいちねんかん なかがわりえことやまわきゆりこ さく 福音館書店
[タングラムシアター&ミュージックパネル]
 ・かたちであそぼうタングラム
 ・赤鼻のトナカイ 
[実物投影]ふたつのいちご]林明子 作 福音館書店


まどからおくりもの

クリスマスの夜、サンタさんが窓からのぞいてそれぞれにぴったりのプレゼントを置いて行く・・はずが?
窓から見える物とめくった後の絵の違いが楽しいしかけ絵本です。

「タングラムシアター」は、三角の段ボールを二人で2つずつ持ち、音楽に合わせて形を作って行くという演目です。
小さな三角形4つで何が出来ると思いますか?(笑)
お客さん達が手拍子をしてくれました。
「赤鼻のトナカイ」はブラックパネルシアターにあわせてみんなで歌いました。

真っ赤なお鼻の~トナカイさんは~いっつもみんなの笑いもの~~♪

ぐりとぐらののいちねんかん」と「ふたつのいちご」は実物投影。

カメラで映した絵本のページがそのままプロジェクターを通して大きくスクリーンに映ります。

今回のお客さんは30名ほど。
去年より随分少なかったのですが、これは事前の宣伝が足りなかったため。
広報活動は必要だと改めて思いました。
演目ももう少し長めにしても良かったかなと、反省点も多々あり。
でも楽しんでもらえたことは顔を見ててわかりました。
最後にお菓子のお土産を渡して今年のぐるんぱの図書館での例会は終了です。
また来年。

北菓楼 バームクーヘン「妖精の森」

とてもしっとりとしていて口溶けの良いバームクーヘン。
試食して美味しかったので個包装の小さいのを買っちゃいました。
なんでもTV番組で大泉洋さんがホールのを紹介したのだそうです。
おとりよせネットにも出てるし北海道物産展でも販売されてるとか。
北菓楼ホームページ

これも美味しいけどまた東京ばな奈の「しっとりクーヘン」も食べたくなってしまう・・

めんこいも饅頭

2012-12-02 20:35:59 | 
中にさつま芋とこし餡がぎっしり!驚きのお饅頭!!
もりもと「めんこいも饅頭」1個120円
千歳の本店だけで販売してる商品です。
「千歳産のさつまいも芋を使っています」という説明につい手が伸びて・・
北海道ではあまり栽培されていないのです、さつま芋って。
確か千歳では根志越の「ファーム・ウメムラ」さんが寒冷地用に品種改良した物を育てているというのを聞いたことがありました。ここのかな?
ジャガイモや各種野菜の収穫販売で道内でも有名な農場です。【FARM UMRMURA ブログ


形はちょっと無骨というか素朴、皮がしっとりして柔らかいのですぐはがれちゃう。
その為か、ラップでぴっちり包まれていました。
材料に「ヤマトイモ」が使われてるので薯蕷饅頭という種類に入リます。
1つでも食べごたえがあるので、ちょっと小腹が空いた時にちょうどいい。(笑)

そういえば和菓子の本を読んでいたんだった・・といっても作る方ではなくて。
「和菓子のアン」坂木 司 光文社

デパ地下の和菓子屋さんでアルバイトをする梅本杏子=アンちゃんがお店のお客さまたちの謎に一風変わった上司&同僚と共に取り組む話。
『日常の謎ミステリ』のジャンル。
メインのストーリーの脇にある「女の子」な気持ちに共感したり、和菓子のトリビア的面白さも楽しめるポイント。
そしてやっぱり和菓子が食べたくなるんだよね読んでると・・お饅頭買っちゃったのはそのせいもあるのかも?

※本の詳細となか見が出来ます → こちら Amazon

さて 雪もしっかり積もり除雪車も動き始め、冬本番。
雪の中であちこちの枝先の赤い実が綺麗な今日この頃。

ニシキギの濃い朱色の実がとても小さな筆柿みたく揺れていました。