ISLAND日記

点在する日々のつぶやき…

マーティン・ヘイズ&デニス・カヒル札幌公演

2011-04-30 14:18:04 | 音楽
ライブに行くのは随分久しぶり。
フィドル&ギターのアイリッシュな夜でした。
『マーティン・ヘイズ&デニス・カヒル日本ツアー』は4月23日の東京公演から名古屋、京都とまわって札幌が最後だったそうです。

大通公園にほど近い、響きの良い小ホールでのコンサート。
足でリズムを打ち、もう1つの楽器のように使いながらの演奏。
ダンスチューンなアイリッシュミュージックは主に札幌で活動していて今回の公演の実行委員でもあるRINKAやHARD TO FINDのおかげで好きジャンルになったのだけど、本場の音を聴くのは実は初めて。事前にネットで音源を聴いてはいたけれど。

フィドルの音色が驚くほどくっきりと、力強く、そして軽やかに空気をまとったように聴こえてきたのにびっくり。
最初の2曲は二人の演奏の形に慣れる為の助走みたいな気分で聴いていたけれど、3曲目のギターをマンドリンに替えての演奏にその場で踊りだしたくなるような、賑やかなお店の中でみんなで食べたり飲んだりしながら演奏を聴いているような気分になってしまったのがすごく不思議でした。
ふと見ると靴を脱いでしまっているマーティン、硬い靴音が気にならなくなり柔らかなリズムカウントになっていました。

休憩を挟んでの2部構成コンサート、堪能しました。
3曲目以降、自分の中で何かのスイッチが入ってしまったようで、すごく心地よかったです。

終演後サインをしてもらいましたが握手して下さった時の笑顔が忘れられません。
購入したCDは「welcom here again」、ライブとはまた違った静かな世界で、なんども繰り返し聞きたくなるような余韻のあるアルバムです。

マーティン・ヘイズ&デニス・カヒル日本語公式ページ
 ホームページ内で動画が視聴できます。

※ザ・ルーテルホール
市の中心街に位置し交通の便が良く、北海道で最初の音楽専用ホールとして作られました。小ホールながら音響が良く、リサイタル・アンサンブル、又は、録音スタジオとしても使用されております
札幌市中央区南大通西6丁目 札幌ルーテルセンタービル2階


●味の時計台
ホールを出たら音楽で心はいっぱいになったけど、お腹はちょっと減ってたのでラーメンを食べて帰ることにしました。
ここは札幌駅と大通公園の中間ぐらい(?)にあるテーン展開のお店。道外にもあるんですよね、横浜でみかけてびっくり。
有名人が来店とかって宣伝してるのだけど・・お店に入ったら右手にダウンタウンの浜ちゃんの大きな写真が。

期間限定でとんこつラーメーンが500円になってたので、お試し価格に飛びついちゃいました。
頼んだのは「正油とんこつラーメン」。
まっすぐな細麺だったのでちょっとがっかりだったけど、スープはなかなかで、チャーシューが肉厚でとろりとして美味しかった。
コメント (4)
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長谷川義史絵本ライブ

2011-04-25 19:22:29 | 
千歳市立図書館の読書週間記念事業の催し「長谷川義史 絵本ライブ 絵本は楽しいね!」
に行ってきました。
←掲示ポスター クリックで拡大

長谷川義史さんは1961年大阪府藤井寺市生まれ、グラフィックデザイナーからイラストレーターに転身、現在は絵本作家としてたくさんの作品を生み出されています。
特におじいちゃんのキャラクターがほのぼのとユーモラスな「いいからいいから」のシリーズはお話し会の定番でとても人気があります。

絵本ライブ・プログラム
串かつやよしこさん
ライブ紙芝居「お医者さんと患者さん」(ほんとはタイトル無かったです)
いいからいいから1
いいからいいから4
おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん
大阪うまいもんのうた
てんごくのおとうちゃん
じゃがいもポテトくん


作家さん自身の読み聞かせで「長谷川ワールド」を堪能!
大阪の人らしいイントネーションや間の取り方が楽しく、勉強にもなりました。

「大阪うまいもんのうた」は以前日本テレビのバラエティ番組『秘密のケンミンSHOW』で紹介されていた遊び歌で聴いたことがありました。

 ♪大阪には美味いモンがいぱいあるんやで~
 たこやき(ほっぺたで丸くたこ焼きを作る)
 ぎょうざ(耳を倒してギョーザを作る)
 お好み焼き(左手を鉄板の台にして右手でお好み焼きをひっくり返す)
 ぶたまん(指で鼻を上に向けて豚の鼻に)♪
            [童謡「ゆかいな牧場」の替え歌]


それを振りつきでみんなで歌ったり、客席から募った『北海道のうまいもん』で替え歌を作ったり♪
絵本には「づぼらや」が出てるけれど歌が出来た当時は「くいだおれ」だったのだとか、大阪なのになぜか東京のもんじゃが出てくるのはオチのためとか。
会場の前の方はゴザ敷でこどもと保護者用、後ろに3列の椅子席がありました。
長谷川さんの問いかけに良く手が挙がっていい雰囲気。
「『なんでやねん』に近い言葉ってなにかな?」という質問に「はんかくさい」が出てきて大人がびっくり!(笑)



長谷川さんが「これ、全部素材やん?!」と・・確かに。

色んな裏話も興味深く・・
「いいからいいから」はライブ紙芝居がもとで出来た本だとか、「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」の幼稚園児のイラストはご自分のお子さんをモデルに描いたそうで、そのお父さんはもちろんご本人らしき姿が。
「てんごくのおとうちゃん」には・・泣けました。じ~~ん。
「父の日」の1冊にいいなぁ。
このお話しには歌もあって、ウクレレで弾き語りを。
他に「幼稚園ブルース」や「じゃがいもポテトくんのうた」など、まさしくライブな1時間半!

長谷川さんの描くユーモラスな人物やデフォルメされながらも実物にそっくりなものや風景はとても楽しいです。
大人の方にはぜひ「大阪うまいもんのうた」「串かつやよしこさん」や「だじゃれ日本一周」「どこどこどこいってきま~す」などの画面の細かい部分を見てもらいたいです。

長谷川義史ホームページ

○おまけ

で、描いて持って行ったのがコレ。

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楕円の木

2011-04-18 21:43:35 | 
千歳神社の近くの大きな木。
ふと見たら、枝が楕円を描いていた。
なんとなく中心が判る卵形・・不思議。

※中国語で楕円の楕は「木の切り株」の意味で「木の切り口」の 形から名けられたと考えられている。 日本では田畑の実際の形から「飯櫃」「平卵形」などと呼ばれていたが、関孝和は「側円」と呼んだ。江戸時代には多くは、側円と呼ばれ明治になって楕円と呼ばれるようになった。

「塩の街」有川浩 角川文庫

[BOOKデータベースより]
塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。男の名は秋庭、少女の名は真奈。静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行き過ぎる。あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた。そして―「世界とか、救ってみたいと思わない?」そそのかすように囁く男が、二人に運命を連れてくる。


ベストセラーになった「図書館戦争」シリーズの作者のデビュー作。
紹介文には『第10回電撃ゲーム小説大賞・大賞受賞作。圧倒的な筆力で贈るSFラブ・ファンタジー。』ともあるのだけど、これって軽く”ラブ・ファンタジー”なんて言えるものじゃなかった。

殆ど予備知識(裏表紙の上記の紹介文のみ)も無く読み始めたのが3月半ば過ぎ。
たぶん今回の震災と原発事故以前に読んだら感じるものはまた違ったのかもしれない。
災害と壊滅、復旧と再生、とその間にあるものの話。

主人公の二人が物語を繋ぐ鎖のような位置にいるため、ただストーリーを追うのでなく全体を俯瞰するような視線で1つずつのエピソードをたどって行くような気分になったことも、この人の他の作品とは趣が違うように思えます。
「喪失する」とはどういうことか、色々な形で考えさせられた小説でした。
そして生きる原動力になるもののひとつは、誰かに必要とされること、誰かを必要とする気持ち、他者への愛情なのかなと。

web KADOKAWA「塩の街」 立ち読み有り
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1ヶ月

2011-04-11 17:49:22 | 暮らし
《東日本大震災》
2011年3月11日(金)14時46分頃発生 最大震度7 震源地 太平洋三陸沖 マグニチュード9.0


広範囲に渡る地震とそれに伴う大津波が沿岸部を襲い地域を壊滅させ、原子力発電所の崩壊も引き起こしたあの日から1ヶ月。地震はまだ続いている。
黙祷...

地震発生時珈琲店のカウンターで、足の下にゆっくりと長い横揺れを感じ、少し経って急に通じなくなった携帯電話にも何が起きているのか不安になり、飛び込んだ電器店で目にした津波の映像・・。

何かしたいのだけど今私が出来ることはあまりない。
募金をすること、救援物資の提供に参加すること、そして被災された方々のことを思いながらも普通に暮らすこと。
 ※住環境の電気水道ガスなどは節約し、衣食と娯楽は普通にして互いの生活を支え合えれば。

自然は脅威も恩恵ももたらすけれど、何があっても手放してはいけないものだと思う・・命はそこから生まれ、続いて行くのだから。




※この記事はコメントを受け付けない設定にさせて頂きました。
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えのしまのかろしま(その3)

2011-04-06 18:23:24 | 散策
エレベーターで上がった江の島の展望灯台空の景色。
湘南海岸と江の島が結ばれているのがよくわかる。
日本地図で見ると藤沢市からちょこっと突き出た陸繋島(砂州によって大陸や大きな島と陸続きになった島)。

屋外展望フロアはすごく風が強く、あたりをトビが飛び回っていました。

風に乗って滑空する様子を眼下に見られる、翼の模様もくっきりと。
鳥より上から眺められるなんてね。

そして湘南海岸を見晴らす。

鳥瞰..

江の島に着いた時には静かだった波が、強風とともにだんだん荒くなってきているのが判る。

この日は稚児が淵は潮が満ちて波が荒れて歩けませんでした、洞窟のある岩屋も閉鎖。
関東大震災の時に隆起して出来たという岩場は磯釣りのポイントでもあり、以前歩いた時に大気なナマコを見つけて驚いたことがありました。

日が落ちてきて江の電の運行終了の時間が近づいてきたので、最後に江島神社の祈願水を仕込水に使用してるという「江の島ビール」で乾杯!

亀のラベルが可愛い、フルーティなビール。美味しかった♪
ここは竜宮城かな?江の島のシンボルは亀と龍らしいです。
亀や龍にちなむものが島内に色々あるそうな。そして亀もたくさん住んでいる。


雨雲が空を覆い始めた相模湾・・弁天橋から。

この後江の電由比ケ浜駅で下車、強風の中を海岸から鎌倉駅までを歩き、美味しいインドカレーのお店で打ち上げ。
次回の集結を約し、解散となったかろしま探険隊でありました。

ー終ー
コメント (20)
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えのしまのかろしま(その2)

2011-04-03 18:54:22 | 散策
片瀬海岸から江の島へは「江ノ島弁天橋」を渡って行きます。
この橋が最初にかかったのは明治24(1891)年、その後何回か架け替えられて、現在の橋になったのは昭和33(1964)年だそうです。
隣に平行して作られた車道は「江ノ島大橋」と言います。
 江の島弁天橋360度〔江の島マニアック〕 

さて橋を渡り江島神社までの参道を上ります。
参道沿いのお店を覗きながらのんびりと坂道を歩く。
呼び込みの人もお客さんもいっぱい、なんだかほっとする風景に気持ちがほぐれて行く。
行列に惹かれて立ち寄ったのが「丸焼きたこせんべい」の あさひ本店
店頭実演販売で、なんとジャガイモの粉にまぶされたタコが重たそうな機械に挟まれ丸ごとぺっちゃんこになっておせんべいに!
見ててもとても不思議、ころっとちっちゃいタコがこんなに伸びちゃって。。

薄くてパリっとしててタコの味・・とっても美味しかったです。また食べたい..

階段を上がって江島神社の赤い鳥居をくぐって振り向いたら、景色がTV画面のよう。
奥行きのある天然3Dです。

江島縁起[江島神社HPより]
伝説によれば、鎌倉には昔、五つの頭を持つ龍がいて悪行を重ねていました。そこへ弁財天が天から舞い降り、天女に恋心を抱く五頭龍を諭し、悪行をやめさせました。この五頭龍をまつるのが龍口明神社(鎌倉市腰越)です。その後、五頭龍は海を離れ、山に姿を変えました。これが現在の藤沢市龍口山です。そして、天女の天下りとともに出現した島が現在の江ノ島。天女は江島神社に奉られている弁財天です。江島神社には弁財天堂があり裸弁財天像が奉られています。


余震が続いていてこの日もお参りの直前にかなり揺れましたが、海の神、水の神でもある江の島弁財天に災害防除と生活の安全をお願いしてきました。
被災された方々、亡くなられた方々への思いも込めて。

                             [さっつん隊員撮影]
幹が2つに分かれてる大木に絵馬がぎっしりと掛けられていました。

縁結びの大銀杏、いつからあるのかな?

次は「旧江の島植物園」だった、現「サムエル・コッキング苑」にある展望灯台に向かいます。


島内は椿が見頃。
北海道では見られないので懐かしさも。

桜はまだだったけど春がすぐそこ。

 ー続くー
コメント (10)
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