ISLAND日記

点在する日々のつぶやき…

東京家族

2013-01-31 23:07:43 | 映像
山田洋次 監督50周年記念作品「東京家族」を観てきました。
「男はつらいよ」シリーズで有名な監督さん。実は山田洋次監督の映画をちゃんと見るのは初めて。
自分では選ばないであろうジャンルの物なので、あるちょっとしたきっかけが無かったら見ることは無かっただろうと思います。

さて映画の筋立てはというと、大まかな骨組みは故 小津 安二郎監督の「東京物語」による物でリメイクでもあるということです。
「年老いた夫婦が成長し実家から遠く離れたこども達に逢いに上京するが、皆それぞれの生活に忙しく態度がつれない、そしてとみの急死・・』
《ストーリー》(シネマトゥデイより)
瀬戸内海の小さな島で生活している夫婦、平山周吉(橋爪功)ととみこ(吉行和子)。東京にやって来た彼らは、個人病院を開く長男・幸一(西村雅彦)、美容院を営む長女・滋子(中嶋朋子)、舞台美術の仕事に携わる次男・昌次(妻夫木聡)との再会を果たす。しかし、仕事を抱えて忙しい日々を送る彼らは両親の面倒を見られず、二人をホテルに宿泊させようとする。そんな状況に寂しさを覚えた周吉は、やめていた酒を飲んで騒動を起こしてしまう。一方のとみこは、何かと心配していた昌次の住まいを訪ね、そこで恋人の間宮紀子(蒼井優)を紹介される。


原作が1953年公開という、60年もの年月の差をふまえてどう現代に移すのかなと思いつつ足を運びました。
しかも私は「東京物語」を観たことがなく、あらすじやTVでの懐かしい映画紹介などでいくつかのシーンを記憶しているだけなので普通に新鮮な気持ちで観れたと思います。

残念ながら「東京家族」の中の長男長女の態度に共感できる部分はあまり無かったけれど、家族の数だけ家族はあるんだという当たり前な事実と、分岐して繋がっていく「家族」のありようをも考えさせられるものでした。
映画の中の家族を通して「自分」の人生を振り返り、またこれから先のことにも思いを馳せさせられる、そんなわたしの物語でした。
キャッチフレーズの『おかしくて、かなしい。これはあなたの物語です。』を私はそういう風に受け取りました。

静かにゆっくりと流れる映像は後からそのシーンの1つ1つを振り返ることもでき、妙に頭に残る不思議。
そしてストーリーとは別に東京横浜の風景やそこを走る電車、何気なく使われているちょっとしたアイテムが個人的にとても楽しい気持ちにさせてくれました。

もうひとつ思ったことは、この「東京家族」が2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震後に既に決まっていたクランクインを延期し、新たにソノエピソードを盛り込んで書き直された脚本で撮られたことはとても意義のあることだったということです。
「死」のイメージを共有できること、そしてそれを繋ぐ役を若いふたりが今の空気感を持って演じてくれたことで映画の雰囲気を現代に引き上げてくれたように思います。

←クリックすると公式サイトへ

※余談・・というか呟きのようなものだけど
この映画を観て、映画化して欲しくなった小説がある。
小路幸也「ラプソディ・イン・ラブ」〔詳細
『全員が俳優の家族が、昔住んだ家に集まってそこでそれぞれ自分自身としての役柄で映画を撮る』という劇中劇を描く小説。
実現したら面白そうなんだけどな..



●柿えくぼ
ペウレの千歳観光物産サテライト「ミル」で奈良県のミニ物産展をやっていたので珍しさに引かれて買いました。

錦の里清流庵の「柿えくぼ/ゆず」
『干し柿の中にくるみ、ゆず皮、あんず、干ぶどう、栗などを芯にして堅く巻いたお菓子』だそうです。

柚子皮のほのかな香りとコリっとした食感が干し柿の風味とバランスよく合わさって、癖になる味です。
お茶うけにもお酒のおつまみにもよさそう。ブラックコーヒーとの相性も良!
美味しいし日保ちするのでちびちび食べちゃう・・
コメント (10)
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キンダーブック

2013-01-23 16:00:35 | 
古い本が詰まったダンボール箱を整理していたら1番下にこれが入っていました。
「キンダーブック」
持ってきていたことをすっかり忘れていました・・良く残っていたものです。
あと「ジャングルブック」の巻のもあったはずで、これも好きで何度も読んだ記憶があるので無くて残念。

トップ写真の左上から時計回りに「むかしのおはなし」「うりこひめ」「おやゆびひめ」「なんきょくかんさつ」
(「うりこひめ」は同じ棟のお姉さんに譲って頂いた本です)

この「キンダーブック」は横浜戸塚区(現 栄区)の幼稚園に通っていた時に毎月園で貰っていました。
今は「保育絵本」というのかな?表紙の左上に《観察絵本》とあります。
発行は「フレーベル館」、」なんと現在まで続く保育絵本の老舗だそうです。
「キンダーブック」の創刊は昭和2(1927)年、それから現在まで中途休刊はあれど、今年で86年目になるんですね。すごい!

《観察絵本》とつけられた理由はこちら↓のサイトに詳しく書かれていました。
http://www.s-kids.net/s-kids/01/02.htm
そこから抜粋すると『観察は幼児の基本的な生活の行為であり、すべての保育はこの観察を基本になりたっている』という理由だそうです。なるほど。

裏に組と名前を書く欄があります。

私はきく組、もう1つゆり組もあったっけ。

「おやゆびひめ」はアンデルセンのお話し、それをリライトしているのは児童文学者と童画家として有名なお二人。
文・与田準一 え・武井武雄

魔法の麦の花から生まれたおやゆびひめ。


ネズミさんの家はちょっと日本的?丸い卓袱台が昭和だな~。

最後に王子さまがおやゆびひめに「マーヤ」という名前をつけて呼んでいました。

「むかしのおはなし」と「なんきょくかんさつ」は、表紙絵と中に入っているいくつかの話しの絵はそれぞれ違う人でした。

ほんの十数ページの中におさめられたお話し達だけど、どれも丁寧に描かれた挿絵と一緒に楽しく読んでいたのだろうなと思います、ずっととってあったんだものね。
今読み返しても面白く懐かしいです。


※サムネイル画像:クリックすると拡大します

☆フレーベル館の月刊保育絵本『 キンダーブック 』の情報サイト→ キンダーネット
コメント (14)
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りょうおもいかぼちゃ

2013-01-13 21:55:41 | 
かぼちゃを柔らかく煮て醤油と砂糖で味付けしてからお汁粉(ぜんざい)の小豆をかけました。

イオンで買った北海道産の南瓜。

こんなラベルは初めて見たような?


『みんなの「食べたい」と生産者の「作りたい」という気持ち。まさに”りょうおもい”が実った、今までにない冬のかぼちゃの誕生です。』

ラベルに書いてあるように「きたやさい りょうおもい」で検索してみると、”このページ”(←クリック)が出てきました。
ホクレンのオリジナル商品「りょうおもい(あまほく)」かぼちゃ。

この南瓜の他の特長は出荷時期が11月~2月までの冬季であること。
一般の北海道産南瓜は8月から12月まで。冬至かぼちゃの時期にはもっぱら暖かい他府県産の物が使われることが多かったそうです。
※北海道だと白皮系の「雪化粧」が貯蔵生が高く冬至の頃に食べごろになる品種。(私はあまり好きじゃなくて^^;)
「日持ちし難い濃い緑色の北海道産南瓜を冬季にも美味しく」という目標のもとに取り組み、生産者とともに「あまほく」品種の栽培と貯蔵管理の試験を繰り返し、2008年にブランドデビュー!
因みに「あまほく」の名前は「甘くてホクホク」から。
ほんとにほくほくして美味しかったです。

いままでも売ってたのかな?気づかなかっただけ??
シールが目についたから、これからはこの時期に出てる緑色の北海道産はこれだって覚えておけばいいのかな。

◎イルミネーション

千歳駅前のなんとなくパラソルチョコを思わせるツリー型イルミネーション。
いつの間にか青くなったけど(青色ダイオード?)、とてもあまやかな色だった頃がある。

2007年1月撮影
スイートでしょ?(笑)
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七草粥

2013-01-07 12:44:28 | 
1月7日は七草粥の日。
旧暦では今年2013(平成25年)1月7日は2月16日にあたるので本来ならひと月後なのだけれど、そうするとお正月も2月10日になってしまうし。
2月は本州は梅の花が綻ぶ頃、新しい年が春とともに始まってた昔・・「新春」「迎春」、暦は変わっても新年を表す言葉は替わらないのは不思議だけれど。
明治時代に改暦されてから新暦と旧暦に折り合いを付けながら季節の行事が続けられている日本、昭和を経て平成を暮らし、これからも残っていく行事はどれくらいあるかしら。

そんなことを思いながら、冷蔵庫の有り合わせの食材で七草粥っぽい物を作ってみました。
前日の残りの冷やご飯を塩味のお粥に、具は三つ葉・ほうれん草・大根・蕪・人参をだし汁で煮て醤油ひとたらしで味付けしたもの。
 ※スーパーではこの時期「七草粥セット」が売られています

本来の春の七草は「せり なずな ごぎょう(ハハコグサ) はこべら ほとけのざ(コオニタビラコ) すずな(蕪) すずしろ(大根) これぞ七草」と歌われたもの。
どれも今の時期極寒の北海道には無いものが殆ど・・調べてみたらこの時期に七草が摘めない北国では違う食材や調理法で1月7日の朝食の行事をするのだそうです。
それぞれの地方にあった行事食。
私は神奈川県出身なので、こどもの頃に母と田んぼのあぜ道に摘みにいったことを覚えています、後年入園前の息子達と一緒に近くの川縁で摘んだことも(彼らは覚えていないだろうけど)懐かしい思い出です。


はらっぱ便り
びっくり

庭のライラックの木にアカゲラ(♀)が来て、凄い音立ててドラミングしていった
家の中でも聴こえた..
こんな見通しの良すぎる所に来るなんて・・木から木へと渡ってきたんだと思うけど、どういうコースでやって来たんだろう
コメント (6)
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雪の上の足跡

2013-01-05 19:40:50 | 暮らし
鳥話しが続くのですが・・
今日は庭に鳥たちが何度も出入りしていたもよう。
あちこちに小さな足跡がありました。

トップ写真は玄関の階段と脇の自転車置き場的スペースの間を歩いてきたらしい足跡。
この狭い隙間を通って玄関前を横切ろうとしたらしく。


郵便屋さんが足跡の間を踏んだんでしょう。


こんな感じでまっすぐ歩いてます。


もちろんこの先には赤い実をつけた野いばらの繁みが・・


この足跡はツグミかな?1羽だけだし。

足跡のサイズは4cm~5cmぐらい。(※どこまで計ればいいのかちょっと判らず)
大きさとしてはムクドリも同じくらいのようですが、木や電線から目指す場所にパッと下りる感じなので。
ムクドリの足跡らしものは野いばらの繁み付近にいっぱい!(ツグミも入ってると思いますが)
←クリックすると拡大

雪の上には羽の跡もありました。

これはどなたのでしょ?

今日は朝からツグミ(1羽確認)とヒヨドリ(3羽確認)、ムクドリ(6羽確認)が入れ替わりでやってきた様子。
ここ数日で随分実も少なくなりました。
コメント (4)
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慶春 (平成25年)

2013-01-02 17:41:35 | 暮らし
                     
              明けましておめでとうございます
                    
               本年もよろしくお願いいたします
                     
今年は「巳年」 十二支の6番目。
由来は「漢書/律暦志」によると、「已」=い=「止む」の意味で『草木の成長が極限に達し、次の生命が作られ始める時期を表している』とされています。
また「巳」という字は『頭と体が出来かけた胎児を描いたもの」とも言われていて、動植物共に『次代へ続く生命の形成』を表していると言えます。

政権が替わった日本もこの1年は正念場であるような・・希望をもてる社会を形作ることができるのか?
どこかやるせない年の始めです。

はらっぱ便り
冬の間は野いばらの赤い実と、ライラック、梅、楓、ジューンベリーの裸木しか無い我が家の庭ですが・・本日ノイバラレストランに今年初のお客さま。
道路はツルテカに凍っているけど風もなく日差しが暖かなお正月2日目。
午前中、最初はいつものつぐみんが1羽来て実を啄んでいたのが、突如現れた数羽の鳥達に追われるように逃げていってしまいました。

かなり長い時間家の前の電線にたむろっていた7羽ほどのグループ。

「ムクドリ」でした。
うちに来たのは初めて! 食べ物少なくなってるのかな?
それと珍しくシジュウカラが1羽楓の木に来て枝をつついていました。
何を食べていたんだろう?
雀が数羽、家の壁際の雪が溶けている部分に下りてきてたり楓の木にとまったり、ヒヨドリが飛んでいく姿も。

午後は千歳神社に初詣。
参拝しておみくじを引いて、千歳川縁を誰かが作った足跡の細道を歩いた帰り道。

市役所の近くでオオハクチョウの親子2組を見かけました。
白2&灰色1×2=6羽..

バードウォッチングな1日?
コメント (8)
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