ISLAND日記

点在する日々のつぶやき…

美術展巡り

2008-07-29 18:24:42 | アート
日曜日、ドニチカキップを使って2カ所の美術館に行って来ました。
まずは東西線西18丁目駅の北海道立近代美術館

●レオナール・フジタ展/2008.7.12(土)~9.4(木)公式HP

フランスで最も有名な日本人画家藤田嗣治(ふじたつぐはる)ことレオナール・フジタ
エコール・ド・パリ(パリ派)の代表的な画家の一人でもありますが、その幻の作品と言われた群像図「構図」「争闘」連作4点が遂に日本で初めて公開され、札幌を皮切りに国内を巡回することになりました。
「猫」と「乳白色の肌の裸婦像」で有名な藤田氏ですが、この群像図をはじめ、フランス国籍を取得しカトリックの洗礼を受けた後のレオナール・フジタとなってからの作品は今まで観たことがありませんでした。
展示は時代を追いながらその画風の変遷を4つに分け、鑑賞の為のサポート的な映像を要所に配した解りやすいものでした。
 第1章 スタイルの確立/「素晴らしき乳白色の地」の誕生
 第2章 群像表現への挑戦/幻の大作とその周辺
 第3章 ラ・メゾン=アトリエ・フジタ/エソンヌでの晩年
 第4章 シャペル・フジタ/キリスト教への改宗と宗教画

好きな「猫」の絵はともかく、私は晩年に描かれた子供の絵とシャペル・フジタに至る宗教画に目を奪われました。
歳を取るほどに細密になって行く画風にも唖然とさせられて・・。[参考図版
販売されていたカタログは印刷の色合いがなかなか良く、解説もフランスと日本の学芸員による物で読み物としても興味深く、大事な1冊になりそうです。

道立近代美術館では同時に常設展の"これくしょん・ぎゃらりい”で『砂澤ビッキ 素描の世界』『ガラス-透明のむこうに』『ウォームアップ・ギャラリー 絵筆のおしゃべり』も展開されていて、それぞれ違った面白さと展示の構成の上手さに感心しました。

そしてまた地下鉄に乗って、札幌宮の森美術館へ。
●この男、危険。/榎 忠 展展覧会ページ
*榎忠公式サイト
この人の名前を知ったのは去年森美術館で観た「六本木クロッシング2007」。
さまざまなジャンルの現代美術アーティストが一堂に会しての展示は時代を行き交う足音が聴こえて来るようでちょっとワクワクでした。
榎忠氏は磨き上げた金属部品を都市のように組み立てた作品を出品していましたが、今回はそれをいくつか含めた他の鉄器作品やパフォーマンスの紹介等展示数はそれほど多くはないものの、DVDの放映もありじっくりとその軌跡を観ることが出来ました。

数えてみるとなんと4種類の展示を観て来たことに?!
疲れた・・けど充実した1日でした。

ドニチカキップ

2008-07-28 12:00:25 | 散策
たぶん札幌近郊の人ならみんな知っている(らしい?)ドニチカ切符詳細
私は実は昨日初めて使いました・・。

これは1枚で土曜日・日曜日・祝日のどれか1日、大人500円子ども250円で札幌を走る3つの地下鉄が乗り放題になると言うすごくお得な切符です。乗り換えも全然気にしなくていいし。
〈平成14年~15年に試行し、平成16(2004)年から実施〉

東西線の始発駅「新さっぽろ」の改札口で買ったけど、その時やっぱり買い求めてる人が他に2~3組いました。
これは上手く使えば「サイコロの旅」ができるな~(笑)。スタンプラリーはもちろんこれで!
ドニチカキップは土日でもあまり混んでないし時間が読める地下鉄での移動を最強にしてくれます。
他の都市でもこの手のお得切符があるのかな?

あおぞら

2008-07-25 23:58:37 | 散策
すごく久しぶりに抜けるような青空が広がった今日。
外に出るたびに空を仰いでた。
下の方は薄い水色で高くなるごとに強まる青。
そして視界いっぱいに広がる高い空に浮かぶいろいろな白い雲


午後6時過ぎの西の空。夕陽が雲を染め始めてる。

このところうっとうしい天気が続いてたから今日は身体が自然と深呼吸してるような感じでした。
気持ちのいい1日。

浜梨

2008-07-24 19:48:30 | 散策
これからどんどん赤くなるけどまだてんてんがついいた橙色。
「ローズヒップ」として可食のこの実をつける植物は「浜梨」、呼び方は「はまなす」
有島記念公園の入り口にありました。
「知床旅情」の歌で有名になった?
♪知床(しれとこ)の岬に はまなすの咲くころ 思い出しておくれ 俺たちのことを♪
この歌のように自生種は海岸部で見られるので「浜梨」と言う名前なのだそう「はまなす」はそれが訛って。
実が梨に似てるかどうかは「?」だけど。
花はこちら。

濃いピンクの花と鮮やかな黄緑の葉、空と海の青に良く映えるのだろうなと思います。
園芸種としてあちこちで見られますが本来のロケーションで見てみたい花です。

[追記]
ハマナスは学名「ロサ・ルゴサ」といって、ローズヒップに使われる野生の薔薇の原種で頭にRosaがつく「ドックローズ」の1種だそうです。
ロサ・カニナ他ローズヒップ図鑑
また和名については、実の味が梨に似ているからと言う記述がありました。(自分で食べてみればいいのかな?)

●カントリーサイン

泊まった昆布温泉にあった蘭越町のカントリーサイン。
「水曜どうでしょう」の「カントリーサインの旅」で知られるようになったけど、北海道のものはどれもなかなか素敵!
北の道ナビ/カントリーサイン一覧表

ニセコ駅と有島記念館

2008-07-22 19:54:36 | 散策
連休の2日間、少し足を伸ばしてニセコに行って来ました。
山小屋風の可愛い駅舎は昭和40年(1965年)に立てられたもの(二代目)だそうです。[ニセコ駅wiki]
駅舎の窓口で乗車券その他を発売してはいるけれど改札口はありません、簡易委託駅です。
有名な所なのにと思いましたが駅員が常駐するほど普段の乗降客が少ないと言うことなのでしょう。

さて、ニセコ駅から車で5分ほどの所にあるニセコゆかりの作家有島武郎の記念公園、その中に建つ「有島記念館」に行って来ました。【有島記念館HP

有島武郎は大正時代の「白樺派」の作家として小説や評論を表し、北海道が舞台になっている作品をいくつか書いています。
札幌農学校で学んだこと、ニセコの農場を小作人に解放したこと等でここに記念館が建てられたそうです。
実を言うと有島武郎については「生まれ出づる悩み」と「一房の葡萄」読んだことがあるくらいで殆ど知りませんでした。
著作の「カインの末裔」はニセコの地が舞台であること、「生まれ出づる悩み」の主人公にはモデルがありその人の美術館もある、と言うことも記念館の展示で初めて知りました。
また思想的にはクロポトキンやトルストイの影響を受けていたことなど、他にも興味深い常設展示が色々。
同時開催の企画展では有島三兄弟 有島武郎・有島生馬(画家)・里見弴の青春時代を、時代背景と作品とともに紹介していて面白かったです。
3人とも画才があって、私は武郎氏のスケッチが画家である生馬氏のより好きになってしまいました。(苦笑)
記念館はとは思わぬ発見がある場所、人物や事柄を掘り下げて紹介する&される楽しさを教えてくれるところかもしれません。


公園に佇む「有島武郎像」本当は台座に立った立派なものなのですがここから見ると少し寂し気。

●茶房ヌプリ参照
駅舎内にある、自家焙煎のコーヒーと黒カレーが美味しいお店「茶房ヌプリ」
昔懐かしい振り子時計がかけられた壁に、足踏みミシンを使ったテーブルとアンティックな調度品の中で食べたヌプリカレーは黒くて辛くて少し酸味がありこってりしたカレーでした。美味。
店名の「ヌプリ」は「ニセコアンヌプリ」から?
アイヌ語で「山」を表す言葉の一つなのだそう。
ここで究極(?)の名古屋グルメ「喫茶マウンテン」を思い出しちゃいけません?!

バラトルコキキョウヤマゴボウ

2008-07-17 13:41:43 | 暮らし
シックな色合いの素敵な花束を拙宅訪問の友人から頂きました。
特に(記念日等の)理由は無くても花を貰うのってそれだけで嬉しいです。ありがとう。
そのまま花瓶に入れてもそれぞれの位置や高さがちょうどいいアレンジメントになってました!
今年の春開店のフラワーショップ「花楓(かえで)」のものだそう。

□払えない...
先週末のこと。
通販の品物が届いたので、セブ◯イレブ◯に支払いに行きました。
レジで振替用紙のバーコードを「ピッ!」→エラー音!
店員さん「あれ?おかしいですね?」
(裏の取り扱い店舗を見てからまた何度か繰り返す・・「あれ?あれっ?」)
店員さん「すみません、入力できないみたいです。理由は判りません、スミマセン。

仕方ないので取り敢えずそこから5分ちょっとのサ◯クスへ。
しかしそこでもエラー音が鳴り続ける・・ブー、ブーッ!
店員さん「変ですね~、出来ませんね。何故でしょう?」
こっちが聞きたいんですが... トボトボと家路に。

諦めて月曜日に郵便局へ・・こちらは何事も無く。バーコードの不良と判明。

そして昨日、販売店から新しい振替用紙が届きました。
『このたび、7月10日および11日にご注文いただきましたお客様の振替用紙のうち一部が、システム不良によりコンビニエンスストアでのご入金不能の状態になっておりました・・(中略)深くお詫び申し上げます。』云々
そうだったんですか。一部ね。
やっぱり何度も行って、困って電話した人、クレームした人いるんでしょうね。コンビニじゃないと出来ない人はほんとに困ったろうしね。
困ったことだったけど、お楽しみ積み立てにちょっぴりお詫びが加算されたようなのは嬉しいかな。
きっと、みんな。(笑)

今日は雨・・ピッチピッチチャップチャップ♪
紺色の長靴に赤い傘を差して買い物に行きました。
 歩道で遭遇
すごく「正しいカタツムリ」な気がします。

シャボン玉飛んだ

2008-07-13 18:11:44 | 玩具
土曜日のチャレンジ教室のテーマは「シャボン玉名人と遊ぼう!」でした。
オリジナルのシャボン玉液と針金と毛糸で作った道具で大きなシャボン玉を飛ばすことにチャレンジ!
途中で壊れちゃうのが多いけど、上手く行くとほらこんな風に飛んでった。
液の濃さや質を工夫して、何回も振ったり吹いてみたりと短い時間だったけどみんな夢中。
大きなシャボン玉がゆっくりフワフワと浮き上がって行くのは見てるとちょっと不思議な感じです。
輪っかから離れる間際のビヨ~ンとした形も面白い。

大きさは大体直径10~12㎝ぐらいかな?
液を良く吸うようにしっかり隙間無く毛糸を巻き付けることが大事。
*シャボン液1人分~水道水500ml・粉石けん大さじ1・液状洗濯のり大さじ1・ガムシロップ1個

さっき家の前でちょっぴりストローで飛ばしてみました・・ひとりだとちょっと恥ずかしい...
だけど夕方の涼しい風に乗って次々と舞い上がって行くシャボン玉は綺麗。
台所で大きいのに挑戦!虹色のようなシャボン玉がふわり。

●ビロードモウズイカ
 私よりずっと大きい・・164㎝!

ありあけのハーバー

2008-07-11 22:17:41 | 
先日お土産にと友人から頂いた「ありあけのハーバー」HP
1970年代にはTVCMもあって横浜の銘菓として有名だった・・はず?
うちの場合はよそに出かける時の手みやげとしてよく使ってたのを憶えてます。
横浜に出かけた時なんかも買って帰ることがありました。母が好きだったなぁ。
今はこんなに種類があるとはとびっくりです。
上から抹茶ハーバー 黒船ハーバー ハーバー ハーバープレミアム
3番目のプレーンなハーバーのパッケージは昔と変わらない。中身はずっと美味しくなってました。
バター風味のマロン白餡に栗の粒が入って、生地もふんわり柔らかい。昔のはもうちょっとぱさぱさした感じだったし餡も硬かったかな。
黒船はチョコ、プレミアムはよりリッチに濃厚になった感じ。

なんと元の有明製菓は1999年に倒産していてその後元従業員や市民による復活運動によって2001年に新生有明製菓が設立、「ありあけのハーバー」復活となったそうです。知らなかった。
その時にきっと味も時代に合わせて変わったんでしょう。
有明ハーバーと崎陽軒のシウマイは昔っからある横浜の名物として支持されてるすごさを感じます。
でもそれでも倒産しちゃうんですね。
現在のありあけは「ハーバーズムーン」というショップ&カフェを関内日本大通りに開いているそうなのでいつか行ってみたいなと思います。

「好きなものを5分以内に100個書くこと」
5分以内に100個は無理だと思うけど、それだけ気持ち集中させてってことかな。
脚本家の内館牧子さんのエッセイ「別れてよかった」の中で取りあげられてた話で、NHKドラマ「中学生日記」の現場でプロデューサーが中学生40人にこんな問題を出したのだそう。
内館さん自身は思い浮かぶのは食べ物ばかりだったのに、中学生たちそれも女子の答えには「ちょっと寂しそうな背中」「削りたての鉛筆の匂い」・・等々の詩的なものが挙げられていたので、自分の発想の貧しさを嘆いたと書いてある。
ふうん、「好きなもの」か・・。
私だったらと思うと、まずこの文章を読んじゃってるから影響は受けてしまっているかもしれないけれど、それでもパッと浮かんだのは「虹」かなぁ。
それと「日が射した雨上がりの水溜まりに写る景色」「雨が降ったあとの草の匂い」に「花の香り」「青い空に浮かぶ色んな形の雲たち」etc...そんなものがドキドキワクワクするもとみたい。
書き出してみて気付いたのは雨が嫌いなのに雨上がりは好きな自分。それも陽の光と一緒になったもの。
面白いね、漠然とした「好きなもの」という問いから判る自分の無意識な嗜好?

スカイデッキ

2008-07-08 12:04:44 | 散策
六本木ヒルズ森タワーのヘリポートのある屋上が「スカイデッキ」として公開![詳細
52階の展望台「東京シティビュー」の大きな窓ガラスを通しての風景も素敵だけど、風を感じながら見下ろす海抜270mからの眺めは圧巻。


なんだか映画の中に入り込んだみたいって言ったらおかしいかな?
東京の街のひしめき合った建物群は未来的でもあり、影としてみると過去の遺物のようにも見えちょっと怖い。ついさっきまでこの下の地面を歩いていた自分が重ならない。
歴史的に、高い建造物が権力の象徴と言われてきたことが実感できる。「高みの見物」の傍観者的な感覚も。
今の「大都会」のイメージは(たぶん)これだよね?誰によって作られたのか?そのもとのイメージもまた過去にあるのかもしれないパラドックス?

花茶

2008-07-06 00:09:01 | 
今日は暑かったので図書館のお話し会の帰りに友人の車で千歳の農業地域の一つ泉郷にある
「手作りアイスクリームの店 花茶(かちゃ)」に行って来ました。
花茶農園の畑が周りを囲む緑溢れるテラスで、季節限定の生イチゴとカボチャのアイスをぺろっと。
ハウスでなく露地栽培のイチゴ狩りもできる広いイチゴ畑、とうきび畑、じゃがいも畑・・等々。
ダブルアイス350円は安いと思う。すごく美味しいんだもん♪ シングルは260円です。
常時12種類ほどケースに並んでるようです。
今日は他に何があったっけ?バニラ ・じゃがいも ・あずき・ 黒豆&竹炭・ ピーナッツバター・・他

ここは札幌のガイドブックにも載っているちょっと有名なお店。
レストランも併設されてるお店のコンセプトが外の看板にこんな風に書かれています。
私どもの自家製アイスクリームは地元の牛乳をベースに、固化および地元で収穫した新鮮な野菜、くだものの素材を生かして作っております。合成保存料 甘味料等は一切使用しておりませんので味も色もナチュラルに仕上がっております。季節の野菜やくだものを食べていただくことをベストとしていますので季節ごとの旬の味をお楽しみ下さい。
花茶
●花茶営業のご案内http://www.kacha-ice.com/1-guide/guide.html
車じゃないと行かれないのが・・でもそういう素敵なお店や場所が市内にはたくさんあるの。
千歳は広いです。

はらっぱ便り
ついにビロードモウズイカの花が咲きました!
  
全長130㎝まだまだ伸びそう。下の方からトウモロコシみたく花が開いて来ます。