日曜日、ドニチカキップを使って2カ所の美術館に行って来ました。
まずは東西線西18丁目駅の北海道立近代美術館
●レオナール・フジタ展/2008.7.12(土)~9.4(木)【公式HP】
フランスで最も有名な日本人画家藤田嗣治(ふじたつぐはる)ことレオナール・フジタ。
エコール・ド・パリ(パリ派)の代表的な画家の一人でもありますが、その幻の作品と言われた群像図「構図」「争闘」連作4点が遂に日本で初めて公開され、札幌を皮切りに国内を巡回することになりました。
「猫」と「乳白色の肌の裸婦像」で有名な藤田氏ですが、この群像図をはじめ、フランス国籍を取得しカトリックの洗礼を受けた後のレオナール・フジタとなってからの作品は今まで観たことがありませんでした。
展示は時代を追いながらその画風の変遷を4つに分け、鑑賞の為のサポート的な映像を要所に配した解りやすいものでした。
第1章 スタイルの確立/「素晴らしき乳白色の地」の誕生
第2章 群像表現への挑戦/幻の大作とその周辺
第3章 ラ・メゾン=アトリエ・フジタ/エソンヌでの晩年
第4章 シャペル・フジタ/キリスト教への改宗と宗教画
好きな「猫」の絵はともかく、私は晩年に描かれた子供の絵とシャペル・フジタに至る宗教画に目を奪われました。
歳を取るほどに細密になって行く画風にも唖然とさせられて・・。[参考図版]
販売されていたカタログは印刷の色合いがなかなか良く、解説もフランスと日本の学芸員による物で読み物としても興味深く、大事な1冊になりそうです。
道立近代美術館では同時に常設展の"これくしょん・ぎゃらりい”で『砂澤ビッキ 素描の世界』『ガラス-透明のむこうに』『ウォームアップ・ギャラリー 絵筆のおしゃべり』も展開されていて、それぞれ違った面白さと展示の構成の上手さに感心しました。
そしてまた地下鉄に乗って、札幌宮の森美術館へ。
●この男、危険。/榎 忠 展[展覧会ページ]
*榎忠公式サイト
この人の名前を知ったのは去年森美術館で観た「六本木クロッシング2007」。
さまざまなジャンルの現代美術アーティストが一堂に会しての展示は時代を行き交う足音が聴こえて来るようでちょっとワクワクでした。
榎忠氏は磨き上げた金属部品を都市のように組み立てた作品を出品していましたが、今回はそれをいくつか含めた他の鉄器作品やパフォーマンスの紹介等展示数はそれほど多くはないものの、DVDの放映もありじっくりとその軌跡を観ることが出来ました。
数えてみるとなんと4種類の展示を観て来たことに?!
疲れた・・けど充実した1日でした。
まずは東西線西18丁目駅の北海道立近代美術館
●レオナール・フジタ展/2008.7.12(土)~9.4(木)【公式HP】
フランスで最も有名な日本人画家藤田嗣治(ふじたつぐはる)ことレオナール・フジタ。
エコール・ド・パリ(パリ派)の代表的な画家の一人でもありますが、その幻の作品と言われた群像図「構図」「争闘」連作4点が遂に日本で初めて公開され、札幌を皮切りに国内を巡回することになりました。
「猫」と「乳白色の肌の裸婦像」で有名な藤田氏ですが、この群像図をはじめ、フランス国籍を取得しカトリックの洗礼を受けた後のレオナール・フジタとなってからの作品は今まで観たことがありませんでした。
展示は時代を追いながらその画風の変遷を4つに分け、鑑賞の為のサポート的な映像を要所に配した解りやすいものでした。
第1章 スタイルの確立/「素晴らしき乳白色の地」の誕生
第2章 群像表現への挑戦/幻の大作とその周辺
第3章 ラ・メゾン=アトリエ・フジタ/エソンヌでの晩年
第4章 シャペル・フジタ/キリスト教への改宗と宗教画
好きな「猫」の絵はともかく、私は晩年に描かれた子供の絵とシャペル・フジタに至る宗教画に目を奪われました。
歳を取るほどに細密になって行く画風にも唖然とさせられて・・。[参考図版]
販売されていたカタログは印刷の色合いがなかなか良く、解説もフランスと日本の学芸員による物で読み物としても興味深く、大事な1冊になりそうです。
道立近代美術館では同時に常設展の"これくしょん・ぎゃらりい”で『砂澤ビッキ 素描の世界』『ガラス-透明のむこうに』『ウォームアップ・ギャラリー 絵筆のおしゃべり』も展開されていて、それぞれ違った面白さと展示の構成の上手さに感心しました。
そしてまた地下鉄に乗って、札幌宮の森美術館へ。
●この男、危険。/榎 忠 展[展覧会ページ]
*榎忠公式サイト
この人の名前を知ったのは去年森美術館で観た「六本木クロッシング2007」。
さまざまなジャンルの現代美術アーティストが一堂に会しての展示は時代を行き交う足音が聴こえて来るようでちょっとワクワクでした。
榎忠氏は磨き上げた金属部品を都市のように組み立てた作品を出品していましたが、今回はそれをいくつか含めた他の鉄器作品やパフォーマンスの紹介等展示数はそれほど多くはないものの、DVDの放映もありじっくりとその軌跡を観ることが出来ました。
数えてみるとなんと4種類の展示を観て来たことに?!
疲れた・・けど充実した1日でした。