ISLAND日記

点在する日々のつぶやき…

今年の10冊(2010)

2010-12-30 00:56:28 | 
恒例の「今年の10冊」です。
 * 2009年 2008年 2007年 2006年 2005年 2004年
その年に読んだ順番で再読もの以外の「面白かった本(☆印)」を並べてあります。
今年は☆印14個 ○印27個 ×印1個。

 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない /桜庭一樹(角川文庫)
 いつも通りの日々 /早川司寿乃(ポプラ社ピュアフル文庫)
 失われた町 /三崎亜記(集英社文庫)
 食堂かたつむり /小川糸(ポプラ文庫)
 レインツリーの国 /有川浩(新潮文庫)
 預言の子ラノッホ /ディヴィット・クレメント・ディヴィーズ 作 多賀今日子 訳(徳間書店)
 天国からはじまる物語 /ガブリエル・ゼヴィン 作 堀川志野舞 訳(理論社)
 動物と向き合って生きる 旭山動物園獣医・坂東元 /坂東元(角川文庫)
 パレード /吉田修一(幻冬社文庫)
 TOURツアー1989 /中島京子(集英社文庫)
 ※番外 新・御宿かわせみ /平岩弓枝(文春文庫)
   非正規レジスタンス~池袋ウェストゲートパーク8  /石田衣良(文春文庫)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」前年から引き続いて桜庭一樹さんを読んでいたので、図書の始めの最初の☆印がこれでした。
歪んだ家族関係の果て?生き残った子供だけが大人になれる?
撃ちぬけないと判っていても撃たなければならない弾丸・・残酷だけどもの悲しい、最後は爽やかでもある不思議な少女小説でした。
いつも通りの日々」はイラストレーター早川司寿乃さんがそのイラストと主に描き出す14の物語です。お気に入りの一編が見つかるはず。
三崎亜記氏も好きな小説家さん。
この『消滅』をテーマにしたSF作品「失われた町」と続編の「刻まれない明日」どちらもとても良かった、しかもまだ続きそう。舞台を想像する楽しみのある描写に惹かれます。
「食堂かたつむり」と「パレード」は映画の宣伝を見て、読んでみようという気になったもの。
でも読んだらイメージを壊されたくなくて映画を見る気がしなくなってしまいました、どうしよう?
「図書館戦争」がベストセラーになり注目を浴びた有川浩さんの「レインツリーの国」はその「図書館戦争」の中に出てくる架空の本をそのまま本当に作ってしまったもの。
ありそうでなかなか無いこういう展開は物語の世界が広がりリアルに迫ってくるように感じさせられます。
図書館の外国の児童文学(YA)の棚から「預言の子ラノッホ」と「天国からはじまる話」。
まるで予備知識も無く手に取った本を読めるのは図書館だからこそ。

さて毎年同じような問いかけをしていますが・・
今年皆さんの心にはどんな本が残りましたか?

●冬の体育
小中学校はもう冬休み。こちらではだいたい1月の半ば過ぎまで。
冬休みが近くなるとスーパー等で冬の体育の授業であるスピードスケートの靴が売られます。

年が明けると学校のグランドにスケートリンクが作られるので冬休み中から子供たちが通う姿が見られます。
2月のタイム測定のスケート大会までどのくらい滑れるのかな?
しかし成長期の子供たちの靴をそろえるのは親にとって毎年頭の痛いところでした。
サイズの合うのを譲ったり譲ってもらったりと・・まずは大きめのを買って1年はもたせるというのが基本だったけど。

子供用のスキーセットも売ってます、こちらは授業は無いけれど。

*top写真は千歳駅前のイルミネーション

クリスマスの約束2010

2010-12-25 14:49:17 | 音楽
毎年12月の下旬に放送される小田和正さんを中心とした音楽番組。
 ●2010年12月24日(金)23:55 ~ 1:55 放映 TBS系番組公式サイト
今年は10回目にして初めてクリスマスイブの夜に放映になりました。
収録は小田さんのホームタウンである”横浜”の赤レンガ倉庫1号館3Fホールで。
今回のメイン出演者は小田さんに、スキマスイッチの大橋卓弥さんと常田真太郎さん、スターダス・トレビューの根本要さん。
常田さんは脇でピアノを弾いているので大橋さんが小田さんと根本さんの間にいたのだけれど、そこでMCのバランスをとっていたのがなかなか良かった。
3回目の出演でなじんできている感じが見られてちょっと微笑ましい。
その後ろに6人のゲスト・・MONGOL800のキヨサクさん、清水翔太君、 JUJU、Kiroroの玉城千春さん、松たか子さん、 山本潤子さん。
それぞれが自分のマイクを持って前に出てきて歌う間、他の人たちは合唱やコーラスをつけている。
それに使われた練習時間はどのくらいだっただろう?
張りのある綺麗でちょっと個性的なコーラスが耳に心地よく響き、豪華。

 1. Today(The New Christy Minstrels) 全員
 2. Hello, Again~昔からある場所 (My Little Lover) JUJU
 3. 空も飛べるはず (スピッツ) 大橋卓弥
 4. 冷たい雨 (ハイファイセット) 山本潤子
 5. ラブ・ストーリーは突然に 小田和正
 6. 美しすぎて (ガロ) 根元要・小田和正・大橋卓弥
 7. 未来へ (Kiroro) 玉城千春
 8. 長い間 (Kiroro) 玉城千春
 9. 500マイル (PPM/忌野清志郎訳詞) 松たか子
10. 思い出はうたになった (スターダスト・レビュー/詞 小田和正・曲 根本要) 根本要 
11. 君が好き 清水翔太
12. 惑星タイマー スキマスイッチ
13. 小さな恋のうた (MONGOL800) キヨサク
14. Today 全員
アンコール~ my home town 小田和正


以下ちょっぴり私の感想を♪
3「空も飛べるはず」イントロ部分が違っていて何の歌か判らなかったほどなのに、歌い始めたら弦が切れるというアクシデント、大橋さんがっくり。(笑)
4「冷たい雨」懐メロ番組で聴くとそれなりに懐メロになんだけど、ここでは現役!アレンジとコーラスのせいかなぁ?
6「美しすぎて」まさかここでガロがまた聴けるとは!という驚き、曲は村井邦彦さんだけどね(以前「地球はメリーゴーランド」を演奏)、スタレビの根本さんのチョイスだということにも驚き!3声コーラスが綺麗..
13「小さな恋のうた」モンゴル800のこの歌は大好き♪キヨサクさんは他の人の歌の時も殆ど一緒に歌ってるとかで、ちょっと照れくさそうに「呼んでもらって嬉しかった」と言ってたのが印象的だった。
アンコール「my home town」横浜で歌ってこそだよね・・♪あの頃ここは 僕らの特別の場所だった♪私にとっても故郷と思う場所、風景が目に浮かぶ。

今年の番組のコンセプトは「親しい音楽仲間たちとのプライベートライブ」
その通りの等身大のアーティストたちの姿がMCにも見られて、ちょっぴり胸が熱くなるようなことも・・曲を作ること、歌うこと、歌を聴くことの喜びが語られて。

全員で歌う「Today」の英語詞の意訳を最後に歌う前に小田さんが紹介してくれましたが『過ぎた栄光や明日のことより今日という今を生きる、今こそが自分の歴史が作られていく瞬間だ。』という歌詞の一節は、年を経た今こそ胸に落ちる言葉かも知れません。

クリスマスおはなし会 2010

2010-12-20 13:28:48 | 
毎年12月の第3土曜日は市立図書館2階のAV室で「おはなしぐるんぱクリスマスおはなし会」をやっています。
もうすぐクリスマスそして新しい年に向けて、メンバーの交流も兼ねたお話し会。
パネルシアターや、絵本のキャラクターを役柄をふりわけて演じ、それぞれに生演奏も付いた「読み聞かせ」とはちょっと違った楽しい催し、今年も12月18日に開催♪
※トップ写真は実物投影機でスクリーンに映した「やまあらしぼうやのクリスマス」のページ。

《プログラム》
[実物投影]にんげんごっこ 作: 木村 裕一 絵: 長 新太  講談社
[ブラックパネルシアター]ほしのクリスマス
[大型絵本]へびくんのおさんぽ いとうひろし 作・絵 鈴木出版
 マジック&クイズ
[実物投影]やまあらしぼうやのクリスマス グランまま社
 
 ジョセフ・スレイト 文  フェリシア・ボンド 絵 みやち としこ 訳

 おはなし(←クリック閲覧)

出演者は8名。
今回はリハーサルに時間がかかって、当日の館内での宣伝が足りなかったという反省。
お客様も例年より少なくてちょっと残念でした。
自分としては、ブラックパネルシアターがスムーズに行ったのでほっとしたというところ。
今度ビデオに撮ってみたいなぁ・・どんな風に見えてるんだろう?


当日は雪図書館のある青葉公園の針葉樹は雪を冠ったクリスマスツリーになっていました。

キッズのクリスマス
もう1つ、本日12/20(月)・・こちらは幼稚園のキッズクラス(就園前の園児予備軍?)へ2人で小さなお話会の出前です。
2~3歳児対象、でもまだ2歳にならない小さな子もお母さんと一緒に兄弟で来ています。


《プログラム》
[お話小道具]変身サンタ 藤田浩子・小林恭子 作
[大型絵本]おっぱい みやにしたつや 作・絵 鈴木出版
[お話小道具]コートのおはなし
[大型絵本]ぐりとぐらのクリスマス なかがわりえこ 文 やまわきゆりこ 絵 福音館書店


セッティングしてる間にサンタが女の人になっちゃうのにびっくりしてもらって、色んなおっぱいに自然と答えがあがって、大きな紙を折り畳みながらのお話ではコートが帽子になっちゃうのが面白かったみたい。
そしてクリスマスのおはなしでは、「ぐりとぐらだ!」ってちゃんと知ってた♪
終了後みんなと一緒のおやつのお誘い・・クリームたっぷりの苺のカップケーキ!
とても美味しかった、ごちそうさま~

粒雪

2010-12-15 16:28:14 | 暮らし
昨日からちらついてた雪が朝には少し積もっていました。
1日氷点下の真冬日で、溶けずにまた夜になります。
年々根雪になる時期が遅くなる気がする・・やはり温暖化?

はらっぱ便り

『レストランノイバラ』は今年も豊作で準備完了。
小鳥たち来るかな?

週末からまた少し気温が上がる予報だけど、無事ホワイトクリスマスになって欲しい。
北海道でも地域によって色々違う雪事情。

●てぶくろ
先日手袋を片方落としてしまって・・お買い物。

いつもの5本指のを選んだ後に、ふと気になったミトンの手袋も買いました。
暖かい袋の中で4本の指が寄り添い、誰かと握手したり手を繋ぐ時の形で収まってる。
グレーのフードの付いたロングコートに合わせて、ちょっぴり(懐かしい)女の子気分になるのもいいかもしれない。(笑)

りんごの気持ち

2010-12-12 17:07:25 | 
名前&パッケージで思わず買っちゃいました。
六花亭の和生菓子の季節の新商品。
11月発売の「こがらし坊や」の姉妹品です。

●りんごの気持ち  
 販売期間:12月1日~12月25日
 おひとつ130円
 ふっくらと蒸しあげた生地に、色鮮やかなりんごジャムをサンドしました。


表面に描かれてるのは林檎?姫林檎(に見えるんですけど?)?
「りんごの気持ち」はどんなかな?
りんごジャムの味と香りと一緒に、昔の甘酸っぱい思い出がほのかに蘇る...
 *六花亭ホームページ

それにしてもこの商品名・・懐メロ好きな人のネーミング?
なんだか「シャボン玉ホリデー」とかで聴いたような気がするの。
「メロンの気持ち」「レモンのキッス」「イチゴの片思い」
”ファーストキスはレモンの味”なんて聞かされてた世代です。
なぜレモンなの?と今では思うけど。

それとも村上春樹氏のエッセイ「りんごの気持ち」(「村上ラヂオ」収録)を読んでたとか?
「旭リンゴ」の英語名が「Macintosh(マッキントッシュ)」だというのを知ったのはこのエッセイから。
「旭」はカナダ原産で『1890(明治23)年に、カナダのギップ氏によって札幌農学校に寄贈されたのが始まり』なのだそう。
つまりアップル社のMacのロゴのリンゴはこれ。
こっちのりんごの気持ちも聞いてみたい今日このゴロ。(笑)

●クリスマスの飾り
今年はストローブマツの松ぼっくりで、こんなのを作ってみました。


もうすぐクリスマス

ぴよぴよ?

2010-12-06 18:28:21 | 玩具
ピヨピヨと何かが出てきそうですが・・なんだか判ります?

嵯峨野の竹林の道の途中、ランチを食べたアイトワというカフェに飾ってあったもの。


アート作品か何かなの?不思議に思ってお店の方に聴いてみると
「これは振ると音が鳴るんですよ♪」
   シャラシャラ~
「え、楽器なんですか?」
「いえ楽器のように使えるけど、作ったものではないんです。」

横から見ると・・どっかで見たような形?

柄のようなものが付いてます。振りやすい。

堅くて軽くて手頃な大きさ。

さて正解は・・コレ。

蓮の花が枯れて中心の残ったもの(花托)!
中のぴよぴよさんは蓮の種。

枯れたばかりの蓮の写真は天龍寺に行く途中に見かけて撮ったもの。
それから数時間後に、しっかり枯れて楽器のようになったものを見ることになるとは。
蓮の実はお菓子になったりしてるから食べたことはあるけどこうして付いてる状態の種としてまじまじと見るのは初めて。
旅の途中の思わぬ驚きでした。

●鴨南蛮うどん

最終日の京都でのお昼ご飯、駅ビル内でうどんを。
関西のつゆは色が薄い・・その通りでした。
だしがとてもきいていて、美味しかった。

ー旅のおまけー

行脚

2010-12-03 09:15:58 | 散策
大河内山荘を出て、ちょっとお洒落なカフェで昼食をとってから次は常寂光寺に。
トップ写真はそこの多宝塔です。

山門を入って歩き出したら階段のところで小さなカマキリに遭遇!

じっと動かないのでつついてみたら・・死んだ振りされた。
とても小さくて目が赤い。「ヒメカマキリ」らしい♪なんかかっこ良かった!

本堂の所には珍しい柿の木。

プチトマトくらいの大きさのがたくさんなってた。老爺柿(ロウヤカキ)というのだそうな。

常寂光寺を出てスタスタと・・前に畑が広がる落柿舎へ。

落柿舎にはやっぱり柿がありました。(笑)
『庭に柿の木が40本ありその柿の実を売る約束をしたのに、一夜のうちに嵐で殆ど落ち尽くしてしまった』のが落柿舎の名の由来だそうです。

そこからどんどん途中を飛ばして歩きます。
とりあえず最終地点に決めた「化野念仏寺」まで急ぎ足。

このたくさんの石仏や石塔は散在していた無縁仏を集めたもので、念仏寺と呼ばれるようになったのは法然上人がここに念仏道場を開いたから。
*化野(あだしの)~「あだし」とは、はかない、むなしいと言う意味で、又「「化」の字は「生」が化して「死」となり。この世に再び生まれかわる事や、極楽浄土に往生する願い等を意図している。(念仏寺パンフレットより)

ここから来た道を戻ります・・時間が少しあったので祇王寺に立ち寄って。

京都の寺社は本当に苔が綺麗なところが多いのだけど、ここもやはり苔むした庭がいい雰囲気を醸し出していました。
でももう日が傾いて少し薄暗く。足が痛い...
祇王寺ホームページ

夕方寒くなったので「よーじやカフェ」で暖をとって宿に帰りました。

抹茶カプチーノ美味しかった♪


翌日はチェックアウト後、京都駅にほど近い東寺(教王護国寺)に行きました。
ここは平安京の遺構の密教寺院。
宝物館での特別公開は艶やかな「国宝十二天屏風と密教工芸」でした。

寺院を託された弘法大師空海が道場を開きその教えを広めた地でもあります。
講堂の仏像群に寄る「立体曼荼羅」は見応えがありました。
東寺公式サイト

これで私の奈良京都の旅は終りです。
振り返ってみると訪ねた場所は少ないながらも1つ1つがとても印象に残り、思い返すごとに記憶は深くはっきりするようです。
それでもまだまだ見たい場所は多く、いつかまた訪れたいと思っています。

この旅行記を読んでくださった皆様、ありがとうございました。
(次の記事ではちょっと番外編を書き終了といたします)

ー了ー