ISLAND日記

点在する日々のつぶやき…

名もなき毒

2008-03-30 13:53:57 | 
宮部みゆき 幻冬舍 2006.8 刊
[BOOK データベースより]
どこにいたって、怖いものや汚いものには遭遇する。それが生きることだ。財閥企業で社内報を編集する杉村三郎は、トラブルを起こした女性アシスタントの身上調査のため、私立探偵・北見のもとを訪れる。そこで出会ったのは、連続無差別毒殺事件で祖父を亡くしたという女子高生だった


ちょうど土浦の連続殺人事件があった時に読んでいて、読み出したら止まらなくなって明け方4時頃に完読しました。
問題を起こす人物の描写がすごく怖かった、本当の殺人犯よりも。
悪意ある嘘と不気味な行動で他人を害する女性と、毒殺事件によって父親を亡くしたことで母親との関係がぎくしゃくしてしまっている女子高生の犯人探しが物語の骨子。
そして他にもいくつものエピソードが伏線として織り込まれていて物語の伏線となっています。
いずれもその素は「毒」。
世の中に人間の中にある毒がその心や身体に影響を与えてる事を告げている。
そして、知らずにその毒にからめられてしまう人の弱さ、哀しさも。

この小説の中の2人の「他人を害した人」のうち、自分の罪を認めない人の恐ろしさが心の底に澱のように淀んでいます。
語り口がサラッとしているだけに、ある意味ホラー。
誰もが満たされない思いの中、危うい所で踏みとどまっているのかもしれない。

作中で主人公の義父の「人が持つ権力の行使の中で究極なものは殺人である」と言う定義に頷いてしまいました。
経営者としても立派でそれなりの権力を持っている富豪の老人の言う言葉は重みがあります。(フィクションなのにね)
他の作家さんの作品でもそうですが、作者の人となりというかその考え方が、小説の中から時としてエッセイよりも鋭く心に引っかかって来る事があるようです。

◇お昼ごパン◇

もりもとの「黒カレードッグ」と「桜あんぱん」。
黒カレードッグはチーズクリームを塗ったパンに黒カレーとレタスとチーズを挟んだピリッとしてまろやかな味。
桜あんぱんは甘さ控えめのあんこと真ん中の桜の花の塩漬けが美味しいの。
桜の季節はまだだけど、食べる桜はあちこちに・・楽しい。

モカ

2008-03-27 13:49:17 | 音楽
昔懐かしいグループを辿るシリーズ?
今まで GAROReo トロワジャン と書いてきたけど、今回はReoに出逢う切っ掛けともなったモカ(MOCA)のこと。
 写真向かって左が 林秀夫さん 右が林孝夫さん
孝夫さんは秀夫さんを「あんちゃん」って呼んでました。
双子でもちゃんとそう呼んでたんですね、うちの双子はお互いに名前かな、小さい頃は。(笑)

作る曲の雰囲気はもちろんそれぞれ違ってて、声は普段喋るのは違いがはっきりしてるんだけど歌になるとやっぱり似てたかも、声質・・すごく溶けあっちゃう。
リードギターは秀夫さん、MC担当は孝夫さん。
ジャンル的には「シティポップス」っていう感じ?ブレッド&バター風?
営業で歌ってたブレバタの「ピンク・シャドウ」がぴったりでした。

モカ(MOCA)を初めて知ったのは1975年5月頃の「TBS ぎんざNOW」 シンガーソングライターコンテスト(関東ローカル番組)。
確か阿部敏郎さんがコンテスト部分の司会をやっていて、作詞家の門谷憲二さんが審査員で来ていたような。ケメも?
オリジナル曲限定の週ごとの勝ち抜き戦で、モカは2~3週は勝ち抜いていたかなぁ・・すごく印象に残ってた。
当時はカーリーヘアで、双子ということもあっていじられやすかったみたい。
(そして最終的にどうなったのかは覚えてないんだけど

それから5年後1980年4月、情報誌ぴあで「モカ」の名前を目にして、「これはあの時の二人なのかなぁ?」と思いつつ、翌月彼らがゲスト出演すると言うコンテストに足を運ぶ。
そして行った時にはひょっとしてもう出演が終わった時間だったのかも知れないけれど観ることが出来なくて、そのかわりReoの演奏を楽しんでしまい、それからぴあで探してReoのLIVEに行くようになりました。
ごめんねモカ。でもそこから...

またその3年後1983年6月江古田マーキーでReo解散後ソロとして歌っていたTsuTom(落合努)さんのLIVEの対バンでMOCA(こちらの表記になってました)に自分的には再会!(驚)
そのあとMOCAのLIVEにも行くようになって、そこでまた友人が出来て・・。
オリジナルのカセットテープを貰ったのが嬉しい思い出です。今も時々聴いています

レコードはアマチュア時代のがディスクポート「風景画/月へ飛べ」、メジャーデビュー盤がビクター「ベルを鳴らして/風景画」です。
 
バンド名が書いて無い。発売はいつ?  友人提供のジャケ写(サンクス) 1979年

風の噂で今はそれぞれ家庭をもたれて違うお仕事をされているとか。思い出をありがとう。

春の使者

2008-03-22 14:22:25 | 暮らし
ぽかぽかと暖かい陽射しの中、道ばたに「春」を見つけました。
まだ硬い蕾、達磨みたいな形だけど「蕗の薹(ふきのとう)」早春の風物。
東京ではもうソメイヨシノが開花したとか。来週末は満開でお花見?
各地の春の便りが続々・・。

春のセンバツ高校野球も今日から。
北海道代表の駒大岩見沢は残念ながら一回戦敗退、でもいい試合でした。

●タスポ(taspo)taspo公式サイト
たばこのための成人識別カード「タスポ」が全国で順次導入されます。
私は吸わないから関係ないんだけど、ちょっと気になると言うか・・。
北海道は第1次エリアで5月(パイロットエリア3月・第2次6月・第3次7月)から導入。
なので自販機も、もう成人識別機能付きの物に替わっています。

 

この濃い朱色の枠の中が”成人識別ユニット”で四角い[taspo]部分にカードをタッチさせて使うようです。
未成年者の喫煙防止の為の施策。
自販機以外では売買を始め大人の管理責任を問われることに。
でもお店で買う時は店員さんの判断に任されてると言う曖昧さ・・見た目で判断できないからトラブル回避の為に疑わしくても確認はしないって言うのが大半じゃないかと思うのですが?お酒もね。
パイロットエリア地区(鹿児島県/宮崎県)での効果はどうなのでしょう?

ともあれ申込書の本人確認書類や顔写真等、身分証明には使えないのに個人情報が詰まったカードがまた1つ。大丈夫なのかな。

これはこれは

2008-03-19 00:00:00 | 暮らし
     おキツネさんかな?
     誰かが落とした 小さなお面?
     それとも 甘い花びらかしら?
     空気がすっと 
     何かがちらっと 

     ほんとはなんだか判るかな?
     
ウサ田の脳内ブログ 2008年03月18日
   最近読んで目が点になったのは、
   IKKOが書いた「そうじ力」である。
   この姑息さに、大いに発奮した。
   ここで、得たものをお手本に、
   自分も、もっと、がんばろう。
 goo×うそこメーカー

脳内メーカーとgooブログのコラボ。
おすすめリンクとしてサイドに張られてるので遊んでみました♪
ウサ田ったらどこでそんな本を?しかもIKKOが書いてるんじゃないし??
あ、でもお掃除よろしくね~。(笑)

因みに私が最近読んだ本は・・
 「蒲公英草紙」「エンド・ゲーム」恩田陸  集英社 /常野だより
 「日本語ぽこりぽこり」アーサー・ビナード 小学館 

亀裂

2008-03-15 00:42:12 | 暮らし
3年前から毎日使ってるマグカップ・・この内側の形状は模様じゃありません。
 《亀裂》亀の甲の模様のようにひびが入ること。またその割れ目。ひび割れ。[大辞泉より]
う~む、まさしく亀さんだ!
外側はまだ色は変わってないけれど、白っぽい亀裂が徐々に浮き出して来ています。
実はもう新しいカップは(息子に貰って)あるんだけど、この亀裂の入ったカップが一体どうなるのかという興味で使い続けています。
突然割れちゃうんでしょうか?だんだん水漏れするようになるんでしょうか?
あまり危なくなったら別のと平行して使うつもりでいるけど・・恐いもの見たさかな。
これは不良品なんでしょうね、その前に使ってたのは7年位使って何ともなかったから。
さて...
 ※追記 なんとこの模様が陶器の「貫入」という物らしいことが判明。
     『貫入について』 でもこんなに早く姿が変わってしまうというのは・・ね?


■Suica・TOICA・ICOCA相互利用記念Suica発売記事

2008年3月29日からJR東日本・JR東海・JR西日本の相互利用が始まることを記念してのカード。なんかユルくていい感じ。
けど『相互利用』の意味がイマイチ分かりません。。(判りやすい解説を求む!)
JR北海道では2008年秋から札幌近郊でIC乗車券が導入されるとか。【記事
名称は「KITACA」キャラクターはエゾモモンガ。楽しみ♪

雪鶴

2008-03-09 21:46:34 | 
鮮やかな赤紫色のクリーム。
もりもとの『雪鶴/ハスカップ』種類はブッセ(ビスキュイ)=クリームやジャムをはさんだ焼き菓子でサクサクとした食感が特徴。飲み物必須。
そう、食べてるとボロボロと・・けど(そんなことはものともせず)美味しい。
引っ越して来て初めて食べたもりもとのお菓子がこの雪鶴でした。
ハスカップが何なのかも知らなかったけど、その甘酸っぱい美味しさにびっくり。
 もりもと 雪鶴
雪鶴にはもう1種類チーズ風味のバタークリームがあります。
どちらもコクのある美味しいクリーム、でも私はこのハスカップのが好き。(笑)
パッケージは紅白の対になっているのでお祝い事にもよく使われるようです。
小学校の卒業式、これだったかな?給食のパン等がもりもとだから。
少し日持ちもするし、食べごたえもあるし、値段も手頃なのでちょっとした会合等のお茶菓子にぴったり。
実はこれも集まりで配られたものの1つでした。ラッキー!

●思い出の学校に校歌を残そう![DASH WEB]
鉄腕ダッシュで『卒業する児童たちが歌う校歌を体育館の床を蓄音機代わりにして針で刻み付ける』と言う企画をやってました。そう、床がレコード盤に!
基本は「紙コップで出来る蓄音器」
『マイク兼スピーカーとなる紙コップ。その底の部分で音を感じ、その振動を針の先に伝える事により盤に音を刻む。そして音を発する場合はその逆で、盤に記録された音情報を再び空気の振動に戻す事により、音が再生される。』
蓄音させるものはつるつるして硬いものならほぼ何でも良いってこと、だから床や壁でもOK!
でも一定の早さで溝を作ったり1カ所で再生するのが難しいから円盤状のが1番適してると言うことも番組で実験をしてるうちに判った。
えーっ?レコード盤ってそう言うものだったの?と(今更)驚く私.・・そしてやっと原理をちょっぴり理解。
それでもやっぱり不思議だけど...
トーマス・エジソンからエミール・ベルリナー・・発明家ってすごい。

ボーン・スプレマシー

2008-03-07 19:51:39 | 映像
マット・デイモン演じる記憶を無くした元CAIエージェント、ジェイソン・ボーン3部作の真ん中。レンタルで観ました。
暗殺者だった過去を捨て、戻らない自分自身の記憶とフラッシュバックのように表れる断片的な記憶に悩まされながらも、恋人と新しい生活を始めたジェイソンにまた過去からの手が忍び寄る・・
監督 : ポール・グリーングラス
原作 : ロバート・ラドラム
出演 : マット・デイモン 、フランカ・ポテンテ 、 カール・アーバン 、 ジョアン・アレン

映画紹介:Yahoo!ムービー「ボーン・スプレマシー」

冒頭、インド・ゴアの砂浜を走るマット・デイモンの姿が美しい。
上半身が揺るがずやや機械的に動く足。「エージェントとして鍛えられた身体」がそれだけで表現されているような気がする。
まずここで前作との違いをありありと味わい、そのまま画面に引き込まれていく。
「ボーン・アイデンティティー」は確かに面白いスパイ・アクション映画ではあったけど、シーンの区切り方も格闘シーンも目新しさはそれほど無く印象的にはごく普通。
その為に「記憶喪失」の重要さ、メンタルな部分の表現が上手く伝わってこなかった。メリハリが無いから。
今作では監督が変わったせいかその部分が驚く程上手く出来ている。
些細に見えるシーンもどこかの伏線として嵌る1つのピースになっていたり、説明的な部分が省かれそれぞれの行動で何が起きているかが判る。
ほぼ無表情なマット・デイモンのちょっとした表情の変化と動作にリアリティーがあり、「ジェイソン・ボーン」と言う人間の存在に厚みをつけているように思えた。
クライマックスのカーチェイスはカメラがボーンの運転する車の中から撮っているので、観客の臨場感は抜群。
そして最後にボーンが訪ねる場所その目的に、失ったものに対する深い思いがあることが素っ気なく、なのにどこかせつなく表されている(ように私は感じた)。

3作目の「ボーン・アルティメイタム」もグリーングラス監督。
もっと前に「スプレマシー」を観てたらきっと新作は映画館で観たくなったと思うのに。
レンタルが出たら早速借りてこよう。

□「トゥモロー・ワールド」
[解説]
監督 : アルフォンソ・キュアロン
出演 : クライヴ・オーウェン 、 ジュリアン・ムーア 、 マイケル・ケイン


レンタル店でお薦めのランキングに入っていたので借りてみたもの。
子供が生まれなくなった西暦2027年の英国を舞台に、紛争・少子化・宗教対立・テロ・人種問題などを一人の男の視点から描く。
これは・・肩透かしでした。
テーマは凄い映像も面白い音楽も秀逸、なのに話が浅い。。
行き当たりばったり的な筋立てになんだかなぁと。なんでそうなるの?と突っ込みたい部分も多々ありで・・残念。
やはり物語りはきっちりと描いて欲しいです。
映像ではカメラの長回しによる視点の固定がたぶん斬新なのでしょう。特に終盤の戦闘シーン。
血糊の飛沫がレンズについてもそのまま撮り続けると言う(←ネタバレ..白で書きました)
音楽は既存のロックからの選曲がたくさんあってこれがまた効果的に使われていたような。
「ハッシュ」「クリムゾン・キングの宮殿」etc.. エンドスクロールはジョン・レノンの「ブリング・オン・ザ・ルーシー」
他もなかなか良くて、曲だけでも聴いていたい感じ。でもCDには全部が収録されてるわけではないみたい。
* トゥモロー・ワールド/オリジナルサウンドトラック

男びな女びな

2008-03-03 11:57:41 | 玩具
今日は3月3日ひな祭り。
自分の雛人形は実家に置いたままだけど、毎年ちょっとしたものを飾ってます。
今年は先日友人から頂いた手作りのひな人形がメイン。
お洒落な着物は風呂敷から!素敵。

ひな祭りはもとは「上巳の節句」といって五節句の一つで、3月上旬の巳の日に行われたものが後に3月3日に定着したのだとか。
その由来は、古来中国の『上巳の日に川で身を清め不浄を祓う習慣』が平安時代に日本に取り入れられ、紙の形代(人形)に穢れを移し川や海に流し祓うようになり、それがまた「ひな遊び」と変化していったということ。

「桃の節句」といわれるのは旧暦の3月3日(新暦では3月下旬~4月)は桃の花が咲く季節だから。
ほんとは桜と同じ頃なんですね。でも今は2月は梅、3月は桃、4月は桜って感じかな?温室咲きの桃の花を飾って。
3月の旧暦名「弥生(やよい)」の由来は、『草木がいよいよ生い茂る月』。
花月(かげつ) 嘉月(かげつ) 花見月(はなみづき) 夢見月(ゆめみつき) 桜月(さくらづき) 暮春(ぼしゅん)等の別名からやっぱり新暦の4月の方が季節的にはあってるみたい。

●ひなあられ
米粉で作ったこれが好き。

ヤウー

2008-03-02 01:06:14 | 
ヤフーじゃないの...
寒さと疲れしのぎに入った支笏湖国民休暇村のカフェで”北海道限定の紅茶”「ヤウー(Yawoo)」を飲みました。
ふわっと香るのはヨーグルト?甘いフレーバー・ティー。
美味しかった!
「ヤウー」とはフランス語で「ヨーグルト」のことだそう。(ふぅ~ん)
飲み干したカップの中にキラキラした金ぱくのようなものが・・?

そこのカフェでは茶葉は販売してなかったけれど調べたらReraで売っていると言うことが判り購入。
販売元は世界のお茶専門店ルピシア、その北海道店限定の紅茶。

雪景色のイラスト缶            茶葉の他に、金平糖とアラザンが!

金平糖は雪の結晶、アラザンはダイヤモンドダストを模しているとか。
キラキラしてたのはこのアラザンだったのね。
ルピシアの「ヤウー」と「コロポックル」というお茶はほんとに北海道限定らしいです、通販もしてなくて。
地域限定のお茶は他にもあるのかもしれませんが。