ISLAND日記

点在する日々のつぶやき…

晩秋

2007-10-26 12:21:47 | 散策
どこもすっかり紅葉して、そろそろ冬の足音が聞こえてきそうです。
この春「近代的な公園」として生まれ変わった(?)近くの公園の桜・白樺・ナナカマド・銀杏の樹々もこんなに色鮮やかに。
大きな柳の木が無くなったのが少し寂しいけれど、その後に植えられた桜の苗木も小さいながらちゃんと季節を映して紅葉しています。
  

土も入れ替えられて雑草は無くなり、遊具も新しく綺麗になって、砂場は柵で囲まれ・・。
確かにこの状態がずっと続けば良いね。
作られた公園に大事なことは「管理し続ける」と言うことなんだろうから。

秋の旅・・少し旅行してきます、違う場所での秋に逢いに。

イチイ

2007-10-22 01:54:40 | 
樹々が紅葉で色づいてる中、深い緑を残している「イチイ」。別名は、オンコ・アララギ・水松と言われる常緑針葉樹。
「オンコ」はアイヌ語なので北海道ではこの名前で呼ばれているのかも。
今はちょうど飾りのように赤い実をつけています。
こちらでは普通に庭木や生け垣に使われてるけど、以前住んでいた所ではあまり見かけなかったように思います。
でも名前だけは知ってました、ミステリー小説の中で。

◆「ポケットにライ麦を」アガサ・クリスティー ハヤカワ・ミステリ文庫
『投資信託会社社長の毒殺事件を皮切りにフォテスキュー家で起こったマザーグースをもじった三つの殺人事件。ミス・マープルが仕込んだ若いメイドが洗濯バサミで鼻を挟まれた絞殺死体で発見された。義憤に駆られたマープルが事件解決に乗り出す!』
この中の最初の事件がイチイの実から抽出した毒による殺人事件、そして一家が住むのはまわりをイチイに囲まれた「イチイ荘」。
なのでイチイを発見した時に、あぁこういうものなんだとやっと合点が行きました。
(今じゃネットですぐに判るけど、30年も前のことだから。)
   
私のは真鍋博氏のイラスト  現在の表紙/アガサ・クリスティー文庫

イチイの毒は「タキシン(アルカロイド)」と言って赤い果肉以外の葉や植物全部に含まれているそうです。
果肉は甘くてそのまま食べたり果実酒にも出来るけど、茶色い種は食べちゃダメ。葉っぱもね。
でも毒であると同時に薬にもなると言うのが劇薬の常だけど、使い方を誤らないようにということでしょうか。
 *イチイの由来とタキシンについて→ こちら
木材としては緻密で狂いが生じにくいため加工しやすく光沢もあるので、弓や工芸品、鉛筆等に使われているそうです。
北海道とヨーロッパは気候や植生が似てるんだなぁと本を読んでいて感じることがしばしば。

◆「東京事件1(TOKYOCASE)」大塚 英志 (著) 菅野 博之 (イラスト) 角川コミック・エース参照
20日に時間つぶしに立ち寄った中古書店で目についたので読んだコミックス。
それぞれ違う”時間”に関する超能力を持つものが集まった「歴史研究所」別名「ウラシマ機関」が昭和の時代の時間犯罪を手がけるSFミステリー。
その中の「三億円事件」で三島由紀夫と共に「光クラブ事件」のことを扱っていて興味深かった。
翌21日の朝日新聞に「光クラブ」の経営者、山崎晃嗣の金融業を始める以前の日記が見つかったと言う記事がありました。【asahi.com
こんなことって良くあるよね、と思いつつも不思議。
三島由紀夫の「青の時代」と 高木彬光 「白昼の死角」はこの山崎晃嗣をモデルにした小説です。

フレグランス

2007-10-16 23:30:47 | 暮らし
旭川は初雪、札幌は初霜のニュースがありました。ふわっと青白い雪虫も飛んでいます。
寒かったので暖房のスイッチを入れました。
いよいよ冬・・しかし灯油が1リットル79円になるもよう、ってナニ?!

それはさておき、写真のオードトワレ。
普段は香りを身につけるって殆どしないので香水と呼べるものは今3個しか持っていません。
部屋の中は消臭剤を置いてることが多いけれど、香りのスプレーやお香は時々焚いています。
匂い消しじゃなくて匂いを嗅ぐため。
なんだか気分が乗らない時に好きな香りで元気になることってあるかも。リラックス効果もね。
コーヒーやホットミルクの香りは一石二鳥かな。(笑) 
でも今日は香りを身にまとってみたくなったので、随分前に買ったこのトワレを少し使ってみました。
 *ニナリッチ フルール ド フルール*
名前の意味は「花の中の花」、フローラルだけどそんなに甘くなく落ち着いた感じ。
10年近く前のかな・・いかに使ってないかが判ります。
当たり前なんだけど、自分が部屋から部屋へ動くと香りもついて来るっていう感覚を久しぶりに味わいました。
ちょっとうっとり、自分のためだけの香り。気分転換にもなって「まる」!

若い頃は柑橘系のシャワーコロンをよく使ってました、ライムとか。
高校生は汗の匂いが気になるお年頃、スッキリさっぱり系。(笑)
そういえば男性に「ムスク」が凄く流行ってた時もあったような?あれは「ポパイ」や「ホットドッグプレス」の影響かなにか?

■旭山動物園 大型遊具を今季で廃止
遊具の老朽化と維持・管理の負担が大きいということで、夏季開園最終日の10月21日限りで運転を停止するそうです。
国内のジェットコースター事故の多発にともない、管理者に定期的な探傷試験が義務付けられたことでその実施と、部品交換等の整備等に数千万円の経費がかかる見込みから動物園の運営が難しくなるということですべて撤去し、取り敢えず芝生広場として開放する予定だそうです。
以前あったゴーカートもアスベストの為廃止されたそうですが、「動物園」として生き生きとしている現在は、もう遊具は必要がないものになっていると思います。
安全の為にも良い決断だと思いました。
11月3日から冬季開園。雪の中の動物園も楽しいところです。

雲にのりたい

2007-10-13 22:40:42 | 言葉
今日はとってもいい天気だったんです。
こんなの見ると、乗りたくなるなぁ。

そろそろまた市営住宅の建設が始まります。
今まで広~い原っぱだった所が整地されて機械が運び込まれて、空が狭くなっていく。


     公園に続く坂道にはたくさんの落葉
     空気に枯葉の匂いがする
     2~3ヶ月前は青々とした緑の葉っぱや草の匂いで満ちてたのに
     まだ強い陽射しに負けたように落ちて来る乾いて色づいた葉
     

嫌われ松子の一生

2007-10-12 18:39:32 | 映像
中古書店で原作小説を買って読んだので、映画も観たくなりレンタルしました。

◆小説「嫌われ松子の一生 上・下」山田宗樹 幻冬舍文庫
田舎の中学教師 川尻松子24歳が学校内のある事件がもとで免職になり故郷を出奔し、さまざまな人生の迷路を歩んだ末に荒川の河川敷で死体となって発見される。
アパートの片付けを言いつけられた甥が松子が殺された原因とその人生に興味を抱き、色々な人に話を訊いていきながらその生涯をあぶり出していく、と言う話。
小説は幸せを求めながら最後は男たちに裏切られていく松子の一生を事細かに描いています。重い悲劇とささやかな幸福の繰り返しの人生。
でも読後感に陰湿さが無くどこか乾いた印象なのは筆者の語り口によるものなのか。

◆映画「嫌われ松子の一生」公式サイト
 監督・脚本 中島哲也
 出演    中谷美紀 瑛太 伊勢谷友介 柄本明 宮藤官九郎 市川実日子 他...
  
さて映画の方は、小説の暗い印象とは反対にコミカル、それもミュージカル仕立てでテンポ良くストーリーを展開してくれる。
キャストも音楽も申し分の無いエンターテインメント♪
一つ一つのエピソードを小説は陰の部分を克明に描いているけれど、映画はその辺りはサラッと流して光の部分を押し出してる。
木村カエラ・BONNIE PINK・AIの3人のアーティストがそれぞれ場面にあった楽曲を提供し自ら歌ってるシーンは生きる希望に満ちてます。
一見全く違う2つの作品でありながらそのことに私が不満を抱かなかったのは、その対照的な表現にどちらも「人間」を見るからかも。
最後の悲惨な死の寸前まで、希望は確かにあったのが松子にとっての救いだったのかなって思います。
『互いに補完してる作品』という印象を受けました。どちらも見て良かった。

俳優陣で言えば中谷美紀はまさにはまり役、逆境に遭いながらも尚かつ可愛らしく幸せを求めていく松子・・ひょっとしてこの役から映画「自虐の詩/公式サイト」のオファーが来たのでは?なんて思ってしまいました。
そして狂言回し的役柄の瑛太の雰囲気に、浅野忠信・オダギリジョーに続くいい意味での”妙な”雰囲気を持った役者さんとしてこれから期待してしまいそう。
(実は2年前の「サマー・タイムマシン・ブルース」から注目してました。笑)

■JP 日本郵政グループ 発足
10月から民営化された郵便局。
今日郵便を出しにいつもの小さな郵便局に行って来たら、局員さんたちの制服が変わっていました。
窓口で思わず「制服変わったんですね?」と言ったら、「そうなんです、今度4つの事業に別れまして、それぞれ違う制服になりました。」とのこと。
なるほど改変には色々そう言うお金もかかってるのね、ロゴも何もすべて変わったわけだし。
とりあえずここが無くならなくて良かった。
4つの事業は 郵便局 日本郵便 ゆうきょ銀行 かんぽ生命
落ち着いた色合いに明るいラインが入っていてなかなかいい感じ。→新ユニフォーム写真
オレンジのラインが4つの事業の窓口になる郵便局。
気分一新で民営化がいい方向に行くように頑張って貰いたいものです。

20歳のころ

2007-10-09 19:32:40 | 暮らし
今日で息子たちが20歳になりました。
これで親としても一区切り。
法的には立派に社会の一員です。まだ学生だけれどね。
一緒に外でお酒が飲めるなぁ・・と言うのはありきたりな感想?(笑)
これからどんな人生を歩んでいくんだろう。
健康で、事件や事故に巻き込まれること無く、元気に過ごし長生きして欲しいな。

自分が20歳になった時のことも振り返ってみたけれど、1月生まれで短大生だったので丁度卒業制作に追われていたようです。
当時の日記にもその辺りから春まで何も書かれていない。
何枚ものパネルに詩とイラストを合わせたものを作っていたので、その中の詩がちょこっと書いてある程度。
四畳半の自分の部屋にこたつを出して、時々手を温めながら1日中描いてたっけ。
そして卒業制作展&卒業、印刷会社に就職。
初めて貰ったお給料はまだ試用期間中だからほんのちょっぴりだったけど、父と母にプレゼントを買ったっけ。
5月になって漸く気持ちに余裕ができたので「ぴあ」をめくりライヴハウスに遊びに行って、そこから色んな出逢いがあって・・。
やっぱり人生の節目の年だったかな。

Happy Birthday To You
それぞれの人生を生きましょう。

ピクトさん

2007-10-08 00:44:25 | 
書店によって品揃えが違う、扱ってる出版社の売り場での比重も違う、どんな本が平積みになって目につくように置いてあるかも違う。
そんなことにも興味津々・・なのでどこかに出かけると取り敢えず本屋さんに入ってしまいます。
とにかく本がたくさん並んでるという状態が好きらしい。

札幌地下街の◯栄堂書店で目についた本「ピクトさんの本」内海慶一〈日本ピクトさん学会〉BNN
ピクトグラム好きなんですよね、何故か。(笑) 
つい買っちゃいました..1000円もするのに。でもしっかりオールカラーです。
日本のピクトさんのみならず、世界のピクトさんが満載。
どこの国でも非常口から逃げ出したり、道路に飛び出したり、落下したり、何かに挟まれたりと大変そう。
色んな迷惑行為もするし、ちゃんと労働もするし旅行にも出かけるらしい。ヒトの生活の縮図みたい。それぞれについてるコラムも面白かった。

この本の元はWebサイトの〈日本ピクトさん学会〉。
ここで色んなピクトさんを見ることが出来ます。見る?

ついでに札幌駅のピクトさんを捕獲。

みどりの窓口で何かを調べ、切符を買って、エスカレータでホームに上がるピクトさん。
これは私?(笑)

ヒール!

2007-10-05 17:29:31 | 映像
この言葉で最初に思い浮かべたのはなに?(笑)
       

私は前に「ハイ」をつけたい「ヒール」...そのあと色々考えて楽しんだ!

ほんとはこれの一部なの。(黄緑で囲んだ部分)


●秋ドラマ
そろそろラインナップが。
取り敢えず1回目を見てみたいのは、「ガリレオ」「有閑倶楽部」「医龍」「歌姫」「SP」かな。

■メ~テレ45周年記念番組「ガンジス河でバタフライ」公式HP
*10月5日(金)夜11:15~ 6日夜11:00~テレビ朝日系2夜連続放送!
出演 長澤まさみ 塚本高史 石橋連司 竹下景子 荒川良々・・他
脚本 宮藤官九郎
原作 たかのてるこ「ガンジス河でバタフライ」幻冬舍
ノンフィクションの原作に相変わらずのクドカンワールドが組み込まれたドラマ。
楽しいこと、悲しいこと、面白いこと、辛いこと、嬉しいこと、苦しいこと・・生き生きしたい。

■NHK土曜ドラマ ジャッジ~島の裁判官 奮闘記公式HP
*10月6日(土)21:00~〔全5回〕
鹿児島の南の離島に支部長として家族と一緒に転任して来た若き裁判官三沢恭介の仕事と家庭での成長の話。
地域に密着した生活とその中で公人として下さなければならない判決や民事調停、裁判の終りは別の出来事の始まりであるということを考えさせられました。

旭山動物園2007.9.24

2007-10-02 11:39:04 | 散策
旭川に来たらやっぱり行きたい、旭山動物園!
「cafe good life」でランチ後友人の車で・・東門に着いたのは1時過ぎ位かな。
園内マップ他詳しいことはこちら→《旭山動物園公式ホームページ
「動物病院」「ゲンちゃん日記」「しいくのぶろぐ」..など興味深いコンテンツがいっぱい!
「あにまるむーびー」の楽しい動画もぜひ♪

     
1番最初に見たのは「くもざる」。どこにいるか判りますか?
ハート形っぽい鉄柱にロープが張り巡らされていて、下から見ると蜘蛛の巣みたい。(笑)
飼育員さんにおやつ貰って食べてました。
タイムテ-ブルを見てみると「もぐもぐタイム」って間断なくいつもどこかでやってるようです。
オランウータンの所では飼育員さんのお話しがとても面白かった。
高い所をゆっくりと渡っているオランウータンを見上げながらスピーカーから流れる説明を聴いていると、まわりのすごい人ごみも苦にならなかったです。
もうじゅう館・ぺんぎん館・あざらし館・ほっきょくぐま館、と足早にぐるっと一巡り。
見られなかったエリアもあったけど時間も限られてたし、次回のお楽しみ。
ぺんぎん館ではキングペンギンの雛が人工育雛ため、サークル越しに仲間との顔合わせ中でした。
うまく溶け込めるといいね。しかし雛なのに大きかったな。
水中トンネルは泳ぐ姿がゆっくり見られて素敵。まさしく「スイーーーー!」って感じ。
あざらし館ほっきょくぐま館の水槽はなかなか近寄れない程人が・・

可愛らしい仕草に癒され・・・
 
        
哀愁を帯びた(ように見える)背中に「ヒト」を感じた、動物園の午後でした。