今日は休日である。朝から雨が降っている。いい天気だね~、とは少々おかしい感じがするだろうが、ニンフでのフライには「いい天気」なのである。同僚Kさんには、「始めての場所で、ボウズになるかもよ」なんて脅かしておいたが、実はシトシトと降るこの雨には、釣果を期待していたのである。今回は、Kさんにとっては、4つ目の管理釣り場で、12回目の釣行。本人は、ボウズの言葉にビクビクしていた様子。でも、釣り始めてすぐの当たりに、多分今日の釣果を感じていただろう。こういう雨の降り方、結構釣れることが多いのだ。栃木の釣り場にやってきたが、期待通りに先行の釣り人は1組3人だけ。広い釣り場、今日の釣果に期待できる状況。初心者は、雨の中での釣りを嫌がるので、少ないだろうなと思っていた。もの好きなヤツだけが、こういう天候の中を釣りにいく。今日のタックルは、距離を飛ばせる硬めの#4+WF-5F。バック側がスペースの取れる場所で、徐々に当たっていく。ここは、ロング・キャストが可能な楽しめる位置。スタートは、午前8時半くらいだが、3時間ほどで20近く上げて、葉山のランチにした。画のカツ・カレーを、平らげ1時間は車の中で昼ねする。こういうのは、休日の醍醐味だね。釣り人が少ないから、こういう気持ちにもなるのだろう。シャキッと目が覚め、Kさんを見に行くと、朝方とは違う魚の食いの悪さにてこずっているよう。魚にはランチが無いから、昼間は食いは当然渋くなる。とっても浅い食いに、合わせは遅くして対応しないといけない。朝方は、あまりの食いの良さに、早めの合わせを心がけ、何とか飲み込まないよう調整していたが、今度は逆に遅合わせで対応しないといけない。幸い、当たりはあるので、場所を変えながら数を追加してゆく。濁りの入った水と水面をたたく雨で、人の気配やティペットの存在を隠してくれる雨の日は楽な釣りが出来る。結局、日暮れ前にはフィニッシュとしたが、40近くは上がったと思う。Kさんも、快調に上げていたので、変わらないくらいの数字だろう。これで、雨の中のつりの楽しさを実感できたろう。それにしても、彼のキャスティングの上達は早い。やっと一年経つくらいなのに、もうベテランのような余裕を感じる。センスの良さもあり、自分よりもフライに向いているかもしれない。ともかく、充実した休日を過ごせたな。