「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

室蘭岳、そして地球岬

2009-04-19 20:32:09 | 室蘭・登別周辺の山々
(写真:地球岬から望む室蘭岳)

室蘭・地球岬の遊歩道に咲く青いキクザキイチゲを見たいと思った。「高速道路1000円」という景気刺激策も背中を押してくれた。しかし、お花だけではコストも合わないかなと、まずは長靴で室蘭岳(911m)に登ることにする。
白鳥ヒュッテから右に折れて夏道(南尾根)コースを選ぶ。土の匂いは次第に途絶え、途中から残雪のトレースをゆく。振り返ると、美しい入り江を抱えた室蘭市街地がまるで箱庭のようだ。
噴火湾の向こうには、道南の秀峰・駒ケ岳もうっすらと浮かぶ。快晴ならどーんと大きく構えているのだろう。残念ながら、きょうは春霞。

(写真:室蘭の街と右手に駒ケ岳)

白樺林の向こうに尾根続きのカムイヌプリが見える。
大勢の登山者が雪の斜面を登っていく。
長靴の人、夏靴の人と、足もとの季節は冬と夏の際でせめぎ合っている。


(写真:白樺林の奥にカムイヌプリ)



(写真:夏山? 登山の幕開けで団体さんが多かった)


一時間ほどで頂上に。標高900mを超える山だが、登山口からの標高差は500mほどなので、札幌でいえば藻岩山に登る感覚か。
高曇りが次第に晴れて青空の面積が増えてきた。しかし、霞はとれない。期待していた羊蹄山やニセコ連峰は見えず、かすかに洞爺湖が浮かんでいた。
2年前も遠望が効かず、残念な思いをした。またいつの日かに思いをはせよう。
カムイヌプリやオロフレ山、まじかの残雪の山々を目に焼き付けて、登ってきた南尾根コースを下る。


(写真:室蘭岳の山頂)


(写真:室蘭岳山頂から望むカムイヌプリ)


■登山記録
09時10分:登山口駐車場を出発
10時20分:山頂
10時40分:下山開始
11時30分:登山口駐車場に戻る

■過去の登山歴
07年5月12日:室蘭岳
 上り・西尾根コース、下り・南尾根コース

むろらん温泉ゆらら
600円。海の見える公営温泉。露天風呂から室蘭岳も望めて、楽しい。
周りは港湾で白鳥大橋越しに室蘭岳の姿がくっきり。



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